豪ドル/NZドル、重要線を上抜け突破!

2022/01/24 09:31

テクニカル・ポイント

【注目ポイント】ADX(平均方向性指数)の動向
【見通し①】ADXがさらに上昇なら、「1.07500NZドル」超えを試す動きに
【見通し②】ADXが横這いor下落変化なら、「1.06111NZドル」付近までの下押しを想定
【当面の“主戦場”(コアレンジ)】「1.06111~1.07500NZドル」
【留意点】状況によっては「1.05000NZドル」付近までの下押しも

豪ドル/NZドル・週足チャート

今月6日の当レポート(『豪ドル/NZドル、喫緊の注目ポイントは?』)において、豪ドル/NZドルの週足チャートレベルでの注目ポイントとして記載した「26週BB(ボリンジャーバンド)・+2σライン(≒1.06500NZドル※)超え成否」ですが、前週の終値ベースで当該ラインを上抜け突破する動き(上図黄色丸印)となっています。(※6日時点での観測値)

上図の各メルクマールを見ると、1) 26週MA(移動平均線)がやや右肩上がりになりつつあること、2) 遅行スパンがローソク足を上抜ける“好転”(上図黄色矢印)となっていること、3) パラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)がローソク足の下方で点灯していること、そして、4) DMI(方向性指数)で+DI>-DIの乖離がやや拡大し、ADXが低位置から右肩上がり推移になりつつある(上図赤色点線丸印)ことから、豪ドル/NZドル・週足チャートは、上昇トレンド序盤を示唆するチャート形状であると判断します。

その他メルクマールでは、ⅰ) BB・±2σラインが拡張する“エクスパンション”となっていること、また、ⅱ) ローソク足が赤色雲の上辺(先行2スパン)を上抜け突破していることも合わせると、今後の豪ドル/NZドル徐々に上値を切り上げる相場付きとなりそうです。

今後注目すべきポイントは・・・ADX(平均方向性指数)の動向。

筆者が予想する、今後の見通しは以下の通りです。(見通し①、②)


[見通し①]
これからの時間にかけて、ADXがさらに右肩上がり推移となった場合は、もう一段の上値追いとなる可能性も。当該ケースでは、「+DI>-DIの乖離拡大」や「上昇バンドウォーク継続」も伴いながら、心理的水準である「1.07500NZドル」(上図Ⓐ赤色線)付近までの上昇、ないしは同水準超えを試す動きとなりそうです。

[見通し②]
一方で、ADXが横這い推移、ないしは右肩下がり推移に変化した場合は、「上昇トレンド一服」→「一旦の下押し」となる可能性も。当該ケースでは、「+DI>-DIの乖離縮小」や「BB・+2σライン付近での上値抵抗圧力増大」も伴いながら、赤色雲の上辺である先行2スパン(≒1.06111NZドル、上図Ⓑ水色線)付近までの下押しを想定すべきでしょう。仮に、同スパンを割り込むような動きとなったケースでは、「上昇バンドウォーク崩れ」も伴いながら、約半年間における市場参加者の平均コストを示す26週MA(≒1.05000NZドル)付近までの下押しもあり得そうです。


上記見通し①および②を概括すると、当面の豪ドル/NZドルについては、「1.06111~1.07500NZドル」が“主戦場”(コアレンジ)になると想定しつつ、状況によっては「1.05000NZドル」付近まで下押しする可能性も留意すべきでしょう。


執筆者プロフィール
津田 隆光(つだ たかみつ)
チーフマーケットアドバイザー
日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト(CMTA)。主にコモディティ分野のマーケットに従事し、2008年1月マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)入社。各種テクニカル分析レポートを執筆する傍ら、セミナー講師やラジオ番組コメンテーターなどを務める。毎週木曜日、M2TV「マーケットView虎視眈眈」を担当。
【プロフィール】大阪府出身。元高校球児。
【趣味】読書(歴史小説)、ドライブ、温泉旅行
【好きな言葉】「Simplicity is the ultimate sophistication.」(単純は究極の洗練) 「不激、不躁、不競、不随」(激せず、躁がず、競わず、随わず)


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