エリオット波動・宮田レポート(短期アップデート) ※1月21日更新

2022/01/21 12:27

宮田エリオット波動レポート(短期アップデート)

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【日経平均】
・波動カウントをマイナーチェンジ
・調整終了接近との見方を継続
【当面の想定レンジ】 27,000~28,700円

【NYダウ】
・第(2)波調整入りの可能性
・ナスダックは短期的にはリバウンドへ?!
【当面の想定レンジ】 34,000~35,600ドル

【米ドル/円】
・113.489円付近で下値固めとなるか?
【当面の想定レンジ】 112.300~116.500円

[日経平均]
日経平均日足チャートのエリオット波動分析
波動カウントをマイナーチェンジ(調整終了接近との見方は継続)
【日足・エリオット波動分析】 
19日(水)に日経平均は急落(790円安)し、5ヵ月ぶり安値を付けました。注目していた節目である、27,588円(12/3安値)を割り込みましたので、波動カウントを以下のように修正します。

[波動カウント]
30,795円(9/14高値)から第(2)波の調整(A-B-Cジグザグ)が進行中です。
27,293円(10/6安値)からは、第(2)波中B波(トライアングル)に位置付けられます。B波は28,814円(1/12高値)で完了し(後述)、以来の下げはC波とみられます。C波の終わりが第(2)波の終わりとなります。

第(2)波の下値メドとして、第(1)波のレッサー・ディグリー第4波安値付近、つまり26,954円(8/20安値)辺りに注目です。2万7千円処というのは、約1年にわたる膠着相場の下限でもあります。

20日(木)には一時27,217円まで下げており、第(2)波はいつ終了してもおかしくないといえます。

ただし2万7千円処を明確に下回ると、短期的に下落の勢いがより強まることが予想されます。この場合、第(1)波(20/3/17→21/9/14)の上昇に対する3分の1押し~38.2%押しである、[25,983円~25,280円]が、第(2)波のターゲットとして有力視できます。
日経平均時間足エリオット波動分析
【時間足・エリオット波動分析】
30,795円(9/14高値)からの第(2)波調整は、A-B-Cジグザグを形成していくと思われます。27,293円(10/6安値)を起点とするB波=トライアングルは、28,814円(1/12高値)で終わり、そこからはC波の下落とカウントできます。まずは上記の26,954円付近で下げ止まるかに注目です。

なおB波トライアングルの下辺(現在2万8千円)を終値で超えるようなら、「トレンド転換=底入れ」の最初の感触が得られます。
【1月20日16:40更新】
TOPIX日足チャートのエリオット波動分析・騰落レシオ

[NYダウ]
NYダウ日足エリオット波動分析
第(2)波調整入りの可能性
年初から米国株市場は高値波乱となっています。
ハイテク銘柄の多いナスダック総合指数は、昨年高値から直近まで13%近く下げています。ナスダックは、このままだと200日線を週末値で明確に下回りそうですが、そうなるとコロナショック以降の上昇局面では初めての弱気パターンになります。

ナスダックに比べ、NYダウの1月高値からの下げは今のところ小さい(約6%)ですが、エリオット波動からは第(2)波調整入りの公算が大きく、そうであれば、しばらくは下値模索が続く可能性が高いでしょう。

もっとも後述するように、来週は大きなリバウンドが期待できます。

【日足・エリオット波動分析】 
今回、波動カウントを見直しました。

NYダウは36,952ドル(1/5高値)を以て、上昇第(1)波を終え、そこから第(2)波の調整に入ったとみられます。昨年6月に付けた安値(33,271ドル)からの上昇第5波は、[エクスパンディング・ダイアゴナル・トライアングル](拡大斜行三角形)という(かなりレアですが)パターンだったようです。
NYダウ時間足チャートのエリオット波動分析

【ナスダック総合指数・日足エリオット波動分析】 短期的にはリバウンドへ?!

これまでの波動カウントによれば、ナスダックは14,175を下回らないはずでした。しかし、20日(木)に一時14,140まで下げました。この動きに伴い波動カウントを見直すことにしました。
見直し後の波動カウントは、昨年11月高値から第(2)波の調整局面を迎えている、というものです。

なお第(2)波の安値は、(やや広めですが)14,175~12,395のレンジ内で付けるでしょう。これは、昨年2月高値と3月安値の範囲。エリオット的には、「上昇第(1)波における上昇第3波中、レッサー・ディグリーマルiv波領域」、ということになります。
ちなみに第(1)波の上昇に対する23.6%押しの13,950は、想定下値レンジの上限とほぼ同じとなっています。この節目に直近安値はほぼ達していますので、来週はいったん大きなリバウンドがありそうです。

さて14,000処で底打ちせず、さらに下値模索の展開になる場合、次の黄金分割サポートレベルは12,552。これは第(1)波の38.2%押し水準ですが、想定下値レンジの下限に近いものとなっています。
【1月21日 10:10更新】
ナスダック総合指数日足エリオット波動分析

[米ドル/円]
米ドル/円週足エリオット波動カウント
米ドル/円は2021年1月以来、(C)波の上昇トレンドが進行中であり、今年は米ドル高・円安の2年目に当たります。エリオット波動と8年サイクルに基づき、2023-24年に2015年の高値(125.860円)を上回る、これが中長期の基本観です。筆者が描く理想的なシナリオは、「2023年6月頃に1ドル=150-160円を達成する」というものです。

【週足&日足・エリオット波動分析】 113.489円付近で下値固めとなるか?
ドル/円は2015年からの大型トライアングルを上放れ(2021年)、102.579円(1/6)を起点とする(C)波の上昇トレンド(米ドル高・円安)にあります。この(C)波は5波構成となり、その内、第(3)波が109.110円(9/22)から進行中とカウントしています。

昨年11月に付けた115.491円以来、第2波(米ドル安・円高)が展開されているとみられます。第2波のパターンはフラットです。

116.319円(1/4)からは、第2波中マルc波に位置付けられます。この第2波の下値メドは以下に示す通りです。

[113.327円]…第2波中のマルa波(11/24→11/30)と、マルc波が等しく下がる水準
[113.076円]…2021年1月(102.579円)から22年1月(116.319円)までの米ドル高・円安に対する23.6%押し水準
[112.499円]…11/30の米ドル/円安値。なおこの水準のやや下には、過去1年間のサポートラインが控えます。

113.489円(1/14)からはリバウンドとなり、18日(火)には一時115.013円と115円台を回復しました。しかしそれも束の間、21日(金)の午前には一時114円を下回る動きをみせています。

ここから113.489円付近でダブル・ボトムを付けるかを目先注目しています。113.489円を維持しつつ、115.013円を抜くと、第2波終了および第3波スタートの可能性が高まります。

逆に113.489円を下回ると、上記の下値メドを試すことになるでしょう。
【1月21日11:35更新】
米ドル/円日足エリオット波動分析
米ドル/円時間足チャートのエリオット波動

エリオット波動とは
株式・為替動向を予想する心強いテクニカル手法
米国人ラルフ・ネルソン・エリオットが提唱した、今後の株式や為替など市場価格の動向を予想する手法です。相場は5つの上昇波と3つの下降波(合計8つの波)で一つの周期を作るパターンに従って展開するとされます。
このパターンは集団心理によるもので、数分から数十年といった様々な時間軸において観察されます。
フィボナッチ数列、黄金分割比率をチャート分析に初めて導入したのもエリオットです。


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