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為替介入、英BOE、米GDPとPCE

2026/07/31 07:42

【ポイント】
・30日の欧米市場で米ドル/円が急落、介入があった模様
・英BOEは6対3で据え置き決定も、利上げ観測は後退
・米GDPは減速も景気実態は強い
・米PCEデフレーターは伸び鈍化

為替介入?
日本時間30日22:30ごろ、米ドル/円が163円近辺から急落、23:20ごろには一時157.944円をつけました。約5円幅で下落しており、最近の為替介入と同程度の下げ幅で、本邦当局による米ドル売り円買い介入があったようです。また、その後にNY連銀がレートチェックを行ったとの報道もあります。

米ドル円

英BOEは6対3で据え置き
BOE(英中銀)は30日のMPC(金融政策委員会)で政策金利の据え置きを決定しました。3人の委員が0.25%の利上げを支持しました。利上げ支持は前回6月の会合から1人増えました。ただ、全体としてはインフレの落ち着きに自信を深めたようです。ベイリー総裁は会見で、「エネルギー高の波及を示す証拠は現時点でほとんどないが、安心するには時期尚早だ」としつつも、「国内情勢はインフレ見通しという点で総じて落ち着いている。そのため、政策金利を据え置くことが適切だ」と述べました。

30日時点のOIS(翌日物金利スワップ)に基づけば、次回9月の0.25%利上げを市場は約3割の確率で織り込んでおり、MPC直前の約6割から低下。メインシナリオ(確率5割超)が「9月利上げ」から「9月据え置」に変化しました。

米GDPとPCE
米国の4-6月期GDPは前期比年率1.5%と、前期(2.1%)から減速し、市場予想(2.0%)を下回りました。ただし、純輸出の悪化、とりわけ輸入の増加がGDPを押し下げました。個人消費は前期比年率3.2%と堅調。国内景気の強さを表す民間国内最終需要(=個人消費+設備投資+住宅投資)はGDPを3.3%押し上げており(寄与度)、少なくとも24年以降では最大の寄与でした。

米GDP

米国の6月PCE(個人消費支出)デフレーターは前年比3.7%と前月(4.1%)から伸びが鈍化。食料とエネルギーを除くコアは3.3%と、こちらも前月(3.4%)から伸びは鈍化。ただし、いずれも2%の物価目標を大きく上回っています。FRBが重視するとされるPCEコアサービス(住居費を除く)は高めの伸びが続いています。

米PCE

米PCEコアサービス

※8月4-10日に夏休みをいただきます。8日(土)に米雇用統計のレポートを配信する予定ですが、それ以外は未定です。ご承知置きください。
西田明弘

執筆者プロフィール

西田明弘(ニシダアキヒロ)

チーフエコノミスト

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