【PM】NZ中銀は0.50%の利下げを決定、NZドルが下落
2024/10/09 14:50
【ポイント】
・RBNZ(NZ中銀)の声明と議事要旨はハト派的!?
・RBNZは次回11月会合で追加利下げか
RBNZは本日政策会合を開き、0.50%の利下げを行うことを決定。政策金利を5.25%から4.75%へと引き下げました。会合では、0.25%の利下げと0.50%の利下げの2つの選択肢が検討されました。
政策会合の結果発表後にNZドルが売られて、NZドル/円やNZドル/米ドルは下落し、豪ドル/NZドルは一時1.10NZドル台後半と上昇しました。市場の一部には利下げ幅は0.25%になるとの見方もあったほか、RBNZの声明と会合の議事要旨がハト派的な内容だったためと考えられます。
***
議事要旨では「今後の政策金利の変更は経済に対する評価次第」とされました。
ただ、議事要旨は「NZの総合CPI(消費者物価指数)上昇率は、24年7-9月期には1~3%の目標レンジに収まり、中期的には目標中間値(2%)付近にとどまると評価している」としつつ、「(今回の利下げ後の)4.75%の政策金利は依然として(景気)抑制的」との認識を示しました。声明や議事要旨には以下のように景気の弱さへの指摘が目立つことを踏まえると、RBNZは次回11月27日の会合で追加利下げを行う可能性が高そうです。次々回会合の25年2月まで3カ月間隔があくことを考えると、11月も0.50%の利下げが十分にあり得ます。
<RBNZの声明>
・「NZの経済活動は景気抑制的な金融政策の影響もあって低調」
・「企業投資と消費は低迷しており、雇用情勢は引き続き悪化している」
・「NZ経済は現在、過剰生産能力を抱えた状態にある」
<会合の議事要旨>
・「NZ経済における過剰生産能力の拡大がインフレ圧力の低下につながっている」
・「高頻度データは短期的に経済成長が弱い状態が続くことを示唆」
・「労働市場の状況は一段と緩和すると予想される」
・RBNZ(NZ中銀)の声明と議事要旨はハト派的!?
・RBNZは次回11月会合で追加利下げか
RBNZは本日政策会合を開き、0.50%の利下げを行うことを決定。政策金利を5.25%から4.75%へと引き下げました。会合では、0.25%の利下げと0.50%の利下げの2つの選択肢が検討されました。
政策会合の結果発表後にNZドルが売られて、NZドル/円やNZドル/米ドルは下落し、豪ドル/NZドルは一時1.10NZドル台後半と上昇しました。市場の一部には利下げ幅は0.25%になるとの見方もあったほか、RBNZの声明と会合の議事要旨がハト派的な内容だったためと考えられます。
***
議事要旨では「今後の政策金利の変更は経済に対する評価次第」とされました。
ただ、議事要旨は「NZの総合CPI(消費者物価指数)上昇率は、24年7-9月期には1~3%の目標レンジに収まり、中期的には目標中間値(2%)付近にとどまると評価している」としつつ、「(今回の利下げ後の)4.75%の政策金利は依然として(景気)抑制的」との認識を示しました。声明や議事要旨には以下のように景気の弱さへの指摘が目立つことを踏まえると、RBNZは次回11月27日の会合で追加利下げを行う可能性が高そうです。次々回会合の25年2月まで3カ月間隔があくことを考えると、11月も0.50%の利下げが十分にあり得ます。
<RBNZの声明>
・「NZの経済活動は景気抑制的な金融政策の影響もあって低調」
・「企業投資と消費は低迷しており、雇用情勢は引き続き悪化している」
・「NZ経済は現在、過剰生産能力を抱えた状態にある」
<会合の議事要旨>
・「NZ経済における過剰生産能力の拡大がインフレ圧力の低下につながっている」
・「高頻度データは短期的に経済成長が弱い状態が続くことを示唆」
・「労働市場の状況は一段と緩和すると予想される」
- 当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。
- 当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。
- 当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。
- 相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。