2021年 新年のご挨拶

謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。
皆様におかれましては、健やかに新春を迎えられたことと存じます。

本年を迎えるにあたっては、昨年来、世界に影を落としております新型コロナウィルス感染症(COVID-19)により、全人類が不自由かつ不安な日々に悩まされていることに思いを馳せざるを得ません。一日も早い事態の収束がされるよう、心を一つにしお祈り申し上げます。また、本感染症に罹患された方々には謹んでお見舞い申し上げますとともに、一日も早いご快復を心よりお祈り申し上げます。
そして、最前線で国民の健康と福祉に貢献してくださっている医療ならびに介護従事者、公共衛生に関わる皆様に心より敬意と感謝の意を表します。

昨年の世界情勢を振り返りますと、2020年は、1月の英国のEU離脱から始まり、香港民主化運動の激化、米中問題、米国大統領選挙など、歴史的ビッグイベントが多数あり、また、我が国においても8年ぶりの首相交代などのトピックがあったものの、冒頭申し上げましたとおり、特に3月以降は全世界・全人類において、新型コロナウィルスの感染拡大という、先の見えない、不安定な1年となりました。為替市場においては、各国中央銀行の緩和的な金融政策により、金利の蒸発とともに、緩和マネーは株高を誘発しながら3月のコロナショックを除いては、総じて緩慢な相場が形成されました。

新型コロナウィルスのもたらした未曾有の事態は、誰もが自分自身や働き方、生活意識や文化、価値観を見つめ直す契機ともなりました。短期間で世界が動いていく、動かされていく、まさに社会が変革する瞬間を目の当たりにする中で、不測の事態に備え自ら主体的に変化に対応することや、資産においては、積極的に「守る、運用する」ことの重要性に対する認識も高まったものと考えます。

当社においては、お客様のお声に耳を傾けながら、2019年5月に導入しました取引システムの使い勝手向上、「トラリピ支援チーム」によるZoomでの個別面談やワークショップの開催、公式Twitter及びYouTubeアカウントの開設、口座開設時のオンライン本人確認のリリース、「トラリピ®」の注文状況をビジュアルで確認できる「トラリピレンジマップ」のリリースといった、あらゆる場面におけるサービスの充実化を図ってまいりました。そして、かねてよりお客様のご要望が多くありました通貨ペア「AUD/NZD(豪ドル/ニュージーランドドル)」を「トラリピ史上最強通貨ペア(2015年1月~2020年6月の100pipsあたり総推移が当社取り扱い全14通貨ペア中No.1)」として満を持して導入し、取扱高は2ヶ月程度で業界最大級となるなど、大変ご好評いただいた結果、お預かり資産・口座数ともに順調に推移してまいりました。お客様には、変わらぬ日頃のご愛顧に深く感謝申し上げます。

2021年は、昨年末に米国でも大手製薬会社のワクチンが承認され、パンデミックの収束に期待が高まりつつも依然世界的な政治・経済の不透明感も重なり不安定な日々が続く可能性があります。当社は、本年もそうした日々に警戒しつつ、創業来変わらないお客様本位の「資産運用としてのFX」を広く普及するため、看板商品である「トラリピ®」の進化に「使いやすさ(UI=ユーザーインターフェース)」と「価値ある体験(UX=ユーザーエクスペリエンス)」を重視しながら、創意工夫を凝らした投資コンテンツやアナリストによる情報提供に知恵を絞りつつ、常にサービスを向上させて「毎日が財産になる、FUN(楽しみ)のある資産運用」を目指し進化してまいります。

おかげさまで2022年には創業20周年を迎えることとなりますが、FXの老舗としての経験とノウハウを十分に活かし、中長期運用のFXを提案する唯一無二のアセットマネジメントテック企業として、社会と皆様のくらしに貢献できるよう努力を続けてまいります。

本年も皆様にとりまして幸多い一年になりますよう祈念するとともに、変わらぬご愛顧とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

2021年1月元旦
株式会社マネースクエア
代表取締役社長
藤井 靖之


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