エリオット波動・宮田レポート(短期アップデート) ※6月21日更新

2022/06/21 10:28

宮田エリオット波動レポート(短期アップデート)

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[日経平均]
  今年も「夏至の買い」となるか?!
【当面の想定レンジ】 25,500~28,300円

[NYダウ] 
【当面の想定レンジ】 29,500~33,330ドル

[ナスダック]
【当面の想定レンジ】 10,300~11,500

[米ドル/円]
【当面の想定レンジ】 126.000~135.000円

[日経平均]
世界金融危機の底値を付けた08年10月以降、日経平均はおよそ4年周期で底入れしており、現在の相場はコロナショック底(20年3月)を起点とする4年サイクルの中にあります。この4年サイクルは、二つの2年サイクル(2年+2年)で構成されており、今年3月から後半の2年サイクルに入っています。今回、新たな2年サイクルは「サード・オブ・サード」と共に始まりました。ここからすると、今後2年以内に日経平均は過去最高値・38,915円(ザラバで38,957円)を更新してもおかしくありません。

【日足・エリオット波動分析】 今年も「夏至の買い」となるか?!
日経平均は昨年9月来の調整第(2)波を24,681円(3/9安値)で終了し、そこから第(3)波の上昇トレンドに入った可能性が高いとみています。

28,338円(3/25高値)からは第(3)波のマルii波に位置付けられ、そのパターンはレンジ相場としての「フラット」(a)-(b)-(c)と思われます。

6月20日には一時25,520円まで下げ、25,688円(5/12安値)を下回る場面がありました。この動きを以て、およそ3カ月続いてきたレンジ相場が完成した可能性があるでしょう。

ところで6月21日(火)は1年で昼の時間がもっとも長い夏至です。
夏至と日経平均の近年の関連をみると、昨年(2021年)の夏至当日(6/21)に日経平均は前日比953円安(一時1100円超の下げ)と急落しましたが、翌日は873円高と大幅反発しています。一昨年(2020年)は、夏至の付近が重要な買い場でした。
今年も「夏至の買い」となるか注目です。

【時間足・エリオット波動分析】
28,338円(3/25高値)からのマルii波が「フラット」(a)-(b)-(c)で進行中とみなし、直近の急落は(c)波とカウントします。

筆者は(c)波が目先的にも終了する可能性をみています。そして、マルiii波の上昇がいつ始まってもおかしくないと考えます。マル(iii)波は3万円処を目指す、ダイナミックな上昇となるでしょう。
【6月20日16:34更新】


[NYダウ]

【NYダウ日足・エリオット波動分析】 
★20日は休場 (6月19日の奴隷解放記念日 Juneteenth の振替休日で)
6月16日にNYダウは1年5カ月ぶりに3万ドルを下回りました。1月に付けた過去最高値(36,952ドル)から17日安値(29,653ドル)までの下落率は、ザラバベースで19.75%に広がりました(既にS&P500は終値ベースで下げ率が20%を超える、弱気相場入りとなっています)。

NYダウの1月からの下落には、波の重複(オーバーラップ)が目立ちます。1月高値からこれまでの下落フォーメーションはおそらく「ダブル・ジグザグ」(W-X-Y)でしょう。
この見方によれば、35,492ドル(4/21高値)からの下落は2番目のジグザグ・Y波(マルa-マルb-マルc)に当たり、33,272ドル(6/1高値)からの直近の急落は、Y波中マルc波に位置付けられます。

引き続き、3万ドル割れで目先アク抜けする可能性に注目しています。足元でNYダウは、フィボナッチ比率サポート[29,794ドル]に既に達しています。

[29,794ドル]…2020年3月安値から今年1月高値までの上昇に対する38.2%押し水準

直近でNYダウはマドを二つ空けて急落しています。この先三つ目のマドを空けて下げると、いわゆる「三空叩き込み」という転換パターンとなり、それは上記ダブル・ジグザグ終了を意味するものでしょう。
【6月21日8:44更新】



[ナスダック]

【ナスダック総合指数日足・エリオット波動分析】 ★20日は休場
ナスダック総合指数(以下ナスダック)は、重要な節目に接近しています。

6月16日には一時10,565まで下げ、2020年9月下旬以来1年9カ月ぶり安値を付けました。50カ月MAにタッチしたわけですが、そうなるのは2020年3月以来のことです。

50カ月MA(10,599, 6/20時点)は注目度の高い移動平均線です。
なぜなら2010年9月以降、ナスダックは50カ月MAを月末値で下回ったことが一度もないのです。もしも月末値でも50カ月MAを明確に下回るようなら、それは長期上昇トレンドが終了した証左とみられますので、さらに弱気相場が続くことに備える必要が出てくるでしょう。

なおフィボナッチ比率からの注目サポートは[10,291]です。

【フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)】 
17日には一時2537まで下げました。既に[2651](2020年3月から今年1月までの上昇の半値押し水準)を下回り、次は2500の攻防になると思われます。

2500を下回るようなら、[2361]試しが視野に入ります。

[2361]…2020年3月からの上昇に対する61.8%押し水準
【6月21日9:13更新】


[米ドル/円]

米ドル/円は4月に2015年高値・125.860円をブレイクし、5月は131円台まで円安が進みました。さらに6月は24年ぶり円安水準・135円台を付けています。この円安トレンドは、さらに大きく、長く、続くとみています。筆者が描く理想的なシナリオは、「2023年6月頃に1ドル=150-160円を達成する」というものです。なお(A)波(11年10月→15年6月)と、(C)波(21年1月~)が等しく上がるN計算値からは、[152.869円]というターゲットが導かれます。

【月足・エリオット波動分析】 
米ドル/円は102.579円(21/1/6)を起点とする(C)波の上昇トレンド(米ドル高・円安)にあります。この(C)波は8年サイクルに基づき、2023~24年まで続くとみられます。
4月は125.860円を上回ったことに加え、過去20年間で形成された、大型の逆ヘッド・アンド・ショルダーズから上放れを開始しました。この強気パターンによれば、先々ターゲットとして[1ドル=170円]が導かれます。本格的な円安時代が到来しているなかで、将来的には1ドル=150円さえも、ひとつの通過点に過ぎないのかもしれません。

【日足・エリオット波動分析】 
126.354円(5/24)以来の米ドル高・円安・マイナー級の第5波は135.537円(6/15)を以て終了し、これに伴いインターミディエイト級の第(3)波─109.110円(21/9/22)が起点─も同時に終了したと思われます(135.537円を上抜いた場合の見方については時間足の分析をご覧ください)。

そうであれば米ドル/円は、インターミディエイト級の第(4)波の下落(米ドル安・円高)に入ったことになります。

第(4)波の下値メドは125-126円とみられます。厳密には以下のようなレベルです。

[126.354円(5/24)]…インターミディエイト級第(3)波中第4波安値
[125.441円]…インターミディエイト級第(3)波の米ドル/円上昇幅の38.2%押し水準

【時間足・エリオット波動分析】 
135.537円(6/15)からの第(4)波(A-B-C)中、最初の下落・A波を形成中とみられます。このA波は、マルi波~マルv波で構成されると想定しています。

131.415円(6/16)からは、マルii波のリバウンドに位置付けられます。この波動カウントを前提とすると米ドル/円は135.537円(6/15)を上回らず、その後は131.415円を下回る動きとなるでしょう。

<オルタナティブ・カウント>
135.537円からはエクスパンディッド・フラットが進行中です。131.415円以来の米ドル/円上昇はマルb波に当たり、それは135.537円を上回り[136.509-137.111円]を打診するでしょう。
[136.5091-137.111円]…マルb波の長さがマルa波に対して1.236-1.382倍になる水準

このマルb波を経て、マルc波の米ドル安・円高に移ることになります。マルc波は131.415円を下回る動きとなるでしょう。
【6月21日10:10更新】


エリオット波動とは
株式・為替動向を予想する心強いテクニカル手法
米国人ラルフ・ネルソン・エリオットが提唱した、今後の株式や為替など市場価格の動向を予想する手法です。相場は5つの上昇波と3つの下降波(合計8つの波)で一つの周期を作るパターンに従って展開するとされます。
このパターンは集団心理によるもので、数分から数十年といった様々な時間軸において観察されます。
フィボナッチ数列、黄金分割比率をチャート分析に初めて導入したのもエリオットです。


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