運用に必要な金額は?

CFDで必要な金額は?

CFDは運用資金(証拠金)を預け入れてレバレッジをかけて取引を行います。
初めてお取引される方は「どれくらいの資金が必要なんだろう?」と疑問に思われる方も多いと思います。
CFDでは預託した資金が、取引口座の状況によって呼び方が変わります。
当ページでは、「必要証拠金」「有効証拠金」「余剰証拠金」の3つの証拠金について触れ、運用に必要な資金を正しく理解するために、それらを使って「証拠金維持率」をご説明いたします。

必要証拠金とは

必要証拠金とはポジションを保持するために必要な資金のことです。最低取引単位である1Lot(ロット)あたりの「必要証拠金」を預け入れることでお取引が可能です。
取引する会社や銘柄によって必要証拠金額は異なり、取引口座に預託した資金(預託証拠金)が必要証拠金に満たない場合は、取引を行うことができません。

必要証拠金に関する注意点

  • CFD価格により必要証拠金は変動します。
    (ポジション保持後もCFD価格や為替レートにより必要証拠金は変動します)
  • ポジションを保持している間は、必要証拠金は出金することができません。
必要証拠金の計算式

必要証拠金=取引総代金×証拠金率

取引総代金とは

ポジション成立に伴い授受される代金のこと。
国内株価指数:CFD価格に売買単位に係る数量を乗じた額
海外株価指数:CFD価格に売買単位に係る数量を乗じた後、対円為替レートを乗じて円建て換算した額

※売買単位:
売買可能な「最低取引単位」のこと
参考:
マネースクエア「トラリピCFD」売買単位

日本N225 計算例あり 1倍
米国D30 計算例あり 0.01倍
米国NQ100
米国SP500 0.1倍
英国F100 0.01倍
必要証拠金の計算例

日本N225=30,000円 の時に
1Lotの取引を行う場合

取引総代金
30,000円 × 1Lot × 1(日本N225売買単位) = 30,000円
必要証拠金
30,000円 × 10%(証拠金率) = 3,000円

最低運用資金:
3,000円(1Lotあたりの必要証拠金額)

※日本N225はポジション保持後もCFD価格により必要証拠金は変動します。

必要証拠金の計算例

日本N225=30,000円 の時に
5Lotの取引を行う場合

取引総代金
30,000円 × 5Lot × 1(日本N225売買単位) = 150,000円
必要証拠金
150,000円 × 10%(証拠金率) = 15,000円

最低運用資金:
15,000円(5Lotあたりの必要証拠金額)

※日本N225はポジション保持後もCFD価格により必要証拠金は変動します。

必要証拠金の計算例

米国D30=32,000ドル の時に
1Lotの取引を行う場合

(米ドル/円 のレートを130円で想定)

取引総代金
32,000ドル × 1Lot × 0.01(米国D30売買単位) × 130円(為替レート)= 41,600円
必要証拠金
41,600円 × 10%(証拠金率) = 4,160円

最低運用資金:
4,160円(1Lotあたりの必要証拠金額)

※米国D30などの海外株価指数は、ポジション保持後もCFD価格や為替レートにより必要証拠金は変動します。

有効証拠金とは

未確定の損益を加味した、現時点の実質的な証拠金の残高のこと。

ポジションを保持していない場合

ポジションを保持していない場合、預託している証拠金=有効証拠金となります。

ポジションを保持している場合

ポジションを保持している場合、預託している証拠金+含み損益(未確定の損益)=有効証拠金となります。

余剰証拠金とは

余剰証拠金とは、保有中ポジションの資金として使用していない証拠金のこと。

ポジションを保持していない場合

ポジションを保持していない場合、預託している証拠金=余剰証拠金となります。

ポジションを保持している場合

ポジションを保持している場合、有効証拠金-必要証拠金=余剰証拠金となります。

証拠金維持率とは

証拠金維持率とは、有効証拠金に対する必要証拠金の割合のことで、証拠金維持率が100%を下回るとロスカットが執行されます。

証拠金維持率=
有効証拠金÷必要証拠金×100

ロスカットのについての詳細はこちらから。

少しの値動きでロスカットに合わないためには、余剰証拠金をある程度余裕を持って預託しておくことをオススメします。
運用額の参考として、同じレバレッジ商品のマネースクエア「トラリピFX」でお取引されているお客さまの証拠金維持率の平均はおおよそ1,000%ほどです(2022年3月末時点)。


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