カナダドルの特徴や変動の傾向
カナダドルの特徴
カナダは地理的な関係から米国と経済的な結びつきが深く、カナダ経済は米国景気の影響を受けやすい傾向があります。
カナダは原油や天然ガス、金属などエネルギー・鉱物資源が豊富であり、森林資源にも恵まれています。そのため、カナダドルは原油など資源価格の動向に影響を受けやすく、資源国通貨に位置付けられています。資源価格(特に原油)が上昇する局面ではカナダドルは上昇しやすく、資源価格が下落する局面ではカナダドルは下落しやすくなります。
BOC(カナダ銀行)の金融政策も重要です。BOCはインフレ目標を採用しており、前年比の消費者物価指数(CPI)上昇率が中期的に2%を中心に1~3%の範囲内に収まるように政策運営を行っています。BOCが利上げ(利上げ観測が高まること)はカナダドルにとってプラス材料です。
カナダドルの為替動向
カナダドル/円の月足チャート
カナダドルの変動要因
主な上昇要因
| 国際情勢 | 原油など資源価格の上昇 |
|---|---|
| 金融政策 | BOCの金融引き締め(観測の高まり) |
| 経済指標 | CPIやGDPなどカナダの経済指標が市場予想を上回る良い数字の場合 |
| その他 | 原油など資源価格の上昇 |
主な下落要因
| 国際情勢 | 原油など資源価格の下落 |
|---|---|
| 金融政策 | BOCの金融緩和(観測の高まり) |
| 経済指標 | カナダの経済指標が市場予想を下回る悪い数字の場合 |
※上昇要因・下落要因は現在の環境による一般的な目安であり、市場の注目度や見方により真逆の値動きになることがあります。
カナダの概要
| 国・地域名 | カナダ(Canada) |
|---|---|
| 首都 | オタワ |
| 位置 | 北緯45度25分、西経75度42分(オタワ) |
| 面積 | 998万4,670km² |
| 人口 | 3,825万人(2021年 世界銀行) |
| 主要言語 | 英語・フランス語 |
カナダの主な祝祭日
| 2023年 | |
|---|---|
| 1月1日 | ニューイヤーズ・デー(New Year’s Day) |
| 4月7日 | 聖金曜日(Good Friday) |
| 5月22日 | ビクトリア女王誕生日(Victoria Day) |
| 7月1日 | 建国記念日(Canada Day) |
| 9月4日 | 労働者の日(Labor Day) |
| 10月9日 | 感謝祭(Thanksgiving Day) |
| 11月11日 | 戦没者追悼日(Remembrance Day) |
| 12月25日 | クリスマス・デー(Christmas Day) |
| 12月26日 | ボクシング・デー(Boxing Day) |
※州によっては、表記と異なる場合があります。
(データ出所:リフィニティブ)
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