米個人消費は引き続き堅調!? クリスマス商戦はどうなる?
2024/11/19 08:48
※今週のファンダメポイントは、不定期あるいは掲載時間が遅くなる可能性があります。予めご了承ください。
【ポイント】
・10月小売売上高はマチマチながら9月分が大幅上方修正
・GDPNowは10-12月期GDPを2.5%と予測、個人消費がけん引か
・クリスマス商戦は平年並みかやや弱め予想。暦の面から下押しも?
15日に発表された米国の10月小売売上高は前月比0.4%と、市場予想(0.3%)を上回りました。一方、自動車を除くベースでは同0.1%と市場予想(0.3%)を下回りました。注目されたのは、9月分が大幅上方修正されたこと。全体は前月比0.4%⇒0.8%、自動車を除くベースは0.5%⇒1.0%。個人消費の堅調を示唆しました(ただし、小売売上高はあくまで個人消費の一部であり、サービスは含まれません)。
アトランタ連銀のGDPNow(短期予測モデル)によれば、15日時点で10-12月期GDPは前期比年率2.5%と予測されています。GDPの約7割を占めるPCE(個人消費支出)は前期比年率2.8%と予測され、それだけでGDPを1.9%分押し上げる計算です(=寄与度)。

米国では来週28日(木)が感謝祭。翌29日がブラックフライデー、週明け12月2日がサイバーマンデーです。クリスマス商戦が本格化するタイミングであり、序盤の消費動向が注目されます。
NRF(全米小売連盟)は、今年11-12月の小売売上高(自動車・ガソリン・レストランを除く)を前年比2.5%~3.5%と予想しています。コロナショック前10年間(10-19年)の平均は3.6%なので、平年並みかそれをやや下回るとの予想です。

ただ、今年の感謝祭は11月の遅いタイミングであり、日曜日およびサイバーマンデーは12月に入ってからなので、今後発表される11月の個人消費関連のデータは弱めに出る可能性もあります(その分、後々の上方修正や12月分の反発の可能性もありますが)。
【ポイント】
・10月小売売上高はマチマチながら9月分が大幅上方修正
・GDPNowは10-12月期GDPを2.5%と予測、個人消費がけん引か
・クリスマス商戦は平年並みかやや弱め予想。暦の面から下押しも?
15日に発表された米国の10月小売売上高は前月比0.4%と、市場予想(0.3%)を上回りました。一方、自動車を除くベースでは同0.1%と市場予想(0.3%)を下回りました。注目されたのは、9月分が大幅上方修正されたこと。全体は前月比0.4%⇒0.8%、自動車を除くベースは0.5%⇒1.0%。個人消費の堅調を示唆しました(ただし、小売売上高はあくまで個人消費の一部であり、サービスは含まれません)。
アトランタ連銀のGDPNow(短期予測モデル)によれば、15日時点で10-12月期GDPは前期比年率2.5%と予測されています。GDPの約7割を占めるPCE(個人消費支出)は前期比年率2.8%と予測され、それだけでGDPを1.9%分押し上げる計算です(=寄与度)。

米国では来週28日(木)が感謝祭。翌29日がブラックフライデー、週明け12月2日がサイバーマンデーです。クリスマス商戦が本格化するタイミングであり、序盤の消費動向が注目されます。
NRF(全米小売連盟)は、今年11-12月の小売売上高(自動車・ガソリン・レストランを除く)を前年比2.5%~3.5%と予想しています。コロナショック前10年間(10-19年)の平均は3.6%なので、平年並みかそれをやや下回るとの予想です。

ただ、今年の感謝祭は11月の遅いタイミングであり、日曜日およびサイバーマンデーは12月に入ってからなので、今後発表される11月の個人消費関連のデータは弱めに出る可能性もあります(その分、後々の上方修正や12月分の反発の可能性もありますが)。
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