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豪ドル/円が109円台半ばへ上昇、約35年ぶりの高値

2026/02/04 09:04

【ポイント】
RBAによる追加利上げ観測で豪ドルが堅調
・米経済指標で市場のFRB金融政策見通しがどのように変化するか

(欧米市場レビュー)

3日、欧米時間の外為市場では豪ドルが堅調に推移。豪ドル/円は一時109.492円へと上昇して91年3月以来およそ35年ぶりの高値をつけ、豪ドル/米ドルは0.70447米ドル、豪ドル/NZドルは1.16400NZドル近辺へと上昇する場面がありました。RBA(豪中銀)は0.25%の利上げを行うことを決定。その結果は市場予想どおりだったものの、RBAのタカ派的な声明やインフレ見通しの上方修正を受け、同中銀による追加利上げ観測が高まったことが、豪ドルにとってのプラス材料になりました。

OIS(翌日物金利スワップ)に基づけば、市場が織り込むRBAの追加利上げ確率は、次回3月16-17日の会合で約1割、次々回5月4-5日までで約7割です(4日08:00時点)。

※RBA会合について詳しくは、3日の『デイリーフラッシュ』[【PM】RBAは0.25%の利上げ! 豪ドルが急伸]をご覧ください。

米ドルは特に材料がない中で軟調。一時米ドル/カナダドルは1.36318カナダドル、米ドル/シンガポールドルは1.26789シンガポールドルへと下落し、ユーロ/米ドルは1.18233ドル、英ポンド/米ドルは1.37019ドルへと上昇しました。米ドル/円はおおむね155円台後半で推移し、方向感に欠ける値動きでした。

米国では予算が成立し、1月31日に始まったシャットダウン(米政府機能の一部停止)は解消されました。

(本日の相場見通し)

本日は、米国の1月ADP雇用統計1月ISM非製造業景況指数が発表されます(それぞれ日本時間22:15と24:00)。

市場予想は以下のとおり。( )は前月の実績です。
・ADP雇用統計(前月比):4.8万人増(4.1万人増)
・ISM非製造業景況指数:53.5(54.5)

ISM非製造業景況指数は前月から低下するものの、業況判断の分かれ目である50は引き続き上回るとみられています。

市場では、FRB(米連邦準備制度理事会)は6月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で追加利下げを行うとの見方が優勢。CMEのFedWatchツールによれば、3日時点で市場が織り込むFRBの追加利下げ確率は、3月17-18日のFOMCで約8%、4月28-29日までで約25%、6月16-17日までで6割弱です。

ADP雇用統計やISM非製造業景況指数が市場予想を上回る結果になれば、FRBによる追加利下げ観測が後退するとともに、米ドルが堅調に推移しそう。米ドル/円や米ドル/カナダドル、米ドル/シンガポールドルには上昇圧力が、ユーロ/米ドルや英ポンド/米ドルには下落圧力が加わると考えられます。米ドル/シンガポールドルは、1月28日安値の1.25878シンガポールドルが目先の下値メドです。

***

日本時間本日午前6時45分、NZの25年10-12月期雇用統計が発表されました。

雇用統計の結果は以下のとおり。( )は市場予想です。
・失業率:5.4%(5.3%)
・就業者数(前期比):0.5%(0.3%)
・就業者数(前年比):プラス0.2%(マイナス0.1%)
・労働参加率:70.5%(70.3%)

失業率は前期の5.3%から上昇(悪化)しました。ただ、労働参加率が市場予想に反して前期の70.3%から上昇しており、失業率の上昇はそれが影響したと考えられます。就業者数は市場予想を上回りました。

NZの雇用統計発表後、NZドルが弱含んでいます。市場では失業率の結果が強く意識されているのかもしれません。

※NZドル/円のテクニカル分析は、本日の『テクニカル・ポイント』[NZドル/円、24年7月以来の高値を示現!もう一段の上値トライとなるか]をご覧ください(お客様専用ページへのログインが必要です。

八代和也

執筆者プロフィール

八代和也(ヤシロカズヤ)

シニアアナリスト

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