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原油価格が3週間ぶり安値、カナダドルやノルウェークローネが軟調

2026/01/08 08:56

【ポイント】
・原油価格が一段と下落するか
・スウェーデンCPIで市場のリクスバンク金融政策見通しが変化するか

(欧米市場レビュー)

7日、欧米時間の外為市場ではカナダドルノルウェークローネが軟調に推移。一時米ドル/カナダドルは1.38569カナダドルへと上昇し、カナダドル/円は113.099円、ノルウェークローネ/スウェーデンクローナは0.91015スウェーデンクローナへと下落しました。トランプ米大統領が自身のSNSに「ベネズエラの暫定政権が制裁対象となっている原油3,000万~5,000万バレルを米国に引き渡す」と投稿。原油の供給が増加することによって需給が緩むとの観測から原油価格が下落し、カナダドルやノルウェークローネにとってのマイナス材料となりました。

米WTI原油先物の中心限月の2月物は前日比1.14ドル安(-2.0%)の1バレル=55.99ドルで取引を終了。中心限月の清算値(終値に相当)としては、25年12月17日以来3週間ぶりの安値をつけました。

米国の経済指標の結果は以下のとおり。( )は市場予想です。
・25年12月ADP雇用統計(前月比):4.1万人増(5.0万人増)
・11月JOLTS(労働動態調査)求人件数:714.6万件(760.0万件)
・12月ISM非製造業景況指数:54.4(52.2)

ADP雇用統計とJOLTS求人件数は市場予想を下回った一方で、ISM非製造業景況指数は市場予想を上回りました。米経済指標の結果に対する市場の反応は限定的でした。

本日の『ファンダメ・ポイント』は[ADP雇用とJOLTSが示す米雇用軟調!?]です。

(本日の相場見通し)

本日は原油価格の動向に注目です。原油価格がさらに下落する場合、カナダドルノルウェークローネに対して一段の下押し圧力が加わる可能性があります。

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米国の先週分の新規失業保険申請件数が本日発表されます(日本時間22:30)。新規失業保険申請件数の市場予想は21.2万件と、前回の19.9万件から増加するとみられています。

昨日発表された米国のADP雇用統計とJOLTS求人件数はいずれも市場予想と比べて弱い結果でした。新規失業保険申請件数も弱い結果になれば、米労働市場の減速が市場で改めて意識されるとともに、米ドルにとってのマイナス材料になりそうです。その場合、米ドル/円や米ドル/シンガポールドルは軟調に推移し、ユーロ/米ドルや英ポンド/米ドルは堅調に推移する可能性があります。米ドル/シンガポールドルは、25年9月17日安値の1.27115シンガポールドルが下値メドです。

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スウェーデンの25年12月CPI(消費者物価指数)速報値が本日発表されます(日本時間16:00)。その結果にスウェーデンクローナが反応しそうです。

CPIの市場予想は、総合が前年比0.5%、住宅ローン金利変動の影響を除外したCPIF(コアインフレ率)が同2.5%。総合とCPIFのいずれも前月改定値(それぞれ0.3%と2.3%)から上昇率が高まるとみられています。

リクスバンク(スウェーデン中銀)は前回25年12月18日の政策会合で政策金利を1.75%に据え置くとともに、「政策金利は当分の間、現在の水準にとどまると予想している」と表明しました。

市場では、リスクバンクは26年末まで政策金利を据え置き、その後利上げを行うとの観測があります。本日発表されるCPIが市場予想を上回る結果になれば、リクスバンクによる利上げ観測が高まるとともに、スウェーデンクローナが堅調に推移する可能性があります。

※ノルウェークローネ/スウェーデンクローナのテクニカル分析は、本日の『テクニカル・ポイント』[ノックセック、相場の力を溜め込む時間帯!下放れのトリガーポイントは?]をご覧ください(お客様専用ページへのログインが必要です)。

八代和也

執筆者プロフィール

八代和也(ヤシロカズヤ)

シニアアナリスト

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