対円通貨ペアの大幅下落によって「置いてけぼり」だったトラリピが再ワークする動きも。利益値幅も見直しが必要か。
2024/08/14 16:29
トラリピ運用のコツ
オージーキウイが5カ月ぶりのトップ。カナダドル/円は3カ月ぶりの3位に。
データの算出方法
該当月に、新規と決済がともに成立した全トラリピの「実際に獲得したpips」を通貨ペアごとに集計してランキング、うち上位13通貨ペアを掲載しています。スワップによる損益、およびロスカット執行による決済は含んでおりません。
一言コメント
7月は、11日の為替介入や31日の日銀の利上げなどにより、対円通貨のボラティリティが急速に高まった。6つの対円通貨ペアが単月でいずれも高値から10~15円の下落を記録したことで、損失が拡大した動きもある一方、これまでは下値でいわゆる「置いてけぼり」となっていたトラリピが再び機能し始める兆しも見られている。8月のボラティリティ次第では、対円通貨ペアのさらなる躍進もありそうだ。
ボラティリティの高まりに比して、それほど大きな変化は見られず。
データの算出方法
該当月に、新規と決済がともに成立した全トラリピにおける「実際に獲得したpips」の平均値を算出しています。ロスカット執行による決済は含んでおりません。
一言コメント
カナダドル/円と豪ドル/円で、これまで落ち込んでいた平均値幅の回復が見られるも、そのほかの通貨ペアはおおむねこれまでの水準から変化なし。ボラティリティが低かった時期に設定したトラリピの利益値幅がそのままとなっていることが推測される。利益値幅の(拡大方向への)変更を検討してもよい時期に来ているのかもしれない。
MVT … Most Valuable Toraripi の略
※2024年7月更新分より、選出基準を変更しました。
変更前)
全トラリピの中から獲得pipsの多い順に『最優秀トラリピ』『殊勲賞トラリピ』『敢闘賞トラリピ』を選出。
↓
変更後)
冒頭の “『獲得pips』No.1の通貨ペアは?” にて、トップの通貨ペアから『最優秀トラリピ』を、2位の通貨ペアから『殊勲賞トラリピ』を、3位の通貨ペアから『敢闘賞トラリピ』を選出。
最優秀トラリピ(MVT)とは
毎月、各通貨ペアで獲得pipsが上位のトラリピの中から、
毎日が財産になる
というマネースクエアのスローガンを体現すると考えられるトラリピを、リピートレポート編集部が選出します。
そのため、獲得pipsが上位であっても、レンジの設定が極端にせまい(あるいは広い)場合や、利益値幅の設定が極端に小さい(あるいは大きい)場合は、選定の対象から除外することがあります。
■最優秀トラリピ(オージーキウイ)
■殊勲賞トラリピ(米ドル/円)
■敢闘賞トラリピ(カナダドル/円)
※選出したトラリピのパフォーマンスはあくまで過去の結果であり、将来の利益を保証するものではありません。
それでは、次号もよろしくお願いいたします。
リピートレポートに関しての注意事項
※「トラリピ」は、取引の利益を保証するものではありません。仕掛け方によっては多額の資金が必要となったり、設定したレンジ内であっても、損失を被ることがあります。