メキシコペソ/円、押し目買いが奏功しそう

2022/01/26 08:22

テクニカル・ポイント

【注目ポイント】BB・-2σライン(≒5.500円)が下値支持線として機能するか否か
【見通し①】同ラインで下値支持なら、「5.685円」付近までの上値切り上げ
【見通し②】同ライン割れなら、「5.370円」付近までの下押しも想定
【投資戦略アイデア】「押し目買い」or「打診買い」

メキシコペソ/円・日足チャート

今月5日に直近高値となる「5.669円」を付けた後、「上昇バンドウォーク崩れ」→「21日MA(移動平均線)割れ」となり、足もとではBB(ボリンジャーバンド)・-2σライン付近までの下押しフローとなっているメキシコペソ/円

上図の各メルクマールを見ると、1) 21日MA(移動平均線)が横向きであること、2) 遅行スパンがローソク足と絡み合う状態(上図黄色丸印)になっていること、3) ローソク足が分厚い形状の青色雲(=先行スパン、サポート帯)の中に入り込んでいること、4) パラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)がローソク足の上方で点灯していること、そして、5) DMI(方向性指数)で-DI>+DIとなり、ADXが右肩上がり推移となっている(上図青色点線丸印)ことから、メキシコペソ/円・日足チャートは、「上昇トレンド一服」→「下値固めの時間帯」を示唆するチャート形状であると判断します。

喫緊の注目ポイントは、上述したBB・-2σライン(≒5.500円、上図黄色矢印および黒色線)が下値支持線として機能するか否か。

筆者が予想する、今後の見通しは以下の通りです。(見通し①、②)


[見通し①]
これからの時間にかけて、BB・-2σラインが下値支持線として機能した場合は、「下値固め」→「反発フロー」となる可能性も。当該ケースでは、「-DI>+DIの乖離縮小」や「SARの買いサインへの転換」も伴いながら、BB・+2σライン(≒5.685円、上図Ⓐ赤色線)付近までの上値切り上げとなりそうです。

[見通し②]
一方で、ローソク足が終値ベースでBB・-2σラインを割り込んだ場合は、「下値支持線割れ」→「もう一段の下押し」となる可能性も。当該ケースでは、「-DI>+DIの乖離拡大」や「遅行スパンの“逆転”」も伴いながら、青色雲の下辺である先行2スパン(≒5.370円、上図Ⓑ水色線)付近までの下押しも想定すべきでしょう。ただし、現時点では、上述の通り分厚い形状の青色雲(=強い下値サポート帯)となっていることから、その下値余地は限定的と捉えて良さそうです。


上記見通し①および②を概括すると、足もとのメキシコペソ/円は「押し目買い」ないしは「打診買い」が奏功する相場付きであると言えそうです。


執筆者プロフィール
津田 隆光(つだ たかみつ)
チーフマーケットアドバイザー
日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト(CMTA)。主にコモディティ分野のマーケットに従事し、2008年1月マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)入社。各種テクニカル分析レポートを執筆する傍ら、セミナー講師やラジオ番組コメンテーターなどを務める。毎週木曜日、M2TV「マーケットView虎視眈眈」を担当。
【プロフィール】大阪府出身。元高校球児。
【趣味】読書(歴史小説)、ドライブ、温泉旅行
【好きな言葉】「Simplicity is the ultimate sophistication.」(単純は究極の洗練) 「不激、不躁、不競、不随」(激せず、躁がず、競わず、随わず)


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