米FOMC、BOC会合、豪CPIに注目!
2026/01/28 08:51
【ポイント】
・市場のFRBとBOCの金融政策見通しがどのように変化するか
・豪CPIでRBAの利上げ観測が高まるか
(欧米市場レビュー)
27日、欧米時間の外為市場では米ドルが全面安の展開。一時米ドル/円は151.994円、米ドル/カナダドルは1.35583カナダドル、米ドル/シンガポールドルは1.25581シンガポールドルへと下落し、ユーロ/米ドルは1.20762ドル、英ポンド/米ドルは1.38618ドルへと上昇。米ドル/カナダドルは25年7月以来、米ドル/シンガポールドルは14年9月以来の安値をつけ、ユーロ/米ドルは21年6月以来、英ポンド/米ドルは21年9月以来の高値を記録しました。
次期FRB(米連邦準備制度理事会)議長人事をめぐる不透明感やシャットダウン(米政府機能の一部停止)への懸念が米ドルに対する下押し圧力となるなか、トランプ大統領の発言によって米ドル安圧力がさらに強まりました。トランプ大統領は、記者団から米ドルが下がりすぎていないか?と問われると「米ドルは好調だ。大きく下落したとは考えていない」と答えました。
片山財務相はオンラインでのG7財務相会合終了後、為替への対応について「今後とも必要に応じて米国の当局と緊密に連携しながら、適切な対応をとっていく」と述べました。
(本日の相場見通し)
本日は、FOMC(米連邦公開市場委員会)とBOC(カナダ中銀)政策会合が開かれます。それらの結果に市場が反応しそうです。
<FOMC>
会合の結果は日本時間29日午前4時に判明
午前4時30分からパウエルFRB議長が会見
FRBは直近3会合(25年9月・10月・12月)連続でそれぞれ0.25%の利下げを実施。現在の政策金利は3.50~3.75%です。
本日のFOMCについては、市場では政策金利は据え置かれるとの見方が大勢。そのとおりの結果になれば、FOMCの声明やパウエル議長の会見が相場材料になりそうです。
FRBは6月のFOMCで0.25%の追加利下げを行うとの見方が市場では優勢です。CMEのFedWatchツールによれば、27日時点で市場が織り込むFRBの利下げ確率は本日のFOMCが約4%、3月17-18日までで約2割、4月28-29日までで約3割、6月16-17日までで約65%です。
パウエル議長は追加利下げに慎重と市場が受け止めれば米ドルにとってのプラス材料となり、米ドル/円や米ドル/シンガポールドルは堅調に推移し、ユーロ/米ドルや英ポンド/米ドルは軟調に推移しそうです。
※FOMCについては、本日の『ファンダメ・ポイント』[FOMCの注目ポイント、パウエル議長は何を語る?]をご覧ください。
<BOC政策会合>
会合の結果は日本時間28日午後11時45分に判明
29日午前0時30分からマックレムBOC総裁が会見
BOCは前回25年12月の会合で政策金利を2.25%に据え置くとともに、「現在の政策金利は、経済を支えつつインフレ率を2%近辺に維持するのに、ほぼ適切な水準だ」との認識を示しました。
本日の会合で政策金利は据え置かれると市場は予想しています。そのとおりの結果になれば、BOCの声明やマックレム総裁の会見が相場材料になりそうです。
市場では、BOCによる利下げサイクルは終了したとの見方が優勢です。現在の政策金利はほぼ適切な水準と改めて表明されるなど、声明やマックレム総裁の会見が、その見方を一段と強める内容になれば、カナダドルにとってのプラス材料になると考えられます。
※米ドル/カナダドルのテクニカル分析は、本日の『テクニカル・ポイント』[ドルカナダ、昨年7月3日以来の安値を示現!BOC&FOMCが相場動意となるか]をご覧ください(お客様専用ページへのログインが必要です)。
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豪州の25年10-12月期CPI(消費者物価指数)が本日発表されます(日本時間09:30)。同時刻には25年12月(月次)CPIも発表されるものの、RBA(豪中銀)は今のところインフレ統計として四半期CPIをより重視する姿勢を示しています。
10-12月期CPIの市場予想は以下のとおり。RBAはコアインフレ率としてCPIトリム平均値を注視しているため、その結果に特に注目です。
・総合(前期比):0.6%
・総合(前年比):3.6%
・トリム平均値(前期比):0.8%
・トリム平均値(前年比):3.3%
市場ではRBAは次回2月2-3日の政策会合で0.25%の利上げを行うとの観測があり、OIS(翌日物金利スワップ)に基づくと、27日時点で市場が織り込む2月の利上げ確率は約6割となっています。CPIが市場予想を上回る結果になれば、RBAによる利上げ観測が高まるとともに、豪ドル/円や豪ドル/米ドル、豪ドル/NZドルが堅調に推移しそうです。
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