メキシコペソ/円、三角保ち合い・ペナント型を形成中

2021/08/09 09:56

テクニカル・ポイント

【注目ポイント】三角保ち合い・ペナント型の上下突破成否
【ケース①】「5.500円」上抜け突破なら、「5.540円」ないしは「5.597円」付近までの上昇
【ケース②】「5.440円」割れなら、「5.396円」ないしは「5.283円」付近までの下落
【ケース③】ケース①②未達なら、「5.440~5.500円」をベースとするレンジワーク

メキシコペソ/円・日足チャート

6月21日に直近安値となる「5.283円」を付けた後、一旦7月2日および5日に同高値となる「5.597円」まで上昇し、その後は上値切り下げかつ下値切り上げの『三角保ち合い・ペナント型』(上図水色線)のチャート形状となっているメキシコペソ/円

上図の各メルクマールを見ると、1) 21日MA(移動平均線)が横向きであること、2) 遅行スパンがローソク足と絡み合う状態となっていること、3) ローソク足の上方にパラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)が点灯していること、4) ローソク足が21日MA付近および青色雲(=先行スパン)の上方付近で推移していること、そして、5) DMI(方向性指数)で+DIと-DIが交差し、+DI>-DIになりつつある(上図黄色矢印)ことから、メキシコペソ/円・日足チャートでは、上下圧力が拮抗するレンジ相場を形成する時間帯であると判断します。

今後の注目ポイントは、上述した『三角保ち合い・ペナント型』ローソク足が上下突破(=上放れ、下放れ)するか否か。以下、ケース①~③についてご確認ください。

[ケース①] 三角保ち合い・上放れ
ローソク足がペナント型・上値抵抗線(≒5.500円、上図a)を上抜けした場合は、BB(ボリンジャーバンド)・+1σライン超えも伴いながら、もう一段の上値トライとなりそう。そのケースでは、BB・+2σライン(≒5.540円)、ないしは前回高値である「5.597円」(7/2・5)付近までの上昇を想定。

[ケース②] 三角保ち合い・下放れ
ローソク足がペナント型・下値支持線(≒5.440円、上図b)を下抜けした場合は、BB・-2σラインおよび先行2スパン割れも伴いながら、もう一段の下押しとなる可能性も。そのケースでは、直近安値である「5.396円」(7/20)、ないしは前回安値である「5.283円」(6/21)付近までの下落を想定。

[ケース③] 三角保ち合い継続
ローソク足が上記①および②を示現することなく、三角保ち合い・ペナント型推移を継続した場合は、狭いレンジ内を往って来いとなる相場付きとなりそう。そのケースでは、下値支持線(上図b)および上値抵抗線(上図a)の間のゾーンである「5.440~5.500円」をベースとするレンジワーク主体の相場展開を想定。

上記のケース①~③については、遅行スパンおよびDMIの動向も合わせて確認しつつ、足もとでは、日本時間本日20時に発表されるメキシコの7月CPI(消費者物価指数)の結果についても注目すべきでしょう。

※ファンダメンタルズ材料については、本日の『デイリーフラッシュ』([本日メキシコCPI発表、BOMの利上げ観測は高まるか!?])をご覧ください。


執筆者プロフィール
津田 隆光(つだ たかみつ)
チーフマーケットアドバイザー
日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト(CMTA)。主にコモディティ分野のマーケットに従事し、2008年1月マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)入社。各種テクニカル分析レポートを執筆する傍ら、セミナー講師やラジオ番組コメンテーターなどを務める。毎週木曜日、M2TV「マーケットView虎視眈眈」を担当。
【プロフィール】大阪府出身。元高校球児。
【趣味】読書(歴史小説)、ドライブ、温泉旅行
【好きな言葉】「Simplicity is the ultimate sophistication.」(単純は究極の洗練) 「不激、不躁、不競、不随」(激せず、躁がず、競わず、随わず)


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