米FOMCのチェックポイント!!
2026/06/17 07:43
【ポイント】
・市場は据え置きを確実視。政策変更があれば・・・
・票決や声明文はどうなる? ドット・プロットは?
・最大の注目は、ウォーシュ議長の記者会見
米FOMCの結果が日本時間18日03:00に明らかになり、同03:30からウォーシュ議長が記者会見を行います。以下にチェックポイントを挙げておきます。
決定:
16日のOIS(翌日物金利スワップ)に基づけば、市場は96%の確率で据え置き(政策金利3.50~3.75%)を予想しています。したがって、仮に利上げ、あるいは利下げとなれば、市場は大きく反応しそうです。利下げなら、米ドルが下落し、イールドカーブ(利回り曲線)は長期金利が上昇するベア・スティープ化する可能性がありそうです。利上げならその逆(米ドル高、フラット化)ですが、株価はネガティブに反応するかもしれません。
票決:
前回(4月)は8対4。3人の地区連銀総裁が据え置きには賛成したものの、フォワードガイダンスの利下げバイアスに反対、ミラン理事が利下げを主張して反対しました。ミラン理事はすでに退任しています(後任がウォーシュ議長)。
声明文:
「景気はしっかりしたペースで拡大している。雇用の増加ペースは低く、ここ数カ月、失業率はほとんど変化していない。インフレはいくぶん高止まりしている」とされ、中東情勢に絡んだ不確実性やエネルギー価格の高騰への言及がありました。雇用判断の上方修正や米イラン合意、原油価格下落への言及はあるでしょうか。また、「追加的な調整(=利下げ)を検討するにあたって」というバイアスは修正されるでしょうか。
経済・政策金利見通し(ドット・プロット):
ウォーシュ議長はFOMCが予測を開陳することに消極的です。ただ、今回は3カ月に一度の経済・政策金利見通しは従来通り公表されそうです。そこで2%のインフレ目標達成が前倒しされるか(前回3月は28年)。また、前回のドット・プロットでは、26年中の据え置きが7人、利下げ1回が7人、2回が2人、3回が2人、4回が1人でした(いずれも1回=0.25%を想定)。今回は利上げも含めて全体にかなり上にシフトしているものと予想されますが、果たしてどうか。

ウォーシュ議長の記者会見:
ウォーシュ議長が初の記者会見で何を語るかが最も重要でしょう。ウォーシュ議長は金融政策の運営スタイルやFRBの管轄範囲について様々な改革を望んでいます。それらに言及することはあるでしょうか。もちろん、FOMCでどんな議論がなされたか、決定は議長自身が望んだ結果だったのか、そしてトランプ政権との関係などについて何を語るか、たいへん興味深いところです。
■5月22日付け「“ウォーシュ議長”は何をしようとするか」で以下を解説しています。
・早期の利下げ?
・独立性の維持
・AI効果とバランスシート縮小
・市場とのコミュニケーションの制限
・金融政策への専念
・市場は据え置きを確実視。政策変更があれば・・・
・票決や声明文はどうなる? ドット・プロットは?
・最大の注目は、ウォーシュ議長の記者会見
米FOMCの結果が日本時間18日03:00に明らかになり、同03:30からウォーシュ議長が記者会見を行います。以下にチェックポイントを挙げておきます。
決定:
16日のOIS(翌日物金利スワップ)に基づけば、市場は96%の確率で据え置き(政策金利3.50~3.75%)を予想しています。したがって、仮に利上げ、あるいは利下げとなれば、市場は大きく反応しそうです。利下げなら、米ドルが下落し、イールドカーブ(利回り曲線)は長期金利が上昇するベア・スティープ化する可能性がありそうです。利上げならその逆(米ドル高、フラット化)ですが、株価はネガティブに反応するかもしれません。
票決:
前回(4月)は8対4。3人の地区連銀総裁が据え置きには賛成したものの、フォワードガイダンスの利下げバイアスに反対、ミラン理事が利下げを主張して反対しました。ミラン理事はすでに退任しています(後任がウォーシュ議長)。
声明文:
「景気はしっかりしたペースで拡大している。雇用の増加ペースは低く、ここ数カ月、失業率はほとんど変化していない。インフレはいくぶん高止まりしている」とされ、中東情勢に絡んだ不確実性やエネルギー価格の高騰への言及がありました。雇用判断の上方修正や米イラン合意、原油価格下落への言及はあるでしょうか。また、「追加的な調整(=利下げ)を検討するにあたって」というバイアスは修正されるでしょうか。
経済・政策金利見通し(ドット・プロット):
ウォーシュ議長はFOMCが予測を開陳することに消極的です。ただ、今回は3カ月に一度の経済・政策金利見通しは従来通り公表されそうです。そこで2%のインフレ目標達成が前倒しされるか(前回3月は28年)。また、前回のドット・プロットでは、26年中の据え置きが7人、利下げ1回が7人、2回が2人、3回が2人、4回が1人でした(いずれも1回=0.25%を想定)。今回は利上げも含めて全体にかなり上にシフトしているものと予想されますが、果たしてどうか。

ウォーシュ議長の記者会見:
ウォーシュ議長が初の記者会見で何を語るかが最も重要でしょう。ウォーシュ議長は金融政策の運営スタイルやFRBの管轄範囲について様々な改革を望んでいます。それらに言及することはあるでしょうか。もちろん、FOMCでどんな議論がなされたか、決定は議長自身が望んだ結果だったのか、そしてトランプ政権との関係などについて何を語るか、たいへん興味深いところです。
■5月22日付け「“ウォーシュ議長”は何をしようとするか」で以下を解説しています。
・早期の利下げ?
・独立性の維持
・AI効果とバランスシート縮小
・市場とのコミュニケーションの制限
・金融政策への専念
- 当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。
- 当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。
- 当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。
- 相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。
