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米CPIコアは市場予想から下振れ、利下げ見通しに変化は?

2026/01/14 08:09

【ポイント】
・12月CPIは総合、コアとも前月と同じ
・コアは予想比やや下振れも26年中に2回利下げの予想に変化なし
・トランプ政権がFRBへの圧力を強めそうだが、逆効果?

米国の25年12月CPI(消費者物価指数)は、総合が前年比2.7%、食料とエネルギーを除くコアが同2.6%。いずれも前月と同じでしたが、コアは市場予想(2.7%)を下回りました。

CPI

CPIコアが市場予想を下回ったことで、長期金利(10年物国債利回り)は低下して反応したものの、すぐに反発。それでも、CPI発表前の水準を下回りました。米ドル/円は一瞬下落したものの、すぐに反発して159円台に乗せました。高市首相が国会冒頭解散を決めたとの報道が引き続き円安材料となりました。ただ、米ドル実効レートもCPI発表前の水準を上回って推移しています(日本時間14日午前8時現在)。

CPI発表後のOIS(翌日物金利スワップ)に基づけば、市場のメインシナリオ(確率5割超)は「今年6月に追加利下げ、9月にさらに1回の利下げ」というもの。前日からほとんど変化はありません。

米金融政策見通し

トランプ大統領は自身のSNSで、「素晴らしい(低い!)インフレの数字だ。”遅すぎる”パウエルは利下げをすべきだ、大幅に」と発信しました。もっとも、トランプ政権がFRBに利下げするよう圧力をかけていること自体が利下げを遅らせることになるかもしれません。

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西田明弘

執筆者プロフィール

西田明弘(ニシダアキヒロ)

チーフエコノミスト

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