米大統領選挙ガイド4：スーパーチューズデー！

【ポイント】
・予備選の代議員の約3分の1が3月5日に決定
・バイデン氏とトランプ氏の党指名がほぼ確実に
・正式決定は7-8月の党大会
・最新の選挙情勢

今週火曜日（5日）はスーパーチューズデーです。この日に、民主党、共和党の予備選が15州で行われます。カリフォルニアやテキサスなど主要な州が含まれており、各党とも代議員の約3分の1が決定します。

予備選は1月に始まり6月まで続く長いプロセスですが、スーパーチューズデーで党指名の行方がほぼ決まります。民主党はバイデン氏、共和党はトランプ氏となるはずです。ただし、両氏とも高齢であり、またトランプ氏は複数の裁判を抱えているため、7-8月の党大会まで予備選以外の要因で何かが起こる可能性もなしとしません。

スーパーチューズデーにおける民主党の注目点は、バイデン氏への不信任がクローズアップされるか。2日に行われたミシガン州予備選では支持候補を表明しない「棄権票」が大量に出たとのこと。他の州でも同様の事態が起こるでしょうか。

共和党の注目点は、トランプ氏との直接対決となっているヘイリー氏がどれだけ頑張れるか。同氏は劣勢ながらも選挙戦を続ける意向を表明しています。トランプ氏の自滅に期待している節がありますが、仮にスーパーチューズデーで惨敗してもモチベーションを維持できるでしょうか。

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以下では、現時点での選挙情勢について、RCP（リアル・クリア・ポリティクス）が集計する最新の世論調査結果をみておきます。（以下、敬称略）

【党指名】
共和党：トランプ78.7％　　ヘイリー15.3％
民主党：バイデン74.6％　　フィリップス8.6％

【大統領選：二大政党】
トランプ47.8％　　バイデン45.5％

【大統領選：独立候補含む】
トランプ41.2％　バイデン37.8％　ケネディ13.5％　ウェスト2.5％　スタイン1.8％

【大統領選：接戦州】
ジョージア：トランプ48.5％　バイデン42.0％　
ウィスコンシン：トランプ46.4％　バイデン45.4％
アリゾナ：トランプ47.5％　バイデン42.0％
ネバダ：トランプ48.7％　バイデン41.0％
ミシガン：トランプ46.2％　バイデン42.6％
ペンシルバニア：バイデン45.0％　トランプ44.2％