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強いトレンドを維持する米ドル/円はどこまで上昇するのか

2024/10/23 12:17

<米ドル/円のペンタゴン・ストラテジー>

米ドル/円のペンタゴンチャート

出所:オフィスKAZ

「上昇トレンドを維持」

【直近のポイント】
現在値がADラインを超える『時間の逆行』状態が続く中、B点が位置する水準(151.000円)に到達した。
ここではADラインに注目したい。ペンタゴンチャート上、時間の逆行はあってはならない、とされている。したがって、D点が位置する時間帯(10月29日)までにADラインを割り込んでくるのか否かがポイントになる。

現在は堅調な展開が続いている。時間の逆行状態が続いていることに加え、ADラインに沿って値を上げている。堅調な展開が続く場合、154.000円を窺う動きを期待出来よう。

一方、時間の逆行状態は解消される、つまり、ADラインを割り込んでくる確率が高いと考えられることもできる。この場合、146.000円を試すことになろう。

なお、売りポジションへの転換価格は終値で146.050円を割り込むことである。

●注目日は10月29日前後
A点水準:144.000円  B点水準:151.000円  D点水準:148.000円


<メキシコペソ/円のペンタゴン・ストラテジー>

メキシコペソ/円のペンタゴン・ストラテジー

出所:オフィスKAZ  

「節目にチャレンジ」

【直近のポイント】
下落が続いていたメキシコペソ/円はA点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯で下げ止まると、下値を切り上げながら値を戻してきている。

ここではBEラインに注目したい。堅調な展開を維持するのであれば、節目の水準であるBEラインを超えていくことが求められるからだ。

現在は堅調な展開が続いている。ペンタゴンのど真ん中の時間帯より上昇が続いている。また、右肩上がりの下値支持線DEラインが存在しているからだ。堅調な展開が続く場合、8.000円台に乗せていくことが期待される。

一方、上値の重たい展開に移行する可能性もある。D点が位置する時間帯より下落に転じ、右肩上がりのCEラインからも下放れている。上値の重たい展開に移行する場合、7.000円を試すことも考えられる。

なお、売りポジションへの転換価格は終値で7.460円を割り込むことである。

●注目日は10月29日前後  
A点水準:7.350円  B点水準:7.900円  C点水準:7.600円
D点水準:6.900円  


<S&P500(現物)のペンタゴン・ストラテジー>

S&P500(現物)のペンタゴンチャート

出所:オフィスKAZ 

「高値更新は続くのか」

【直近のポイント】
7月から8月にかけて値を下げていたS&P500は、右肩上がりのABDラインに沿って大きく上昇し6,000.00ポイントに接近している。

ここではD点に注目したい。D点が位置する時間帯(10月22日)を通過する。したがって、D点が位置する時間帯が変化日となり、新しい流れが出てくるのか否かがポイントになる。

現在は堅調な展開が続いている。右肩上がりのABDラインに沿って推移している。またC点が位置する時間帯を通過した後も値を上げている。堅調な展開が続く場合、6,000.00ポイントを超えていくことも期待できよう。

一方、D点が位置する時間帯が変化日となり流れが変わる可能性があることに注意をしたい。加えて、右肩下がりのDEラインが上値抵抗線として控えている。上値の重たい展開に移行する場合、5,600.00ポイントを試す動きになっていこう。

なお、売りポジションへの転換は終値で5,715.00ポイントを割り込むことである。

●注目日は11月7日前後
A点水準:5,250.00ポイント  B点水準:5,750.00ポイント  
C点水準:5,550.00ポイント  D点水準:6,000.00ポイント


【各通貨・株価指数の直近転換価格状況】
(現在のポジションとロスカットを含めた転換価格を提示)

各通貨・株価指数の直近転換価格状況


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