ジャクソンホール会議とウォーシュFRB議長
2026/08/26 07:13
【ポイント】
・27日-29日にジャクソンホール会議、28日にウォーシュ議長が講演
・フォワードガイダンスに否定的な同議長が景気や物価、市場金利について何を語るか
・各国中央銀行関係者の発言が相場材料になる可能性も
米カンザスシティ連銀(12の連邦準備銀行の1つ)が毎年8月末に開催するジャクソンホール会議が27日-29日の日程で開催されます。テーマは「金融革新:決済と政策への含意」。現時点で詳細は不明ながら、28日(日本時間午後11時~)にウォーシュFRB議長が講演することは決まっています。
過去のジャクソンホール会議では、FRB議長がたびたび相場を動かす発言をしました。例えば、昨年の会議ではパウエル議長(当時)が、雇用の下方リスクと物価の上方リスクに言及しつつ、リスクバランスがシフトしているため、政策スタンスの調節(=利下げ)が正当化されるかもしれないと述べました。そして、実際に9月のFOMCでは24年12月以来の利下げが決定されました。
■25年8月23日付け「パウエル議長のジャクソンホール講演、9月利下げを示唆」をご覧ください。
もっとも、ウォーシュ議長は先行きの金融政策を示唆するフォワードガイダンスに否定的です。将来が不確実であるにもかかわらず、先行きの方向性を示すことが自分たちの自由な政策運営を妨げるとの考えだからです。それでも、最近の景気(雇用)や物価動向、長期金利の上昇、FRBのバランスシート(※)、為替相場動向、トランプ政権との関係などについて、何を語るかは興味深いところでしょう。
※ウォーシュ議長はFRBのバランスシート(≒保有国債)を縮小すべきと主張しています。それは市場における国債需給を悪化させて金利上昇要因となりえます。足もとでベッセント財務長官は長期金利の上昇を抑制する政策を相次いで打ち出しています。両者の考えに齟齬はないでしょうか。
■8月25日付け「ベッセント長官の金利抑制作戦は成功するか」をご覧ください。
ジャクソンホール会議には、各国から中央銀行関係者やエコノミスト、メディアなどが集まります。講演やパネル討論以外でも、中銀関係者がメディアインタビューに応じる機会もありそうです。昨年は、日英欧の中銀トップが「移行期の労働市場が(金融)政策に及ぼす影響」とのテーマでパネル討論を行いました。そこでは、ECBと英BOEは利下げに慎重、日銀はほぼニュートラルとの印象を受けました。
■25年8月26日付け「ジャクソンホール会議、ECB・BOE・BOJ編」をご覧ください。
近年で市場が反応したジャクソンホール会議について生成AIに聞いてみました。以下に簡単にまとめておきます。今年は誰からどんな発言が聞かれるでしょうか。
・27日-29日にジャクソンホール会議、28日にウォーシュ議長が講演
・フォワードガイダンスに否定的な同議長が景気や物価、市場金利について何を語るか
・各国中央銀行関係者の発言が相場材料になる可能性も
米カンザスシティ連銀(12の連邦準備銀行の1つ)が毎年8月末に開催するジャクソンホール会議が27日-29日の日程で開催されます。テーマは「金融革新:決済と政策への含意」。現時点で詳細は不明ながら、28日(日本時間午後11時~)にウォーシュFRB議長が講演することは決まっています。
過去のジャクソンホール会議では、FRB議長がたびたび相場を動かす発言をしました。例えば、昨年の会議ではパウエル議長(当時)が、雇用の下方リスクと物価の上方リスクに言及しつつ、リスクバランスがシフトしているため、政策スタンスの調節(=利下げ)が正当化されるかもしれないと述べました。そして、実際に9月のFOMCでは24年12月以来の利下げが決定されました。
■25年8月23日付け「パウエル議長のジャクソンホール講演、9月利下げを示唆」をご覧ください。
もっとも、ウォーシュ議長は先行きの金融政策を示唆するフォワードガイダンスに否定的です。将来が不確実であるにもかかわらず、先行きの方向性を示すことが自分たちの自由な政策運営を妨げるとの考えだからです。それでも、最近の景気(雇用)や物価動向、長期金利の上昇、FRBのバランスシート(※)、為替相場動向、トランプ政権との関係などについて、何を語るかは興味深いところでしょう。
※ウォーシュ議長はFRBのバランスシート(≒保有国債)を縮小すべきと主張しています。それは市場における国債需給を悪化させて金利上昇要因となりえます。足もとでベッセント財務長官は長期金利の上昇を抑制する政策を相次いで打ち出しています。両者の考えに齟齬はないでしょうか。
■8月25日付け「ベッセント長官の金利抑制作戦は成功するか」をご覧ください。
ジャクソンホール会議には、各国から中央銀行関係者やエコノミスト、メディアなどが集まります。講演やパネル討論以外でも、中銀関係者がメディアインタビューに応じる機会もありそうです。昨年は、日英欧の中銀トップが「移行期の労働市場が(金融)政策に及ぼす影響」とのテーマでパネル討論を行いました。そこでは、ECBと英BOEは利下げに慎重、日銀はほぼニュートラルとの印象を受けました。
■25年8月26日付け「ジャクソンホール会議、ECB・BOE・BOJ編」をご覧ください。
近年で市場が反応したジャクソンホール会議について生成AIに聞いてみました。以下に簡単にまとめておきます。今年は誰からどんな発言が聞かれるでしょうか。
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