豪ドル/NZドル、『1.1』が下値メドとなるか

2022/05/17 09:11

テクニカル・ポイント

【注目ポイント】「1.10460NZドル」で下値サポートされるか否か
【見通し①】下値サポートなら、「1.11140NZドル」or「1.11760NZドル」付近までの上昇を想定
【見通し②】同レート割れなら、「1.10000NZドル」付近までの下押しもあり得そう
【当面の“主戦場”(コアレンジ)】「1.10000~1.11760NZドル」

豪ドル/NZドル・日足チャート

6日の当レポート(『『1.1の壁』突破の豪ドル/NZドル!当面の“主戦場”は?』)で記載した豪ドル/NZドルですが、4日に直近高値である「1.11041NZドル」を付けた後に一旦下押し主体の相場付きに。その後、「下値固め」→「小反発」となり、もう一段の上値切り上げを模索する展開となっています。

上図の各メルクマールを見ると、1) 21日MA(移動平均線)が右肩上がりであること、2) 遅行スパンがローソク足の上方にあること、3) ローソク足の下方に分厚い形状の青色雲(=サポート帯、先行スパン)およびパラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)があること、そして4) DMI(方向性指数)で+DI>-DIの乖離がやや拡大し、ADXが右肩上がりに変化しつつある(上図赤色点線丸印)ことから、豪ドル/NZドル・日足チャートは、上昇トレンド継続を示唆するチャート形状であると判断します。

目先の注目ポイントは、BB(ボリンジャーバンド)・+1σラインを基準とする「1.10460NZドル」(上図黄色矢印)でローソク足が下値サポートされるか否か。

筆者が予想する今後の見通しは以下の通りです。(見通し①、②)


[見通し①]
これからの時間にかけて、「1.10460NZドル」で下値サポートされた場合は、「上昇バンドウォーク再開」→「もう一段の上値トライ」となりそうです。当該ケースでは、「+DI>-DIの乖離拡大」や「ADXの右肩上がり推移」も伴いながら、BB・+2σラインを基準とする「1.11140NZドル」(上図Ⓐ赤色線)付近、あるいは、18年8月時高値である「1.11760NZドル」付近までの上昇を想定すべきでしょう。

[見通し②]
一方で、「1.10460NZドル」を終値ベースで下回った場合は、「上昇バンドウォーク再開失敗」→「一旦の下押し」となりそうです。当該ケースでは、「BB・±2σラインの収縮(スクイーズ)」や「+DI>+DIの乖離縮小」も伴いながら、青色雲の上辺である先行1スパンを基準とし、同時に心理的重要水準である「1.10000NZドル」(上図Ⓑ水色線)付近までの下押しを想定すべきでしょう。ただし、現状では青色雲が分厚い形状(=強い下値サポート帯)となっていることから、下値余地は限定的となりそうです。


上記見通し①および②を概括すると、豪ドル/NZドルは下値しっかりの相場付きが継続しそうです。よって、当面※の“主戦場”(コアレンジ)となり得るゾーンは、「1.10000~1.11760NZドル」(前回「1.09420~1.10000NZドル」)と予想します。(※ここでの「当面」のスパンは、1~2週間を想定しています。)

足もとでは、日本時間本日午前10時30分に公表されるRBA(豪中銀)金融政策会合の議事要旨の内容が豪ドル/NZドルの動意となりそうです。


執筆者プロフィール
津田 隆光(つだ たかみつ)
チーフマーケットアドバイザー
日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト(CMTA)。主にコモディティ分野のマーケットに従事し、2008年1月マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)入社。各種テクニカル分析レポートを執筆する傍ら、セミナー講師やラジオ番組コメンテーターなどを務める。毎週木曜日、M2TV「マーケットView虎視眈眈」を担当。
【プロフィール】大阪府出身。元高校球児。
【趣味】読書(歴史小説)、ドライブ、温泉旅行
【好きな言葉】「Simplicity is the ultimate sophistication.」(単純は究極の洗練) 「不激、不躁、不競、不随」(激せず、躁がず、競わず、随わず


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