メキシコペソの特徴や変動の傾向

メキシコペソの特徴

メキシコは中南米の中でブラジルに次ぐ経済規模(2017年時点)を持つ、新興国です。銀などの鉱物資源が豊富であり、メキシコ湾岸では石油や天然ガスが産出されます。そのため、メキシコペソは資源国通貨と位置づけられ、原油など資源価格の動向に影響を受けやすいという特徴があります。

メキシコは米国と国境を接しており、地理的条件から対米依存度が高く、メキシコの輸出全体の約8割が米国向け、輸入の約半分が米国からです(いずれも金額ベース)。そのため、米国の景気動向はメキシコ経済にとって重要です。

メキシコペソをみるうえで、米国とメキシコの関係にも目を向ける必要があります。両国の関係が良好であれば、メキシコペソの下支え材料となる一方、関係の悪化はメキシコペソにとってマイナス材料と考えられます。

BOM(メキシコ中銀)の金融政策もメキシコペソにとって重要です。BOMはインフレ目標を採用しており、前年比のCPI(消費者物価指数)上昇率を+3%(その上下1%が許容レンジ)にすることを金融政策運営の目標としています。市場でBOMの利上げ(観測の高まり)は、メキシコペソの上昇要因となり得る一方、利下げ(観測の高まり)はメキシコペソの下落要因と考えられます。

メキシコペソの為替動向

メキシコペソ/円の月足チャート

メキシコペソの変動要因

主な上昇要因

国際情勢 資源価格の上昇。堅調な米国景気
政治 米国とメキシコの良好な関係
金融政策 金融引き締め(観測の高まり)
経済指標 製造業PMI、月次GDPなどの経済指標が市場予想を上回る場合

主な下落要因

国際情勢 資源価格の下落。軟調な米国景気
政治 米国とメキシコの関係悪化
金融政策 金融緩和(観測の高まり)
経済指標 経済指標が市場予想を下回る場合

※上昇要因・下落要因は現在の環境による一般的な目安であり、市場の注目度や見方により真逆の値動きになることがあります。

メキシコの概要

国・地域名 メキシコ合衆国(United Mexican States)
首都 メキシコシティ
位置 北緯19度24分、西経99度18分(メキシコシティ)
面積 196万km²
人口 1億2351万人(2017年 IMF)
主要言語 スペイン語

メキシコの経済・貿易データ

経済データ

名目GDP額 1兆1,510億500万米ドル (2017年 IMF)
実質GDP成長率 2.0% (2017年IMF)
1人当りGDP 9,318米ドル(2017年 IMF)
財政赤字 対GDP比 1.10% (2017年 IMF)
消費者物価上昇率 1.6% (2017年 IMF)
失業率 3.4% (2017年 IMF)
経常収支(国際収支ベース) -193億5,400万ドル(2017年 IMF)
貿易収支(国際収支ベース、財) -109億6,800万ドル(2017年 JETRO)
外貨準備高 1,728億200万米ドル(2017年 JETRO)

貿易データ

輸出額 4,094億100万米ドル(2017年 JETRO)
輸入額 4,203億6,900万米ドル(2017年 JETRO)
輸出品目(上位品目) 自動車および同部品、電子機器、産業用機械機器
輸入品目(上位品目) 電子機器、産業用機械機器、ガソリン
輸出相手国(上位国・地域) アメリカ、カナダ、ドイツ、中国
輸入相手国(上位国・地域) アメリカ、中国、日本、ドイツ

メキシコの主な祝祭日

2019年
1月1日 新年
2月4日 憲法記念日
3月18日 ベニート・フアレス生誕日
4月18~19日 復活祭
5月1日 メーデー
9月16日 独立記念日
11月2日 死者の日
11月18日 メキシコ革命記念日
12月12日 聖母グアダルーペの日
12月25日 クリスマス・デー

(データ出所:IMF、外務省、JETRO)

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