グラフで見る、トラリピ戦略リスト「ダイヤモンド戦略」の実力

2022/01/26 11:15

トラリピ運用のコツ


マネースクエアでの取り扱い開始から1年以上が過ぎた豪ドル/NZドルトラリピ向き通貨ペアとして注目している方も多いことでしょう。
今回のレポートでは、「トラリピ戦略リスト」で提示している豪ドル/NZドル「ダイヤモンド戦略」の実績をグラフで見て確認していきたいと思います。



もくじ

■「トラリピ戦略リスト」って何?
■グラフで見る、ダイヤモンド戦略の実力
 ・スタートから13カ月で+16.56%の好成績※
 ・「ダイヤモンド戦略」とは
■戦略考案者からのひとこと

※2020年11月26日~2021年12月31日の期間のパフォーマンス。+16.56%は2021年12月31日時点の確定損益と評価損益の合計から算出したものです。




■「トラリピ戦略リスト」って何?

まずは「トラリピ戦略リスト」って何? という方向けに「トラリピ戦略リスト」について簡単に紹介します(すでにご存じの方は読み飛ばしていただいて構いません)

「トラリピ戦略リスト」は、社内のストラテジストが考えたトラリピ設定をそのまま注文できるサポートツールです。

トラリピを仕掛けるときは「どのレンジに仕掛けるか」「トラップは何本にするか」「注文金額はいくらにするか」といった項目を決めて入力する必要がありますが、トラリピ戦略リストではそれら必要な項目のすべてが決められています(運用想定金額は100万円で提示しています)。

トラリピ設定内容を確認したら、そのままトレード画面に移動して注文するだけ。
トレード画面に移動した後で設定内容を変えることが可能なので、専門家が提案した設定に自分なりのアレンジを加えることもできます。

また、パフォーマンスをはじめ、リスクの度合いなど戦略を選択する際の参考になる情報も公開しています。
各戦略について詳しく解説している動画を観ることもできるので、気になる戦略のページはどんどん覗いてみてください。

※「トラリピ戦略リスト」はあくまでトラリピ設定の一例を提案するものです。将来の利益を保証するものではありません。お取引の参考情報としてご利用ください。売買に際してはお客様ご自身でご判断ください。

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■グラフで見る、ダイヤモンド戦略の実力

●スタートから13カ月で+16.56%の好成績

さて、ここからがこのレポートの本題です。
「トラリピ戦略リスト」のページによると、豪ドル/NZドルのダイヤモンド戦略における設定来(=戦略を公開した2020年11月26日以来)のパフォーマンスは+16.56%※。これは12月31日NYクローズ時点の評価損も加味した値です。口座に100万円が入った状態で運用をスタートさせたと仮定すると、その資金が116.56万円になっている、というイメージです。
※2020年11月26日~2021年12月31日の期間のパフォーマンス。+16.56%は2021年12月31日時点の確定損益と評価損益の合計から算出したものです。

戦略を公開した2020年11月26日からの資金の推移をグラフで表すと、次のようになります。

豪ドル/NZドル パフォーマンスグラフ

<バックテストのご注意事項>
本バックテストはあくまで過去の結果であり、実際のお取引とは異なります。また、将来の利益を保証するものではありません。お取引の参考情報としてご利用ください。売買に際してはお客様ご自身でご判断ください。

<パフォーマンスのご注意事項>
本パフォーマンスは、バックテストデータによる過去の結果であり、実際のお取引とは異なります。なお、バックテストデータは、信頼できると思われる情報に基づいて作成しておりますが、その正確性、信頼性、完全性、および将来の利益を保証するものではありません。


黄色い部分は「確定損益」、灰色の部分は「評価損益」、そして赤線は確定損益と評価損益の合計「総合損益」を示します。

トラリピはその性質上、運用開始当初は評価損が先行しがち(=総合損益がマイナスになりがち)です※。
しかし2020年11月にスタートしたダイヤモンド戦略は、運用開始直後および2021年9月頃に総合損益がマイナスになっている(グラフ内赤線がマイナス圏内にある)ほかはおおむねプラスで推移しています。
これは豪ドル/NZドルがレンジの中で活発に変動を繰り返し、着実に確定利益を積み重ねているため。

※トラリピの評価損については「焦りは禁物!トラリピは一日にして成らず」で詳しく解説しています。ぜひお読みください。

相場が設定したレンジ内で推移する限り、さらに確定益は積みあがっていきます。
これを1年、3年、5年……
継続すればするほど利益は積みあがっていき、ある程度の評価損は確定益がカバーしてくれるようになります。実際、これまでで最も膨らんでいたときの評価損はおよそ15万円にのぼりますが、それまでの時点で確定益は10万円を越えていたため、総合するとマイナス5万円程度に抑えられています。
※紹介しているパフォーマンス等のデータは2020年11月26日から運用を開始した場合を想定したものです。将来の利益を保証するものではありません。

ぜひ中長期的な目線でトラリピ運用を継続してみてください。「継続は力なり」です!

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●「ダイヤモンド戦略」とは

パフォーマンスを確認したところで、あらためてこの「ダイヤモンド戦略」がどんな戦略なのかおさらいしておきましょう。


ダイヤモンド戦略とは?
「主に戦略レンジの中央付近での値動きを期待」して「上半分には売りトラリピ、下半分には買いトラリピ」をそれぞれ「中央付近ほど合計金額(注文金額×トラップ本数)が大きくなるように複数のトラリピに分けて注文する」戦略です。資金効率が高くなる一方で、上下どちらとも評価損レンジアウトが発生する特徴がありますが、戦略レンジ内に価格が留まる期間の想定が長いほどおすすめです。
(「トラリピ戦略リスト」より抜粋)



ダイヤモンド戦略は「売り」と「買い」の両方を仕掛ける設定ですが、ただレンジを2等分して売りと買いを仕掛けているわけではありません。レンジを4等分し、レンジの中央部分(よく動くと思われる範囲)は両端よりも注文金額を増やしています。
中央部分が厚く、両端は薄め。だから「ダイヤモンド戦略」なのです。

また、「資金効率が高くなる」というのは「売りと買いの両方で注文を設定している場合、実際に証拠金がかかるのは必要証拠金が多い一方のみ」というルールがあるため。全く同じ幅にトラリピを仕掛けるなら、売りだけ・あるいは買いだけを仕掛けるよりも必要な資金をおさえることができます。

具体的に考えてみましょう。
次の図①、②は同じレンジに20本のトラリピを仕掛けた場合のイメージ図です。
図①の買いのみ(もしくは売りのみ)のトラリピは20本分の証拠金が必要になりますが、図②の半分ずつの場合は片側のみ(10本分のみ)でOK
同じレンジに仕掛けているのに、証拠金はほぼ半分で運用できる、というわけです。

図①買いトラリピのみ

図②売りトラリピと買いトラリピを半分ずつ


売りと買いを両方仕掛けた場合は、レンジの上に抜けても下に抜けても評価損を抱えてしまうという点には注意が必要です。しかしだからこそ、ダイヤモンド戦略はレンジ相場になりやすいという特徴を備え「トラリピ向き」と言われる豪ドル/NZドルにピッタリの戦略であると言えるのです。

ちなみに「トラリピ戦略リスト」では、豪ドル/NZドルと同じく「トラリピ向き」と言われるユーロ/英ポンドの戦略もご紹介しています。ぜひそちらも合わせてご覧ください。

<本戦略のご注意事項>
本戦略は、売りと買いの注文を同時に発注することで、注文成立時、一部の価格帯において売り買い両方のポジションを保有する局面があります。この場合、売りと買いのスワップの差や決済時における売値と買値の価格差(スプレッド)を負担する等のデメリットがあります。

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■戦略考案者からのひとこと

最後に、この「ダイヤモンド戦略」考案者からひとこといただきました。

戦略考案者より


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「トラリピ戦略リスト」では、今回紹介した豪ドル/NZドルの「ダイヤモンド戦略」のほかにも様々な戦略を公開しています。運用したい通貨ペアで選ぶもよし、気になる戦略で選ぶもよし。
ぜひ「トラリピ戦略リスト」を資産運用にご活用ください!

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