アスリートのための資産運用プログラム パラレルラン特別対談
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元バレーボール選手
狩野 舞子
- 狩野舞子 元バレーボール選手
- 1988年7月15日生まれ、東京都出身。15歳でアテネ五輪バレーボール全日本代表候補に選出され注目を浴びる。高校卒業後、久光製薬スプリングス(現・久光スプリングス)に入団。度重なる怪我と戦いながらも、イタリアやトルコのリーグでも活躍。全日本代表にも複数回選出され、2012年ロンドンオリンピックに出場し銅メダルを獲得。2018年引退後は、タレント活動や自身のYouTubeチャンネル「マイコチャンネル」を開設するなど、幅広く活躍する。
- 藤井
- この度はアスリートに特化した資産運用プログラム パラレルランに、日本代表でもご活躍された元バレーボール選手、狩野舞子さんをお迎えしています。 狩野さんのリアルなお金との付き合い方や、投資やFXに対するイメージなどをお聞かせいただいて、今後の資産運用に関してサポートやアドバイスができればと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
- 狩野
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こちらこそ楽しみにしておりました。
よろしくお願いいたします。
まずは、狩野さんのキャリアの原点についてお伺いしたいのですが、狩野さんはいつ頃からバレーボールを始めたのですか?
本格的にバレーボールという競技を始めたのは小学校4年生です。ただ両親もバレーボールをやっていたので、赤ちゃんの頃から母親の“ママさんバレー”に連れていかれて体育館の隅っこでボールを触っていた記憶があります。家族全員がバレーボールをしていたので、常にバレーボールが生活の中にありました。
そんなに幼いときからバレーボールが身近にあったのですね。バレーボール選手になる宿命だったのかもしれませんね。 高校卒業後プロの世界に入られて、日本代表にも何度も選出されていますが、プロや日本代表選手になるという意識を持たれたのはいつ頃からですか?
中学生になってから、最初はただ身長が高いだけの選手でしたが、日々の練習をこなしていくうちに徐々に技術も備わってきたように思います。お陰で、中学校3年生の時にアテネ五輪全日本代表候補に選出していただきました。
さすがに招集された時は、これからは国を背負ってプレーしていかなければいけないと実感しました。それまでは漠然とオリンピックに出たいという想いは持っていたのですが、世界で戦うことを明確に意識したのはその時が初めてでした。
注目されることのプレッシャーと家族の存在
15歳での代表候補選出はとても早いですよね。年上の方々が沢山いらっしゃる中での代表候補というのはどんな感じなのですか?
それまでテレビで見ていたような選手たちと一緒に練習するので、最初は緊張の連続でした。
当然、同じレベルでプレーはできないのですが、トップレベルの選手たちと一緒に練習できるという感謝の気持ちもありつつ、なぜ自分がここにいるのだろうという戸惑いの気持ちもありました。年齢的にも、中学生から高校生になるタイミングだったので、気持ちが不安定な時期でもあったように思います。とても貴重な経験だったことは間違いありません。
マスコミをはじめ、周囲からの注目も大きかったのではないですか?
はい、とても大きかったです。注目していただくのはとてもありがたかったのですが、報道が加熱する部分もありました。自分の実力よりも名前が一人歩きしてしまっていたので、実力と注目度に大きなギャップを感じて苦しんだこともありました。
- 当時、心の支えだったり、周りからのサポートなどはありましたか?
まだ15歳という年齢ですから、自分だけでは心の安定を保つのが難しく、母親や姉の存在はとても大きかったです。練習も本当にきつくて、毎日ついて行くのが必死なのに、最終的には代表に残ることはできないのだなと思いながら練習している自分もいました。
高校進学直後だったこともあり、早く高校の練習に参加したいという焦りもありましたね。そういう精神状態の中、練習が終わって母親に連絡をすると励ましの言葉をかけてくれました。声を聞くだけで気持ちが落ち着いたことを思い出します。
そういう家族のサポートがあったから乗り越えられた部分もあったのですね。
狩野さんのように、若くして大きな重圧に耐えなければならないアスリートの方々にアドバイスはありますか?
アドバイスというとおこがましいのですが、失敗することを恐れずに思い切ったプレーをして欲しいということです。
15歳の自分も“失敗したらどうしよう”という気持ちが強かったので理解はできるのですが、重要な舞台では失敗を恐れて自分のプレーが出せないことのほうがリスクです。経験が浅いうちは失敗して当たり前なので、失敗を恐れずに、思い切ってプレーして欲しいです。それが長い目で見てアスリートとして良い結果につながるのではないでしょうか。
選手時代の資産管理
少しテーマを変えて、狩野さんの選手時代の家計状況についてお聞きしたいと思います。
バレーボール選手になってからは、お金の管理は自分でされていたのですか?
高校を卒業して実業団に入ったのですが、お給料は全て自分の口座に振り込まれていたので自分で管理していました。管理といっても、毎月の貯金額を月5万円と決めて、後は特に意識せずに必要な分だけを使っていました。
選手になりたての頃と、活躍して代表選手や海外チームでプレーするようになった後だとお金に対する意識は変わりましたか?
だいぶ変わったと思います。
選手になりたての頃はいただけるお金もそれほど多くなかったので慎重に使っていましたが、活躍が認められたり、全日本代表に選出されたりすると入ってくるお金も増えていきます。さらに、海外に行くと日本よりもお金をいただけたので、使うお金がどんどん大きくなったことは自分でも実感しました。
狩野さんはイタリアとトルコのチームに在籍していたと伺いましたが、当時は為替などを気にすることもありましたか?
全く気にしていませんでした。
むしろ、海外のチームでプレーすることになり、初めてお金の価値が変動するということを知ったほどです。
そうだったのですね。
少し余談ですが、狩野さんが活躍していた時代より、今はトルコリラの価値が大きく下がっています。2012年頃は、1トルコリラで40円から50円くらいの価値があったのですが、今は7円から8円まで価値が下落しています。
そんなに違うのですね。何でそんなことになってしまうんですか?
いろいろな要因がありますが、政治や経済が不安定になると、トルコ企業に対する投資が減ります。その結果、その国に流通する通貨の価値も下がってしまうのです。
とても勉強になります。
マネースクエアの講義を受けて
本日マネースクエアの講義を受けていただきましたが、いかがでしたか?
金融や資産運用に関する知識があまりなかったということもあり、正直これまではFXには手を出さない方がいいのではないかというネガティブなイメージがありました。ですが、講義を受けて、マネースクエアさんのトラリピ*1というシステムを活用したり、スタッフの皆さんにうまくサポートいただければ、私にも効率的な資産運用ができるのではないかと思うことができました。
*1 決められた価格で自動的に売買をくり返す注文方法。マネースクエアHDが特許を取得しています。
ありがとうございます。このパラレルランという取り組みは、サービスの名前の通り、資産運用やお金のことを十分に考える時間がないアスリートの方々にも効率的に資産運用を行ってもらえるように、専門のスタッフが併走しながら資産運用のサポートをおこなっていくサービスになっています。
バレーボールと資産運用に共通してある
“再現性”
パラレルランは資産運用における“再現性”をいかに高められるかということに重点をおいているのですが、バレーボールに必要とされる再現性はありますか?
一見するとバレーボールはボールに対して素早く反応するスポーツですので、再現性は必要がないように思われるかもしれませんが、プレーによっては再現性が求められる部分もあります。例えばサーブです。サーブは自分ひとりで完結できる動きですし、いいサーブを打つためには再現性の高いトスをあげることが重要です。また、セッターはスパイカーが打ちやすいように、毎回同じところにトスを上げる必要があります。そういった意味では、バレーボールにおいても再現性はとても重要です。
なるほど。わかりやすい例えですね。
バレーボールでも、再現性が必要とされるプレーは基礎的な部分で、基礎がしっかりしているからイレギュラーな場面でも応用が利くということがあると思いますが、資産運用も同じことが言えます。通貨の動きにも再現性があり、上下の振れ幅が大きくても、また同じような動きに回帰したりします。そのような法則性を上手く利用できるのが、先程話に出たトラリピというシステムです。
講義の中で、資産運用というのは点より線、線より面で捉えるというお話を伺って、さまざまな情報を集約して確率を上げていくということだと思いました。そこがスポーツの戦略と類似しているところがあり、聞いていてワクワクしました。
こうして個別に話を聞いていただくと、合理的で面白そうだと思っていただけるのですが、まだまだ日本では特に外貨に着目した資産運用というのは普及していないと感じることも多いです。
我々のミッションとして、資産運用を通じて日本を豊かにし、経済を活性化する一助になりたいと思っています。ぜひ狩野さんにはこれをきっかけに資産運用についての知識を吸収していただけたらと思います。
狩野さんのYouTubeチャンネル「マイコチャンネル」も楽しませていただいております。今後もバレーボール界のみならず、日本を元気にしていただけるような幅広いご活躍を期待しています。本日は長時間どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
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