豪ドル/NZドル、三角保ち合い継続か

2021/12/01 09:31

テクニカル・ポイント

【注目ポイント】21日MA(≒1.04000NZドル)で下値サポートされるか否か
【見通し①】同MA下値支持なら、「1.05000NZドル」付近までの戻り
【見通し②】同MA割れなら、「1.03200NZドル」付近までの下押し
【当面の主戦場(コアレンジ)】「1.03200~1.05000NZドル」

豪ドル/NZドル・日足チャート

先月25日、直近高値となる「1.04496NZドル」を付けた後、上値が抑制される動きとなっている豪ドル/NZドル

上図の各メルクマールを見ると、1) 21日MA(移動平均線)が横向きであること、2) 遅行スパンがローソク足と絡み合う状態となっていること、3) BB(ボリンジャーバンド)・±2σラインが21日MAに対してパラレルとなっていること、4) パラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)がローソク足の下方で点灯していること、そして、5) DMI(方向性指数)で+DI>-DIとなり、ADXが低位置推移となっている(上図赤色点線丸印)ことから、豪ドル/NZドル・日足チャートは、上下圧力が拮抗するレンジ相場を形成する時間帯であると判断します。

そんな中、10月12日・13日に付けた高値レート(=1.06065NZドル)を起点に徐々に上値切り下げとなる一方で、9月16日に付けた安値レート(=1.02806NZドル)を起点に徐々に下値切り上げとなる、いわゆる『三角保ち合い(もちあい)・ペナント型』のチャート形状となっていることが視認できます。

当該チャート形状は、「当面ボックス圏相場が継続し、その後徐々に高安レートの値幅が小さくなりやすい」という傾向・パターンが見られます。よって、この点からも、当面の豪ドル/NZドルレンジワーク主体の相場付きになりやすいと捉えて良さそうです。

以上を踏まえた上で、目先注目すべきポイントは・・・約1カ月間における市場参加者の平均コストを示す21日MA(≒1.04000NZドル、上図黄色矢印)でローソク足が下値サポートされるか否か。

筆者が予想する、今後の見通しは以下の通りです。(見通し①、②)


[見通し①]
これからの時間にかけて、21日MAが下値支持線となり得た場合は、「一旦下値固め」→「反発フロー」を想定。当該ケースでは、「+DI>-DIの乖離拡大」も伴いながら、BB・+2σライン(≒1.05000NZドル、上図Ⓐ)付近までの戻りとなりそうです。

[見通し②]
一方で、21日MAをローソク足が終値ベースで割り込んだ場合は、「下値基準線割れ」→「もう一段の下値追い」を想定。当該ケースでは、「+DI>-DIの乖離縮小」も伴いながら、BB・-2σライン(≒1.03200NZドル、上図Ⓑ)付近までの下押しとなりそうです。


以上を概括すると、当面の豪ドル/NZドルは、下値メド:BB・-2σライン、上値メド:BB・+2σラインとする「1.03200~1.05000NZドル」を“主戦場”(コアレンジ)とする相場展開となりそうです。


執筆者プロフィール
津田 隆光(つだ たかみつ)
チーフマーケットアドバイザー
日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト(CMTA)。主にコモディティ分野のマーケットに従事し、2008年1月マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)入社。各種テクニカル分析レポートを執筆する傍ら、セミナー講師やラジオ番組コメンテーターなどを務める。毎週木曜日、M2TV「マーケットView虎視眈眈」を担当。
【プロフィール】大阪府出身。元高校球児。
【趣味】読書(歴史小説)、ドライブ、温泉旅行
【好きな言葉】「Simplicity is the ultimate sophistication.」(単純は究極の洗練) 「不激、不躁、不競、不随」(激せず、躁がず、競わず、随わず)


topへ