取引開始時の注文成立に関するルール
「取引開始」および「取引再開」時の注文成立に関するルールをご案内いたします。
週初の取引開始および取引中断からの再開時のルール
取引開始時間など、レート配信を再開する際は「直近最後に配信した価格」と「配信を再開する価格」との間に乖離が生じることがあります。その価格が、指値は注文価格以上に有利な条件、逆指値は注文価格以上に不利な条件、を満たす場合に、「実勢レートで成立」します。
適用例
1.前週のニューヨーク・クローズ時のレートが100.45-50円で、週初のオープンレートが下に乖離した97.45-50円の場合
買いの指値 | 99.50円でご注文いただいているときは、買いの97.50円で約定。 |
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売りの逆指値 | 99.50円でご注文いただいているときは、売りの97.45円で約定。 |
※上記例では売りの指値・買いの逆指値は約定いたしません。
2.前週のニューヨーク・クローズ時のレートが97.45-50円で、週初のオープンレートが上に乖離した100.45-50円の場合
売りの指値 | 98.45円でご注文いただいているときは、売りの100.45円で約定。 |
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買いの逆指値 | 98.45円でご注文いただいているときは、買いの100.50円で約定。 |
※上記例では買いの指値・売りの逆指値は約定いたしません。
以上のように、指値注文の約定においてはお客様の有利になりますが、逆指値の場合、成立価格がお客様の意図したレベルと乖離する恐れがございます。週末に大きな為替相場の変動が予想される場合は、ご自身の口座状況の管理により一層留意いただきますよう、お願い申し上げます。
日次メンテナンス明けの取引開始
日次メンテナンス明けの取引開始では「直近最後に配信した価格」と「配信を再開する価格」との間に乖離が生じることがあります。指値についてはこの乖離に関係なく、注文価格で成立します。ただし、逆指値は、注文価格以上にその価格が不利となる場合、実勢価格で成立します。
適用例
1.メンテナンス開始前のレートが100.45-50円で、メンテナンス明けのオープンレートが下に乖離した98.45-50円の場合
買いの指値 | 99.50円でご注文いただいているときは、買いの99.50円で約定。 |
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売りの逆指値 | 99.50円でご注文いただいているときは、売りの98.45円で約定。 |
※上記例では売りの指値・買いの逆指値は約定いたしません。
2.メンテナンス開始前のレートが97.45-50円で、メンテナンス明けのオープンレートが上に乖離した99.45-50円の場合
売りの指値 | 98.45円でご注文いただいているときは、売りの98.45円で約定。 |
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買いの逆指値 | 98.45円でご注文いただいているときは、買いの99.50円で約定。 |
※上記例では買いの指値・売りの逆指値は約定いたしません。
自動取消機能ならびに再設定機能について
「取引開始」および「取引再開」時のルール適用により、注文価格と異なる成立が生じる場合に、損失取引を防ぐ機能についてご案内します。
逆指値注文が、発注時のレートに比べて「不利」に成立する場合に対応するための当社の独自機能をご案内します。
窓開け時に、買いの逆指値注文が「不利に」成立するイメージ
さらに、新規と決済をセットに出す「イフダン」系の注文は以下のようなケースも発生します。
自動取消機能
この不利な状況を克服するために、当社では自動取消機能ならびに再設定機能を採用しております。
新規の「逆指値・買い」注文のレート(取得価格)が、決済の「指値・売り」注文のレート(取得価格)以上に移動した場合は、新規・決済ともに自動取消されます。
■買いの逆指値注文と決済注文が「自動取消」されるイメージ(取得価格へ修正)
同様に、新規の「逆指値・売り」注文の価格(取得価格)が、決済の「指値・買い」注文の価格(取得価格)以下に移動した場合は、新規・決済ともに自動取消されます。
リピート注文における再設定機能
リピート注文は自動取消後、第一注文が指値注文として再設定されます。
■「自動取消」されたあとに、「自動で再設定」されるイメージ(取得価格へ修正)
「自動取消機能」の対象となる注文の一覧
イフダン、イフダンOCO、トラップトレード®(提供休止中)、トラップイフダン(提供休止中)
「自動取消後、再設定機能」の対象となる注文の一覧
リピートイフダン®(提供休止中)、トラップリピートイフダン®、ダブルリピートイフダン®(提供休止中)
注意事項
各種注文につきましては、「取引開始」および「取引再開」時のルール適用により、注文価格と異なる成立が生じるおそれがあります。トラリピ等、リピートが発生する注文は、新規・決済ともに直近の注文価格で注文されます。
また、週初の取引開始価格が「新規注文」と「ストップロス」の両方の成立条件を同時に満たすトラリピは、損失取引防止の観点で自動的に取消いたします。そのため実際にはストップロスが成立しませんが、その成立条件は満たしているため、ストップロスが成立したトラリピと同様にリピート(自動再設定)しません。
FXおよびCFDでは、取引総代金に比較して少額の資金でお取引を行うため、多額の利益となることもありますが、通貨価格の変動や金利動向の変化により預託した資金以上の損失が生じる可能性があります。今一度ご自身の口座状況をご確認いただき、リスク管理にご留意いただきますよう、お願い申し上げます。