トラリピ®に必要なお金

「トラリピって、どのくらいの資金で始めればいいの?」というギモンに、目安の資金や考え方をお伝えします。

※以下、個人口座を例とした解説です。法人口座の場合、必要証拠金が異なります。

最低限、必要となる資金

トラリピを実践するのに、最低限必要となる資金は以下の2つです。

  1. 必要証拠金 ※発注時
  2. レンジ内で発生する評価損

※必要証拠金だけでも発注は可能ですが、その場合、レンジ内での値動きでロスカットが執行される可能性が高くなります。

ポイント

本数と注文金額を増やすほど
大きな資金が必要となります

例として、以下の図をご覧ください。
※わかりやすさのため、少ない本数、かつキリのよいトラップ値幅で解説します。

3本のトラリピの例
必要証拠金 ※発注時 120,000

(内訳)
① 101円 × 1万ドル × 4% = 40,400円
② 100円 × 1万ドル × 4% = 40,000円
③ 99円 × 1万ドル × 4% = 39,600円

レンジ内の評価損 -30,000

(内訳)
①(99円-101円)× 1万ドル = -20,000円
②(99円-100円)× 1万ドル = -10,000円
③(99円-99円)× 1万ドル = 0円


必要証拠金 + 評価損充当分 ↓

必要資金 ※最低限 150,000
4本のトラリピの例
必要証拠金 ※発注時 159,200

(内訳)
① 101円 × 1万ドル × 4% = 40,400円
② 100円 × 1万ドル × 4% = 40,000円
③ 99円 × 1万ドル × 4% = 39,600円
④ 98円 × 1万ドル × 4% = 39,200円

レンジ内の評価損 -60,000

(内訳)
①(98円-101円)× 1万ドル = -30,000円
②(98円-100円)× 1万ドル = -20,000円
③(98円-99円)× 1万ドル = -10,000円
④(98円-98円)× 1万ドル = 0円


必要証拠金 + 評価損充当分 ↓

必要資金 ※最低限 219,200

最低限の資金だと、レンジから飛び出した途端にロスカット。

最低限の資金だけだと…?

レンジから外れたとたんにロスカットのイメージ・買い
レンジから外れたとたんにロスカットのイメージ・売り

※レンジ内の値動きでも、レンジ内で発生する評価損やスワップの支払いなどによってロスカットが執行される場合があります。

中長期のトラリピを実践するには、

レンジを広めに設定する、もしくは、レンジから外れたときのための余裕資金が必要です。

トラリピ®の資金の目安

計算式

目安となる資金の計算式

×1000 とは

最低取引単位である1000通貨の「1000」です。
たとえば、1本あたり5000通貨で仕掛けたい場合は、値を「5000」に変更して計算します。

÷3 とは

レバレッジ3倍の「3」です。
レバレッジ2倍で仕掛けたければ、値を「2」に、レバレッジ4倍で仕掛けたければ、値を「4」に変更します。

計算例

米ドル/円の例 ※1ドル=105円と仮定

1ドル=105円, 50本, レバレッジ2

105円 × 1000 × 50本 ÷ 2
262.5万円

1ドル=105円, 50本, レバレッジ3

105円 × 1000 × 50本 ÷ 3
175万円

1ドル=105円, 50本, レバレッジ4

105円 × 1000 × 50本 ÷ 4
131万円

NZドル/円の例 ※1NZドル=70円と仮定

1NZドル=70円, 50本, レバレッジ2

70円 × 1000 × 50本 ÷ 2
175万円

1NZドル=70円, 50本, レバレッジ3

70円 × 1000 × 50本 ÷ 3
117万円

1NZドル=70円, 50本, レバレッジ4

70円 × 1000 × 50本 ÷ 4
87.5万円

ポイント

上記のように、価格帯の低い通貨ペアのほうが、必要資金を抑えることが容易です。

topへ