円高転換の条件
2026/09/25 08:06
【ポイント】
・日銀はアグレッシブな利上げ姿勢を放棄?
・米金融政策や長期金利は米ドル高を示唆
・米国の材料が反転するには時間がかかる?
・国際協調で「秩序ある反転」の再現は?
米ドル/円は24日の欧米市場で一時9月2日以来となる158.989円をつけました。当時は、日米の金融政策会合を前に円安是正への機運が高まりつつあったタイミングです。ジャクソンホール会合でベッセント米財務長官が片山財務相や植田日銀総裁と会談して円安是正措置に支持を表明(8/30)。高田日銀審議委員は0.50%や0.75%、あるいは連続での利上げもありうると発言しました(9/2)。また、ウォラー理事はFOMCでの据え置きの可能性に言及しました(9/3)。
結局、米ドル/円は9月8日の152.854円をボトムに上昇に転じました。同日、ベッセント財務長官が「胴元は私だ」と宣言して円売りの投資家を挑発したことも、裏目に出たようにみえます。

*******
そこで、改めて生成AIに円高転換のシナリオを尋ねてみました。当たり前のような回答でしたが、考察してみましょう。

日本の景気が力強く(④)、日銀がアグレッシブな利上げを行えば(①)、円高になりそうですが、9月の会合(2人の委員が据え置きを主張して利上げに反対)で日銀自らがその芽を摘んでしまったようにみえます。
米景気が堅調で(⑤の逆)、FOMC関係者からは追加利上げに前向きな発言が相次いでいます(②の逆)。米長期金利(10年物国債利回り)は急騰しており(③の逆)、その結果、米ドル実効レートは7月末以来の水準に上昇しています。米国サイドで円高(米ドル安)の材料を探すのは難しそうです。
もっとも、FRBのアグレッシブな利上げや長期金利の上昇が景気に急ブレーキをかけ、株安を招けば(⑤)、FRBが利下げへ転換して(②)、長期金利も低下に向かうでしょう(③)。中東情勢が落ち着き、世界経済が減速すれば、原油価格は現水準から大きく下げるでしょう(⑦)。ただ、それには相当の時間がかかるかもしれません。
残るは日米協調介入ですが(⑥)、日米双方に大規模にそれを行う意思があるでしょうか。介入だけでなく、金融政策やその他(資本政策)も含めて国際協調ができれば、95年の「秩序ある反転(米ドル安の是正)」の再現は可能かもしれませんが・・・。
9月4日付け「95年4月『秩序ある反転』の再来は?」をご覧ください。
・日銀はアグレッシブな利上げ姿勢を放棄?
・米金融政策や長期金利は米ドル高を示唆
・米国の材料が反転するには時間がかかる?
・国際協調で「秩序ある反転」の再現は?
米ドル/円は24日の欧米市場で一時9月2日以来となる158.989円をつけました。当時は、日米の金融政策会合を前に円安是正への機運が高まりつつあったタイミングです。ジャクソンホール会合でベッセント米財務長官が片山財務相や植田日銀総裁と会談して円安是正措置に支持を表明(8/30)。高田日銀審議委員は0.50%や0.75%、あるいは連続での利上げもありうると発言しました(9/2)。また、ウォラー理事はFOMCでの据え置きの可能性に言及しました(9/3)。
結局、米ドル/円は9月8日の152.854円をボトムに上昇に転じました。同日、ベッセント財務長官が「胴元は私だ」と宣言して円売りの投資家を挑発したことも、裏目に出たようにみえます。

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そこで、改めて生成AIに円高転換のシナリオを尋ねてみました。当たり前のような回答でしたが、考察してみましょう。

日本の景気が力強く(④)、日銀がアグレッシブな利上げを行えば(①)、円高になりそうですが、9月の会合(2人の委員が据え置きを主張して利上げに反対)で日銀自らがその芽を摘んでしまったようにみえます。
米景気が堅調で(⑤の逆)、FOMC関係者からは追加利上げに前向きな発言が相次いでいます(②の逆)。米長期金利(10年物国債利回り)は急騰しており(③の逆)、その結果、米ドル実効レートは7月末以来の水準に上昇しています。米国サイドで円高(米ドル安)の材料を探すのは難しそうです。
もっとも、FRBのアグレッシブな利上げや長期金利の上昇が景気に急ブレーキをかけ、株安を招けば(⑤)、FRBが利下げへ転換して(②)、長期金利も低下に向かうでしょう(③)。中東情勢が落ち着き、世界経済が減速すれば、原油価格は現水準から大きく下げるでしょう(⑦)。ただ、それには相当の時間がかかるかもしれません。
残るは日米協調介入ですが(⑥)、日米双方に大規模にそれを行う意思があるでしょうか。介入だけでなく、金融政策やその他(資本政策)も含めて国際協調ができれば、95年の「秩序ある反転(米ドル安の是正)」の再現は可能かもしれませんが・・・。
9月4日付け「95年4月『秩序ある反転』の再来は?」をご覧ください。
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