【速報】スウェーデン中銀は0.25%利下げ、追加利下げに前向き!
2024/09/25 17:00
【ポイント】
・リクスバンクは政策金利を3.25%に引き下げ
・年内2回の会合でいずれも利下げの可能性あり、うち1回は0.5%かも
・ハト派的内容を受けてSクローナは軟調ながら、NOK/SEKは小動き
リクスバンク(スウェーデン中銀)は25日に政策会合を開催、0.25%の利下げを決定して政策金利を3.25%としました。利下げは5月、8月に続いて3回目(6月は据え置き)。
声明では、インフレが想定通りに鈍化していること、そして経済活動が弱く労働環境が悪化していることが利下げの背景として指摘されました。
そのうえで、「インフレ見通しに変化がなければ、年内残り2回の会合のいずれも利下げを行う可能性があり、そのうち1回は0.5%になるかもしれない」、「25年前半は1ないし2回の利下げの可能性がある」とのフォワード・ガイダンスが示されました。かなり「ハト派」的と判断できそうです。
また最新の経済・金融見通しは以下の通り(Bloombergによる)。< >は6月の見通し
GDP 24年0.8%<1.1%> 25年1.9%<1.7%>
CPIF※ 24年1.7%<2.0%> 25年1.6%<1.8%>
※CPIFは住宅ローン金利変動の影響を除外した消費者物価指数、リクスバンクの目標
ノルウェー銀行(中銀)は19日の会合で政策金利を据え置くとともに、年内はその水準を維持するとの意向を表明しました。リクスバンクとノルウェー銀行の政策金利の差は20年3月のコロナショック前の水準に拡大しており、25年初めにかけてさらに拡大する可能性があります。その場合、金融政策面からNOK/SEKの上昇要因となりそうです。
※25日のリクスバンクの結果を受けて、Sクローナは対米ドル、対ユーロでやや軟化しましたが、対Nクローネはほとんど変わりませんでした(日本時間25日17:00時点)。

*******
リクスバンクが目標としているCPIF(※)は8月に前年比1.2%と、前月の1.7%から鈍化して、インフレ目標の達成に向けたリクスバンクの自信を高めたものと推察されます。
※住宅ローン金利変動の影響を除外した消費者物価指数

一方、失業率は8月に8.3%と、前月の8.6%から小幅に低下しました。もっとも、失業率は20年3月のコロナショックによって急上昇した後に緩やかに低下していましたが、22年半ばをボトムにジリジリと上昇しています。
・リクスバンクは政策金利を3.25%に引き下げ
・年内2回の会合でいずれも利下げの可能性あり、うち1回は0.5%かも
・ハト派的内容を受けてSクローナは軟調ながら、NOK/SEKは小動き
リクスバンク(スウェーデン中銀)は25日に政策会合を開催、0.25%の利下げを決定して政策金利を3.25%としました。利下げは5月、8月に続いて3回目(6月は据え置き)。
声明では、インフレが想定通りに鈍化していること、そして経済活動が弱く労働環境が悪化していることが利下げの背景として指摘されました。
そのうえで、「インフレ見通しに変化がなければ、年内残り2回の会合のいずれも利下げを行う可能性があり、そのうち1回は0.5%になるかもしれない」、「25年前半は1ないし2回の利下げの可能性がある」とのフォワード・ガイダンスが示されました。かなり「ハト派」的と判断できそうです。
また最新の経済・金融見通しは以下の通り(Bloombergによる)。< >は6月の見通し
GDP 24年0.8%<1.1%> 25年1.9%<1.7%>
CPIF※ 24年1.7%<2.0%> 25年1.6%<1.8%>
※CPIFは住宅ローン金利変動の影響を除外した消費者物価指数、リクスバンクの目標
ノルウェー銀行(中銀)は19日の会合で政策金利を据え置くとともに、年内はその水準を維持するとの意向を表明しました。リクスバンクとノルウェー銀行の政策金利の差は20年3月のコロナショック前の水準に拡大しており、25年初めにかけてさらに拡大する可能性があります。その場合、金融政策面からNOK/SEKの上昇要因となりそうです。
※25日のリクスバンクの結果を受けて、Sクローナは対米ドル、対ユーロでやや軟化しましたが、対Nクローネはほとんど変わりませんでした(日本時間25日17:00時点)。

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リクスバンクが目標としているCPIF(※)は8月に前年比1.2%と、前月の1.7%から鈍化して、インフレ目標の達成に向けたリクスバンクの自信を高めたものと推察されます。
※住宅ローン金利変動の影響を除外した消費者物価指数

一方、失業率は8月に8.3%と、前月の8.6%から小幅に低下しました。もっとも、失業率は20年3月のコロナショックによって急上昇した後に緩やかに低下していましたが、22年半ばをボトムにジリジリと上昇しています。

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