豪ドル/NZドル、足もと注目ポイントは?

2022/05/27 08:49

テクニカル・ポイント

【注目ポイント】BB・-2σライン(≒1.09235NZドル)で下値サポートされるか否か
【見通し①】同ライン下値サポートなら、「1.10930NZドル」付近までの上昇もあり得そう
【見通し②-1】同ライン割れなら、「1.07500NZドル」付近までの下落も想定
【見通し②-2】同ライン割れ→先行2スパンサポートなら、「1.08790~1.10000NZドル」を“主戦場”(コアレンジ)とするレンジワーク

豪ドル/NZドル・日足チャート

今月4日に直近高値となる「1.11041NZドル」を付けた後、徐々に下値を切り下げる動きとなっている豪ドル/NZドル

上図の各メルクマールを見ると、1) 21日MA(移動平均線)が横向きであること、2) 遅行スパンがローソク足と絡み合う状態となっていること、3) ローソク足が青色雲(=サポート帯、先行スパン)の中で推移していること、4) パラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)がローソク足の上方で点灯していること、そして5) DMI(方向性指数)で-DI>+DIとなり、ADXが右肩上がり推移になっている(上図青色点線丸印)ことから、豪ドル/NZドル・日足チャートは、上下圧力が拮抗するレンジ相場を示すチャート形状であると判断します。

喫緊の注目ポイントは・・・BB(ボリンジャーバンド)・-2σライン(≒1.09235NZドル、上図黄色矢印および黒色線)でローソク足が下値サポートされるか否か。

同ラインは、直近高安レート(安値:1.06156NZドル[3/16]、高値:1.11041NZドル[5/4])を結んだFR(フィボナッチ・リトレースメント)・38.2%水準と近似値であることから、足もとにおける「重要な分水嶺(ぶんすいれい)」と捉えて良いでしょう。

筆者が予想する今後の見通しは以下の通りです。(見通し①、②)


[見通し①]
これからの時間にかけて、BB・-2σラインで下値サポートされた場合は、「下値固め」→「反発フロー」となる可能性も。当該ケースでは、「(約1カ月間における市場参加者の平均コストを示す)21日MA(≒1.10000NZドル)超え」や「SARの買いサインへの転換」も伴いながら、BB・+2σライン(≒1.10930NZドル、上図Ⓐ赤色線)付近までの上昇もあり得そうです。

[見通し②-1]
一方で、BB・-2σラインを終値ベースで下回った場合は、「下値支持線割れ」→「もう一段の下押し」となる可能性も。当該ケースでは、「(青色雲の下辺である)先行2スパン(≒1.08790NZドル)割れ」や「遅行スパンの“逆転”」も伴いながら、心理的な重要水準であり、かつ、上述した直近高安レートを基準とするFR・76.4%水準を基準とする「1.07500NZドル」(上図Ⓑ水色線)付近までの下落も想定すべきでしょう。

[見通し②-2]
他方、BB・-2σラインを終値ベースで下回りつつも、青色雲の下辺である先行2スパン(≒1.08790NZドル)で下値サポートされた場合は、「下値支持帯での下支え」→「揉み合い相場継続」となる可能性も。当該ケースでは、下値メド:先行2スパン、上値メド:21日MAを基準とする「1.08790~1.10000NZドル」(上図黄色四角枠)を“主戦場”(コアレンジ)とするレンジワーク主体の相場付きとなりそうです。


上記見通し①、②につき、今後の豪ドル/NZドルに関するトレード・アイデアの一助になれば幸いです。

なお、上述した各メルクマールの設定方法や複合チャートの見方・捉え方については、26日収録の『M2TV マーケットView虎視眈眈』([豪ドル円 タイムフレーム投資戦略])でも解説しています。よろしければこちらもご覧ください。


執筆者プロフィール
津田 隆光(つだ たかみつ)
チーフマーケットアドバイザー
日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト(CMTA)。主にコモディティ分野のマーケットに従事し、2008年1月マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)入社。各種テクニカル分析レポートを執筆する傍ら、セミナー講師やラジオ番組コメンテーターなどを務める。毎週木曜日、M2TV「マーケットView虎視眈眈」を担当。
【プロフィール】大阪府出身。元高校球児。
【趣味】読書(歴史小説)、ドライブ、温泉旅行
【好きな言葉】「Simplicity is the ultimate sophistication.」(単純は究極の洗練) 「不激、不躁、不競、不随」(激せず、躁がず、競わず、随わず


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