エリオット波動・宮田レポート(短期アップデート) ※1月18日更新

2022/01/18 08:59

宮田エリオット波動レポート(短期アップデート)

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【日経平均】
・11カ月続いた膠着相場は終了したか
【当面の想定レンジ】 27,600~28,800円

【NYダウ】
・目先底を付けた可能性
【当面の想定レンジ】 34,700~36,900ドル

【米ドル/円】
・115.240円をクリアするか注目
【当面の想定レンジ】 112.300~116.500円


[日経平均]
日経平均日足エリオット波動分析
11カ月続いた膠着相場は終了したか
日経平均は1月14日(金)安値(27,889円)を以て、11カ月間続いた膠着相場=第(2)波を終えた可能性があります。それは222日(営業日ベース)対等日である1月12日(水)と、わずか2日違いでした。
また同じ14日に、日銀が昨年10月1日以来となるETF買い(701億円)を実施したことは注目でしょう。この日、日銀が投じた牽制球はこの先、目先投機筋に対して心理的な抑止力として働きそうです。

日経平均が29,388円(1/5高値)を抜くことにより、第(2)波終了・第(3)波開始の可能性が高まります(後述)。足元で日経平均は、持続的な強気相場が始まるかの重要ターニングポイントを迎えています。

【日足・エリオット波動分析】 
[波動カウント➀]
30,714円(2/16高値)以来の第(2)波は、ダブル・スリー(W-X-Y)というパターンです。
30,795円(9/14高値)からはY波(トライアングル)に当たります。もしそうなら、日経平均は今後27,588円(12/3安値)を下回ることなく第(3)波上昇トレンドを開始するでしょう。

[波動カウント➁]
30,795円(9/14高値)から第(2)波の調整(A-B-Cジグザグ)が進行中です。
27,293円(10/6安値)からは、第(2)波中B波(トライアングル)に位置付けられます。27,588円(12/3安値)を下回るとC波の下落トレンド入りとみていいでしょう。

第(2)波の下値メドとして、第(1)波(20/3/17→21/9/14)の上昇に対する38.2%押し水準・25,280円が有力です。
日経平均時間足エリオット波動分析
【時間足・エリオット波動分析】
29,388円(1/5高値)からは、昨年9月からの三角保ち合いにおける最終下降波マルe波に位置付けられます。14日に一時27,889円まで下げましたが、トライアングル下辺水準を意識したかのように下げ渋りました。この日のローソク足は陰線ながら、長い下ヒゲの出現が目先底入れを暗示しています。TOPIXは日中で200日線を下回ったものの引けでは回復しました(日銀ETF買いが奏功した格好です)。

17日(月)に日経平均が反発したことにより、マルe波完了の可能性が浮上しています。

目先では、28,814円(1/12高値)を終値でしっかり上回るかを注目しています。1/5高値からの下げ幅に対する61.8%戻りが28,815円ですし、この水準は200日線(28,783円、1/17大引け時点)でもあります。この二重のレジスタンスをブレイクすることにより、マルe波完了の可能性は高められます。

一方この見通しとは異なり、27,588円(12/3安値)を割れる場合には、上記[波動カウント➁]への切り替えを考慮する必要があります。
【1月17日15:25更新】
TOPIX日足チャートのエリオット波動分析・騰落レシオ


[NYダウ]
NYダウ日足エリオット波動分析
(「キング牧師生誕記念日」のため17日の米国株式市場は休場)

【日足・エリオット波動分析】 
NYダウは33,785ドル(10/1安値)を起点に、マイナー級の第5波上昇トレンドが進行中とみられます。このマイナー級第5波完成を以て、コロナショック底値からの上昇5波構成は完成しますが、その完成時期はまだ先です。
NYダウ時間足チャートのエリオット波動分析
【時間足・エリオット波動分析】 
33,785ドル(10/1安値)からのマイナー級第5波の上昇トレンド中、マイニュート級マルi波高値は36,565ドル(11/8高値)、同マルii波安値は34,006ドル(12/1安値)で終わり、そこからの上昇はマルiii波とカウントしています。

マルiii波中、ミニュエット級の第(ii)波は34,665ドル(12/20安値)を以て終わり、そこからはミニュエット級第(iii)波の上昇が進行中とみられます。このミニュエット級第(iii)波はさらに、サブミニュエット級に分波している、とみられます。

14日(金)には一時35,641ドルまで下げ、35,639ドル(1/10安値)に肉薄しましたが踏みとどまり、この日のローソク足は長い下ヒゲを持つ「たくり足」となりました。18日(火)に上昇となれば、目先底入れの可能性が高まります。
ナスダック総合指数日足エリオット波動分析
【ナスダック総合指数・日足エリオット波動分析】 
ナスダック総合指数(以下ナスダック)については、昨年11月高値・16,212からの調整を第3波のマルiv波とカウントできます。この波動カウントに基づくと、昨年10月安値14,181((レッサー・ディグリー第(iv)波安値)辺りが下げ止まりメドとして適当です。なおマルiv波とマルi波高値(14,175、昨年2月高値)が重なることはありません(ノー・オーバーラップ)。この点からも、ナスダックの今後の下落余地は限定的と思われます。

マルiv波すべてが終わったかは別にして─マルiv波はフラットやトライアングルなど保ち合いパターンになるかもしれません─ナスダックの値幅調整そのものは終わったか、終わりつつあると思われます。
【1月18日 8:40更新】

[米ドル/円]
米ドル/円週足エリオット波動
米ドル/円は2021年1月以来、(C)波の上昇トレンドが進行中であり、今年は米ドル高・円安の2年目に当たります。エリオット波動と8年サイクルに基づき、2023-24年に2015年の高値(125.860円)を上回る、これが中長期の基本観です。筆者が描く理想的なシナリオは、「2023年6月頃に1ドル=150-160円を達成する」というものです。

【週足&日足・エリオット波動分析】 115.240円をクリアするか注目
ドル/円は2015年からの大型トライアングルを上放れ(2021年)、102.579円(1/6)を起点とする(C)波の上昇トレンド(米ドル高・円安)にあります。この(C)波は5波構成となり、その内、第(3)波が109.110円(9/22)から進行中とカウントしています。

昨年11月に付けた115.491円以来、第2波(米ドル安・円高)が展開されているとみられます。第2波のパターンはフラットです。

116.319円(1/4)からは、第2波中マルc波に位置付けられます。この第2波の下値メドは以下に示す通りです。

[113.327円]…第2波中のマルa波(11/24→11/30)と、マルc波が等しく下がる水準
この下値メドに、14日(金)の113.489円はほぼ合致しています。
ここから115.240円(1/4からの米ドル/円下落に対する61.8%戻り水準)をクリアすると、第2波終了および第3波スタートの可能性が高まります。第3波入りとなれば、米ドル/円は116.319円を早々に上抜き、118円台を試すことになるでしょう。

[113.076円]…2021年1月(102.579円)から22年1月(116.319円)までの米ドル高・円安に対する23.6%押し水準
[112.499円]…11/30の米ドル/円安値。なおこの水準のやや下には、過去1年間のサポートラインが控えます。
【1月18日8:05更新】
米ドル/円日足エリオット波動分析
米ドル/円時間足チャートのエリオット波動

エリオット波動とは
株式・為替動向を予想する心強いテクニカル手法
米国人ラルフ・ネルソン・エリオットが提唱した、今後の株式や為替など市場価格の動向を予想する手法です。相場は5つの上昇波と3つの下降波(合計8つの波)で一つの周期を作るパターンに従って展開するとされます。
このパターンは集団心理によるもので、数分から数十年といった様々な時間軸において観察されます。
フィボナッチ数列、黄金分割比率をチャート分析に初めて導入したのもエリオットです。


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