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RBA会合に注目! 2会合連続の利上げか

2026/03/17 08:45

【ポイント】
・RBA(豪中銀)は利上げするか
・声明や総裁会見で市場のRBA金融政策見通しがどのように変化するか
・中東情勢や原油価格の動向

(欧米市場レビュー)

16日、欧米時間の外為市場では米ドルが軟調に推移。一時米ドル/円は158.840円、米ドル/カナダドルは1.36523カナダドル、米ドル/シンガポールドルは1.27656シンガポールドルへと下落し、ユーロ/米ドルは1.15913ドル、英ポンド/米ドルは1.33347ドルへと上昇しました。原油価格が下落し、米国の主要な株価指数が堅調に推移するなか、リスクオフ(リスク回避)が後退したことが、米ドルに対する下押し圧力となりました。

ノルウェークローネ/スウェーデンクローナは一時0.96414スウェーデンクローナへと下落。原油価格が下落したことが、産油国の通貨であるノルウェークローネの重石となりました。米WTI原油先物の中心限月4月物は、前営業日比5.21ドル安(-5.3%)の1バレル=93.50ドルで取引を終了。複数の石油タンカーがホルムズ海峡を通過したとの観測が、原油価格の下落要因となりました。

(本日の相場見通し)

本日は、RBA(豪中銀)の政策会合が開かれます。会合の結果は日本時間12時30分に判明し、13時30分からブロックRBA総裁が会見する予定です。それらの結果に市場が反応しそうです。

RBAは前回2月2-3日の会合で0.25%利上げすることを決定。政策金利を3.60%から3.85%へと引き上げました。

RBAのハウザー副総裁のタカ派的な発言や足もとの原油高を受け、市場では本日の会合で0.25%の追加利上げが決定されるとの見方が優勢です。ハウザー副総裁は3月10日、「原油価格の上昇はRBAのインフレ予測に対する明らかな上振れリスクであり、 インフレ率は(2月の金融政策報告の)予測よりも高くなる可能性がある」、「インフレ率は高すぎる」と指摘。「来週の会合では非常に真摯な議論が行われて、(利上げと政策金利据え置きの)両方の議論がされるだろう」と語りました。

市場予想どおりに0.25%利上げすることが決定されれば、RBAの声明やブロック総裁の会見が相場材料になりそうです。市場では8月までに追加利上げが行われるとの観測があります。

RBAの声明や総裁会見を受け、市場の先行きの金融政策見通しがどのように変化するかに注目です。声明などがタカ派的な内容となって早期の追加利上げ観測が高まる場合、豪ドル/円豪ドル/米ドル豪ドル/NZドルが堅調に推移しそう。豪ドル/は3月11日高値の113.899が目先の上値メドです。

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中東情勢原油価格の動向にも引き続き目を向ける必要があります。上述のとおり、複数の石油タンカーがホルムズ海峡を通過したとの観測から原油の供給をめぐる懸念が後退し、原油価格は昨日下落しました。

仮に中東情勢が一段と緊迫するようなら、リスクオフが再び強まるとともに原油価格が上昇すると考えられます。その場合、安全資産と位置付けられる米ドル、産油国の通貨であるノルウェークローネメキシコペソ、カナダドルが堅調に推移しそうです。

八代和也

執筆者プロフィール

八代和也(ヤシロカズヤ)

シニアアナリスト

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