豪ドル/NZドル、喫緊の注目ポイントは?

2022/01/06 08:32

テクニカル・ポイント

【注目ポイント】BB・+2σライン(≒1.06500NZドル)を上抜け突破するか否か
【見通し①】同ライン上抜け突破なら、「1.07500NZドル」付近までの上昇も視野
【見通し②】同ライン上値抑制なら、「1.05000NZドル」付近までの下押しもあり得そう
【当面の“主戦場”(コアレンジ)】「1.05000~1.07500NZドル」

豪ドル/NZドル・週足チャート

昨年12月上旬を起点に、徐々に上値を切り上げる相場付きとなっている豪ドル/NZドル。今回は、俯瞰的な相場状況を視認するために、週足チャートを見ていきましょう。

上図の各メルクマールを見ると、1) 26週MA(移動平均線)が横向きであること、2) 遅行スパンがローソク足と絡み合う状態(上図黄色丸印)となっていること、3) パラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)がローソク足の下方で点灯していること、そして、4) DMI(方向性指数)で+DI>-DIの乖離がやや縮小し、ADXが右肩下がり推移となっている(上図赤色点線丸印)ことから、豪ドル/NZドル・週足チャートは、上下圧力が拮抗するレンジ相場を示唆するチャート形状であると判断します。

喫緊の注目ポイントは・・・BB(ボリンジャーバンド)・+2σライン(≒1.06500NZドル、上図黄色矢印)をローソク足が上抜け突破するか否か。

筆者が予想する、今後の見通しは以下の通りです。(見通し①、②)


[見通し①]
これからの時間にかけて、BB・+2σラインをローソク足が終値ベースで上抜け突破した場合は、「上値抵抗線突破」→「もう一段の上値切り上げ」となる可能性も。当該ケースでは、「遅行スパンのローソク足上抜け(=好転)」および「赤色雲上辺である先行2スパン上抜け」も伴いながら、心理的水準である「1.07500NZドル」(上図Ⓐ赤色線)付近までの上昇も視野に入れるべきでしょう。

[見通し②]
一方で、BB・+2σライン付近で上値を抑制される動きとなった場合は、「上値抵抗圧力の増大」→「一旦の下押し(=反省相場)」となる可能性も。当該ケースでは、「遅行スパンの好転フェイク(ダマし)」および「先行2スパン上抜け失敗」も伴いながら、約半年間における市場参加者の平均コストを示す26週MA(≒1.05000NZドル、上図Ⓑ水色線)付近までの下押しもあり得そうです。


上記見通し①および②を概括すると、当面の豪ドル/NZドルは、「1.05000~1.07500NZドル」を“主戦場”(コアレンジ)とするレンジワーク主体の相場付きとなりそうです。


『「大予想」2022年の為替・株』も合わせてご確認ください。



執筆者プロフィール
津田 隆光(つだ たかみつ)
チーフマーケットアドバイザー
日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト(CMTA)。主にコモディティ分野のマーケットに従事し、2008年1月マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)入社。各種テクニカル分析レポートを執筆する傍ら、セミナー講師やラジオ番組コメンテーターなどを務める。毎週木曜日、M2TV「マーケットView虎視眈眈」を担当。
【プロフィール】大阪府出身。元高校球児。
【趣味】読書(歴史小説)、ドライブ、温泉旅行
【好きな言葉】「Simplicity is the ultimate sophistication.」(単純は究極の洗練) 「不激、不躁、不競、不随」(激せず、躁がず、競わず、随わず)


topへ