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ECBは据え置き決定、9月利上げに現実味!

2026/07/24 07:43

【ポイント】
・据え置きは全会一致ながら、数人は利上げすべきか自問
・2月末以降のエネルギー高の影響はこれからも出てきそう
・9月のスタッフ見通しをもって、利上げを判断か

ECB理事会は23日、政策金利(中銀預金金利)を2.25%に据え置ました。前回6月11日には23年9月以来の利上げを実施していました。

ラガルド総裁が9月の利上げに積極的な姿勢をみせたことで、ユーロは対英ポンドや対円で小幅上昇。対米ドルでは軟化しましたが、これは中東情勢の緊迫化によりWTI原油先物価格が1バレル=92ドル台に上昇し、リスクオフが強まったことで米ドルが上昇した面が強かったようです。米ドル/円は一時164円直前まで上昇しました。

23日時点のOIS(翌日物金利スワップ)に基づけば、次回9月の理事会で市場が織り込む0.25%利上げの確率は9割超、26年末までに追加利上げの確率が9割弱。さらに27年前半にかけてもう1回の利上げがほぼ確実視されています。

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ラガルド総裁によれば、据え置きは全会一致だったものの、数人が利上げすべきではないかと考えたようです。総裁は、「我々は十分に待つ余裕があり、今後数週間で事態の進展やデータをたいへん注意深く観察する」と述べました。

ラガルド総裁はさらに、「インフレ見通しのリスクは上向きだ。エネルギーショックがさらに増大する可能性もあり、現在想定している以上に物価や賃金に強く影響するかもしれない」と指摘。「6月のCPIは下振れしたが、2月末の紛争開始以降のエネルギー高は27年前半にかけてインフレを(2%の)目標以上に留まらせる可能性が高い」と付け加えました。

9月の理事会では3カ月に1度のスタッフの経済見通しが公表されます。それをもって利上げの判断をするというのが最もありえるシナリオでしょう。
西田明弘

執筆者プロフィール

西田明弘(ニシダアキヒロ)

チーフエコノミスト

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