リクスバンクの「ハト派」的利下げでもNOK/SEKは下落!
2024/09/26 07:45
【ポイント】
・リクスバンク(スウェーデン中銀)は25日に「ハト派」的利下げ
・SEKは対ユーロ、対米ドルで下落したものの、対NOKで上昇
・ノルウェーとスウェーデンの中銀会合を経てNOK/SEKのポジション調整か
・原油価格の軟調もNOK/SEKの重石となったもよう
25日のリクスバンク(スウェーデン中銀)の「ハト派」利下げを受けて、直後のノルウェークローネ(NOK)/スウェーデンクローナ(SEK)は反応薄でしたが、その後下落しました(NOK安SEK高)。
■25日17:00配信の「【速報】スウェーデン中銀は0.25%利下げ、追加利下げに前向き!」をご覧ください。

もっとも、これはSEKが強含んだということではなさそうです。SEKは対ユーロや対米ドルでは下落しており、「ハト派」的利下げを(正しく?)反映しています。一方で、NOKがSEK以上に対ユーロや対米ドルで下落したために、NOK/SEKが下落した形です。


NOKは、19日のノルウェー銀行(中銀)の政策会合(=「タカ派」的据え置き)前後に対ユーロで上昇した経緯があり、足もとでその反動が出た形です。
結局のところ、ノルウェー銀行とリクスバンクの政策会合を通過して、材料出尽くしによるポジション調整が起こったのでしょう。また、WTI原油先物価格が下落して1バレル=70ドルを割っており、そのこともNOK/SEKの重石となった可能性があります。
・リクスバンク(スウェーデン中銀)は25日に「ハト派」的利下げ
・SEKは対ユーロ、対米ドルで下落したものの、対NOKで上昇
・ノルウェーとスウェーデンの中銀会合を経てNOK/SEKのポジション調整か
・原油価格の軟調もNOK/SEKの重石となったもよう
25日のリクスバンク(スウェーデン中銀)の「ハト派」利下げを受けて、直後のノルウェークローネ(NOK)/スウェーデンクローナ(SEK)は反応薄でしたが、その後下落しました(NOK安SEK高)。
■25日17:00配信の「【速報】スウェーデン中銀は0.25%利下げ、追加利下げに前向き!」をご覧ください。

もっとも、これはSEKが強含んだということではなさそうです。SEKは対ユーロや対米ドルでは下落しており、「ハト派」的利下げを(正しく?)反映しています。一方で、NOKがSEK以上に対ユーロや対米ドルで下落したために、NOK/SEKが下落した形です。


NOKは、19日のノルウェー銀行(中銀)の政策会合(=「タカ派」的据え置き)前後に対ユーロで上昇した経緯があり、足もとでその反動が出た形です。
結局のところ、ノルウェー銀行とリクスバンクの政策会合を通過して、材料出尽くしによるポジション調整が起こったのでしょう。また、WTI原油先物価格が下落して1バレル=70ドルを割っており、そのこともNOK/SEKの重石となった可能性があります。

- 当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。
- 当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。
- 当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。
- 相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。