出来高
出来高(売買高)とは、金融商品の取引において売買が成立した量のことです。
出来高は相場に存在するエネルギーと見られることが多く、出来高が大きくなるということは相場に多くの資金が流れ込んできたことを意味し、それだけ関心が高まっていることがうかがえます。
逆に出来高が小さいということは、注文が少なく、広く相場に流通していないという「流動性のリスク」の可能性を示唆しています。
相場分析において「出来高」が注視される理由
出来高を伴った「上昇」や「下落」のトレンドは、一定期間その方向に続く可能性があり、出来高を伴っていない場合はその逆となることが多くなります。これが「出来高は株価に先行する」と言われる理由で、市場の活性度を測るバロメーターとして用いられています。
・上昇局面
出来高の増加 → 上昇トレンドの継続の可能性
出来高の減少 → 株価下落を警戒
・下落局面
出来高の増加 → 下落トレンドの最終局面の可能性
出来高の減少 → 株価の更なる下落を示唆
上記は一例です。