米小売売上高、景気は底堅い!?
2024/07/17 07:35
【ポイント】
・6月小売売上高は市場予想を上回った
・4-6月期GDPは前期比年率2.5%の予測
・年内3回利下げの市場予想に変化はないか
米国の6月小売売上高は、総合が前月比0.0%、自動車・部品を除くベースが0.4%と、いずれも市場予想(-0.3%、0.1%)を上回りました。また、5月分はそれぞれ0.3%、0.1%と当初発表(0.1%、-0.1%)から上方修正されました。小売売上高は前年比でみれば、総合が0.2%、自動車・部品を除くベースが1.4%と徐々に減速しているようにみえます。

もっとも、6月の小売売上高を受けてアトランタ連銀のGDPNow(短期予測モデル)は4-6月期GDPを前期比年率2.5%と予測しています。12日時点の予測(2.0%)から上方修正されており、個人消費の寄与度(※)が0.4ポイント高まっています。
※GDPを構成する各項目がGDPの伸び率のうち何%分を説明するかを示したもの。

GDPNowが予測する4-6月期GDPは7月3日時点で1.5%まで低下していましたが、徐々に上方修正されています。商務省の公式統計は25日に発表されます。

16日時点のOIS(翌日物金利スワップ)に基づけば、金融政策に関する市場のメインシナリオ(確率5割超)は「9月、11月、12月にそれぞれ0.25%の利下げ」です。ただし、12月に関しては3回目の利下げの確率は55%とほぼ五分五分。今後のデータ次第で3回目の利下げ予想は25年に先送りされるかもしれません。
・6月小売売上高は市場予想を上回った
・4-6月期GDPは前期比年率2.5%の予測
・年内3回利下げの市場予想に変化はないか
米国の6月小売売上高は、総合が前月比0.0%、自動車・部品を除くベースが0.4%と、いずれも市場予想(-0.3%、0.1%)を上回りました。また、5月分はそれぞれ0.3%、0.1%と当初発表(0.1%、-0.1%)から上方修正されました。小売売上高は前年比でみれば、総合が0.2%、自動車・部品を除くベースが1.4%と徐々に減速しているようにみえます。

もっとも、6月の小売売上高を受けてアトランタ連銀のGDPNow(短期予測モデル)は4-6月期GDPを前期比年率2.5%と予測しています。12日時点の予測(2.0%)から上方修正されており、個人消費の寄与度(※)が0.4ポイント高まっています。
※GDPを構成する各項目がGDPの伸び率のうち何%分を説明するかを示したもの。

GDPNowが予測する4-6月期GDPは7月3日時点で1.5%まで低下していましたが、徐々に上方修正されています。商務省の公式統計は25日に発表されます。

16日時点のOIS(翌日物金利スワップ)に基づけば、金融政策に関する市場のメインシナリオ(確率5割超)は「9月、11月、12月にそれぞれ0.25%の利下げ」です。ただし、12月に関しては3回目の利下げの確率は55%とほぼ五分五分。今後のデータ次第で3回目の利下げ予想は25年に先送りされるかもしれません。
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