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RBA会合に注目!

2026/02/03 08:37

【ポイント】
RBA(豪中銀)は利上げするか
RBA総裁は先行きの金融政策についてどのようなヒントを提供するか
・原油価格の動向

(欧米市場レビュー)

2日、欧米時間の外為市場では米ドルが堅調に推移。一時米ドル/円は155.742円、米ドル/カナダドルは1.36983カナダドル、米ドル/シンガポールドルは1.27381シンガポールドルへと上昇し、ユーロ/米ドルは1.17739ドル、英ポンド/米ドルは1.36238ドルへと下落しました。米国の1月ISM製造業景況指数が52.6と、市場予想の48.5を上回り、22年8月以来3年5カ月ぶりの高水準になったことが、米ドルにとってのプラス材料になりました。

(本日の相場見通し)

本日は、RBA(豪中銀)の政策会合が開かれます。会合の結果は日本時間12時30分に判明し、13時30分からブロックRBA総裁が会見する予定です。

RBAは8月に0.25%の利下げを実施した後、9月・11月・12月と3会合連続で政策金利を据え置きました。現在の政策金利は3.60%です。

ブロック総裁は前回12月会合後の会見で「(RBAは)現在のインフレ率の水準に満足しておらず、インフレ率を引き下げるために必要なことを行う」と強調。「データがインフレの鈍化を示唆しない場合、26年2月の会合で(利上げを)検討する」と述べました。

その後発表された豪州の25年12月失業率は4.1%と前月の4.3%から低下(改善)し、25年10-12月期CPIトリム平均値は前年比3.4%とRBAの25年11月時点の予測(3.2%)を上振れました。

市場では、本日の会合で0.25%の利上げが行われると見方が優勢。OIS(翌日物金利スワップ)に基づけば、市場が織り込む利上げ確率は7割強です。

RBAの声明や会合後に開かれるブロック総裁の会見も相場材料になりそう。それらではRBAの先行きの金融政策についてどのようなヒントが提供されるかに注目です。市場では、12月末までにさらに1回(早ければ5月?)利上げが行われるとの観測があります。本日の会合で0.25%の利上げが行われたとしても、声明や総裁会見の内容をRBAは追加利上げに慎重と市場が受け止めれば、豪ドルは軟調に推移するかもしれません。

※豪ドル/米ドルのテクニカル分析は、本日の『テクニカル・ポイント』[豪ドル/米ドル、RBA会合が相場動意となりそう]をご覧ください(お客様専用ページへのログインが必要です)。

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米ドル/は1月27日に一時151.994円へと下落したものの、その後反発して155円台へと上昇しています。対米ドルで再び円安が進行するなか、本邦当局の対応に注目です。片山財務相や三村財務官らが足もとの“円安”を改めてけん制すれば、米ドル/は上値が重い展開になる可能性があります。

原油価格の代表的な指標である米WTI原油先物は2日に大幅に下落。中心限月の3月物は前営業日比3.07ドル安(-4.71%)の1バレル=62.14ドルで取引を終えました。トランプ米大統領は1月31日に「イランは米国と真剣に協議している」と述べ、ロイター通信は2月2日に「米国とイランは核開発問題をめぐる協議を6日に開始する」と報じました。それらを受けて中東地域の地政学リスクが後退し、原油価格に対して下押し圧力が加わりました。

原油価格が一段と下落する場合、カナダドルノルウェークローネが軟調に推移しそう。その場合、米ドル/カナダドルには上昇圧力が、ノルウェークローネ/スウェーデンクローナ(ノックセック)には下落圧力が加わると考えられます。ノックセックは、25年12月安値の0.90768スウェーデンクローナが目先の下値メドです。

シャットダウン(米政府機能の一部停止)の影響により、本日予定されていた米国の25年12月JOLTS(労働動態調査)や6日に予定されていた26年1月雇用統計は、いずれも発表が延期されました。

※シャットダウンについて詳しくは、本日の『ファンダメ・ポイント』[シャットダウン・アゲイン!]をご覧ください。

八代和也

執筆者プロフィール

八代和也(ヤシロカズヤ)

シニアアナリスト

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