NZドル/円、下値固めの時間帯か

2021/08/18 09:21

テクニカル・ポイント

【注目ポイント】BB・-2σライン(≒75.800円)下値サポート成否
【見通し①】同ライン下値サポートなら、「77.830円」付近までの上昇フローも
【見通し②】同ライン割れなら、「75.000円」付近までの下落を想定
【着目点】200日MA割れは「フェイク(ダマし)」なのか「トリガー」なのか

NZドル/円・日足チャート

10日の当レポート(『NZドル/円、重要線でサポートされるか』)において、NZドル/円における足もと注目ポイントとして記載した「200日MA(移動平均線、≒76.230円※)下値サポート成否」ですが、昨日17日の終値ベースで同MAを下回り、一時「75.325円」までの下押しフローとなっています。(※8/10時点レート)

上図の各メルクマールを見ると、1) 21日MAが横向きであること、2) 遅行スパンがローソク足と絡み合う状態となっていること、3) ローソク足の上方に赤色雲(=抵抗帯、先行スパン)およびパラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)があること、4) BB(ボリンジャーバンド)・±2σラインが21日MAに対してパラレルとなり、ローソク足がBB・-2σライン付近で推移していること、そして、5) DMI(方向性指数)で-DI>+DIとなり、ADXが低位置での推移となっている(上図青色点線丸印)ことから、NZドル/円・日足チャートでは、レンジ相場形成における下値固めの時間帯であると判断します。

目先の注目ポイントは、BB・-2σライン(≒75.800円、上図黄色矢印)でローソク足が下値サポートされるか否か。

各メルクマールを主軸とする見通しについては、以下の2通りと予想します。

[見通し①]
これからの時間にかけて、仮にローソク足が同ラインで下値サポートされた場合は、「下値固め」→「反発フロー」を予想します。そのケースでは、重要線である200日MA(≒76.420円)超えも伴いながら、21日MA(≒76.820円)ないしはBB・+2σライン(≒77.830円)付近までの上昇フローとなりそうです。よって、この場合の足もとの200日MA割れは一過性の動き、いわゆる「フェイク(ダマし)」と捉えて良さそうです。

[見通し②]
一方で、ローソク足が同ラインを終値ベースで下回った場合は、「下値支持線割れ」→「もう一段の下押し」となりそうです。そのケースでは、遅行スパンのローソク足下放れである“逆転”も伴いながら、心理的ラインである「75.000円」(上図水色線)付近までの下落を想定すべきでしょう。よって、この場合の足もとの200日MA割れは、「大局的なトレンド転換ポイント(/トリガー)」と捉えることもできそうです。


以下はあくまで筆者のアナロジー(類比)分析をベースとする見通しですが、特にBB・±2σラインや先行スパンの形状を見ると、上記[見通し①]の蓋然性が高いと予想します。よって、一旦の反発フローを目論む「打診買い」をしてみるのも一案でしょう。適宜、ストップロスを設定するなどのリスク管理を徹底した上で、トレードのご参考にしていただければ幸いです。

※ファンダメンタルズ材料詳細については、本日の『デイリーフラッシュ』([NZドルが反応!? 本日RBNZ(NZ中銀)会合])をご覧ください。


執筆者プロフィール
津田 隆光(つだ たかみつ)
チーフマーケットアドバイザー
日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト(CMTA)。主にコモディティ分野のマーケットに従事し、2008年1月マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)入社。各種テクニカル分析レポートを執筆する傍ら、セミナー講師やラジオ番組コメンテーターなどを務める。毎週木曜日、M2TV「マーケットView虎視眈眈」を担当。
【プロフィール】大阪府出身。元高校球児。
【趣味】読書(歴史小説)、ドライブ、温泉旅行
【好きな言葉】「Simplicity is the ultimate sophistication.」(単純は究極の洗練) 「不激、不躁、不競、不随」(激せず、躁がず、競わず、随わず)


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