サヤ取引

サヤ取引とは、同じような値動きをする2つの金融商品の価格差(サヤ)を利用する取引方法です。
価格差が大きくなることを「サヤが開く」、小さくなることを「サヤが閉じる」と表現します。

サヤ取引は、株式や先物市場などを対象にするものが多いですが、現物株と先物、限月間、異銘柄間、異市場間など種類や方法が豊富にあります。

またサヤ取引は、裁定取引(アービトラージ)とも呼ばれ、2対象商品の価格差に一定の相関関係があり、価格差のひずみはいずれ平均に修正されるという考え方が前提となる取引手法です。市場の動向により、その価格差が開き過ぎと判断できれば、価格の高い方を売り、安い方を買う、逆に価格差が閉じ過ぎていると判断できれば、価格の高い方を買い、安い方を売る、という取引となります。

(例)
同じような値動きをする銘柄の価格差が広がっている場合
→サヤが閉じると予想
① 株価の高いA 銘柄→売り 株価の安いB 銘柄→買い
② 価格差が縮まった(サヤが閉じた)時に決済し利益を得る


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