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ユーロ圏は物価目標達成へ!? ECBは据え置き継続か

2026/01/07 09:03

【ポイント】
・ドイツの12月CPIは予想比下振れ
・7日発表のユーロ圏CPIはECB物価目標と同じ2.0%予想
・ECBは26年を通して政策金利を据え置きか

ドイツ12月CPIはEU基準で前年比2.0%と、前月(2.6%)から大きく伸びが鈍化、市場予想(2.2%)を下回りました。自国基準でのコアは2.4%と、こちらも前月(2.7%)から鈍化しました。フランススペインのEU基準CPIも前月から伸びが鈍化しており、本日7日発表のユーロ圏CPIは2.0%と、前月(2.1%)から伸びが鈍化する見通しです。

ユーロ圏CPI

ユーロ圏CPIコア

ECBは12月18日に公表した経済・物価見通しで、今後CPIの伸びが一段と鈍化した後、28年に2.0%に戻るとしています。足もとの状況はその見通しと整合的であるようにみえます。

ECB経済物価見通し

ECBは25年6月に政策金利(中銀預金金利)を2.00%に引き下げた後、据え置きを続けています。政策金利はすでに中立水準に達したとの見方もあり、当面は政策金利を変更する必要はないのかもしれません。

6日時点のOIS(翌日物金利スワップ)に基づけば、26年10月までは利下げの可能性がわずかに織り込まれていますが、それでも最大で同年9月までの2割弱です。換言すれば、26年を通して据え置きがメインシナリオ。米FRBや英BOEの利下げ観測が強まれば、ユーロは対米ドルや対英ポンドで上昇圧力を受けそうです。

主要中銀金融政策見通し
西田明弘

執筆者プロフィール

西田明弘(ニシダアキヒロ)

チーフエコノミスト

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