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【PM】RBNZ会合の結果を受けてNZドルが急落

2026/09/02 14:52

【ポイント】
・RBNZ(NZ中銀)は市場予想どおり0.25%利上げすることを決定
・RBNZによる政策金利見通しは5月とほぼ同じ
・10
月以降の追加利上げ観測後退か

RBNZは本日政策会合を開き、0.25%の利上げを行うことを決定。政策金利を2.50%から2.75%へと引き上げました。利上げは2会合連続です。RBNZは声明で、今回の利上げについて「経済成長と雇用を支えつつ、インフレ率を2%の目標中間値に戻すためには、金融緩和を段階的に縮小することが適切だと判断した」と説明しました。

会合の結果判明後にNZドルが急落。一時NZドル/円は93.300円近辺、NZドル/米ドルは0.58200米ドル台へと下落し、豪ドル/NZドルは1.22300NZドル台へと上昇しました(2日14:50時点)。

市場ではRBNZは今後積極的に利上げを行うとの観測があるなか、RBNZによる政策金利見通しは追加利上げが緩やかなペースになることを示唆しました。そのことがNZドルに対する下押し圧力になったと考えられます。

RBNZによる追加利上げ観測が市場で後退することで、NZドルは引き続き軟調に推移する可能性があります。

RBNZの次回会合は10月28日です。

***

四半期ごとのRBNZによる政策金利見通しは、前回5月時点からほとんど変わらず。今回は26年12月に四半期平均2.81%、27年12月に3.15%、28年12月に3.24%との見通しが示され、最大の焦点だった政策金利の最高水準は前回と同じ3.28でした。

今回の会合前、市場ではRBNZの政策金利について26年末に3.00%、27年末までに3.50%となり、ターミナルレート(今局面での利上げの最終到達点)は3.50%程度になるとの見方が有力でした。それに比べると、RBNZが示した追加利上げのペースは緩やかであり、政策金利の最高水準も低くなっています。

RBNZによる政策金利見通し

RBNZは「経済見通しを前提にすれば、追加利上げが必要になる可能性がある」とする一方で、「今回の決定(利上げ)により、今後大幅な利上げが必要になるリスクは軽減される」との認識を示しました。

RBNZはまた、「物価上昇圧力が、より持続的なインフレを招くおそれがある」とする一方、「(NZの)景気回復は予測よりも強くなることも弱くなることもあり得る」と指摘。「(6人の)政策メンバー全員が経済活動の下振れリスクは重大であり、(景気)回復は均一でない可能性があるとの認識で一致した」としました。

ブレマンRBNZ総裁は会合後の会見で、「政策金利を中立水準に向かって引き上げている」とし、「(金融政策は)依然として緩和的だ」と指摘。「(RBNZは)あらかじめ決まったコースをたどるわけではない。利上げのタイミングは極めて不確実だ」と述べ、「重要な問題は、(NZの)景気回復が予想どおりに広がるかどうかだ」と語りました。

八代和也

執筆者プロフィール

八代和也(ヤシロカズヤ)

シニアアナリスト

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