エリオット波動・宮田レポート(短期アップデート) ※12月7日更新

2021/12/07 09:16

宮田エリオット波動レポート(短期アップデート)

宮田レポートPDF版はこちらから

【日経平均】
・「売りの嵐」過ぎ、底打ちの態勢整う?!
【当面の想定レンジ】 27,300~30,000円

【NYダウ】
・リバウンド局面
【当面の想定レンジ】 33,800~35,600ドル

【米ドル/円】
・112円台前半に複数のサポートを確認
【当面の想定レンジ】 112.300~116.000円

<日経平均>
日経平均日足チャートのエリオット波動分析
「売りの嵐」過ぎ、底打ちの態勢整う?!
「オミクロン・ショック」が日本株市場を襲った11月26日(金)に、東証1部2184銘柄の内337銘柄が年初来安値を付けました。続く29日(月)の年初来安値銘柄は542銘柄に増え、この日は東証1部銘柄の4分の1(24.82%)が安値を更新しました。

翌30日(火)の安値更新銘柄数は485(同22.21%)、そして12月1日(水)は528(24.18%)と、安値更新銘柄の割合が高止まりしていましたが、2日(木)は237(10.85%) に減少。そして3日(金)の安値銘柄数は88に急減(4.03%)しています。「売りの嵐」は過ぎ去ったとみられます。東証1部騰落レシオは1年8ヵ月ぶりに70%割れ(69.23%)となったことからも、日本株市場の底打ち態勢は整ったとみられます。

なおWHOは3日、オミクロン株が世界38ヵ国で検出されたと発表するとともに、今のところオミクロン株に関連した死者の報告は無いことを明らかにしました。

感染者の多くが無症状・軽症であることから、オミクロン株は感染力は強いが弱毒化したウィルス、との見方があります。もちろん油断大敵ですが、過剰に不安視する必要もなさそうです。

TOPIX日足チャートのエリオット波動分析・騰落レシオ
【日足・エリオット波動分析】 
[修正後波動カウント➀]
30,714円(2/16高値)以来の調整局面は第(2)波に位置付けられます。この第(2)波はダブル・スリー(W-X-Y)を形成中です。ちなみに30,795円(9/14高値)からのY波は、トライアングルのコースを辿っているかもしれません。だとすると、日経平均の第(2)波は27,293円(10/6安値)を下回らずに終わるでしょう。
TOPIXの第(2)波もダブル・スリーですが、9月高値(2120)以来のY波はジグザグとみられます。

第(2)波の終了と第(3)波上昇トレンド入りは、日経平均とTOPIXの両方が11月16日高値(29,960円、2062)を上抜くことにより確認されます。

[修正後波動カウント➁]
30,795円(9/14高値)からは第(2)波の調整に当たり、それはジグザグ(A-B-C)で下げていくと想定されます。A波(9/14→10/6)の下げ幅(3502円)と、C波(11/16高値29,960円→)の下げ幅が同じとすると、下値メドは26,458円。第(1)波(20/3/17→21/9/14)の上昇に対する38.2%なら25,280円。これら水準への下押しを経て、第(3)波の上昇トレンドが始まると予想されます。
【12月6日17:20更新】
新安値銘柄数

日経平均時間足エリオット波動分析

<NYダウ>
NYダウ日足チャートのエリオット波動分析
【日足・エリオット波動分析】 リバウンド局面
NYダウは11月高値(36,565ドル)を以てマイナー級5波を終えたとみられます。つまりは、2020年3月以来の上昇トレンド=インターミディエイト級(1)波も終了したとみられます。

これによると、今はインターミディエイト級(2)波の調整が進行中です。もしそうなら、この第(2)波はコロナショック以降では最大規模の調整となるでしょう。

具体的には、第(1)波中もっとも下げたのは20年9月3日高値(29,199ドル)から同10月30日安値(26,143ドル)までの10.46%だったことから、第(2)波の下げ率はそれを上回るでしょう。こうみると、この先NYダウは控えめにみても、32,500ドル処(11月高値から11%下げ)へ下げる展開となりそうです。

なお34,006ドル(12/1安値)からは(2)波-B波のリバウンドと思われます(後述)。
NYダウ時間足チャートのエリオット波動分析
【時間足・エリオット波動分析】 
最高値36,565ドル(11/8)からの第(2)波は、ジグザグ(A-B-C)で下げていくと想定されます。

その内A波は、34,006ドル(12/1安値)を以て終わり、そこからはB波のリバウンドとみられます。6日には一時35,356ドルまで上昇し、A波の下げ幅の半値戻り(35,286ドル)を達成しました。

引き続き目先では、35,588ドル(同61.8%戻り)の節目を試す展開もありそうです。このリバウンド後にはC波の下落が開始され、上記32,500ドル処を目指すと思われます。

その反面、35,600ドルを終値で上回るようなら、直近の上昇はリバウンドではなく、むしろ新たな上昇トレンド入りの可能性があります。これは、33,785ドル(10/1安値)からのマイナー級第5波の上昇が、まだ継続していることを示唆します。ただこの見方は、今後33,785ドルを一時的にも下回った時点でキャンセルされます。
【12月7日 8:10更新】


<米ドル/円>
米ドル/円週足エリオット波動
米ドル/円は今年1月以来、(C)波の上昇トレンドが進行中です。エリオット波動と8年サイクルに基づき、2023-24年に2015年の高値(125.860円)を上回る、これが中長期の基本観です。ちなみに筆者が描く理想的なシナリオは、「2023年6月頃に1ドル=150-160円を達成する」というものです。

【週足&日足・エリオット波動分析】 112円台前半に複数のサポートを確認
米ドル/円は24日(水)に付けた4年8ヵ月ぶり高値(115.491円)以降、上値が重い展開が続いています。
その一方、112円台半ばでは押し目買いが入っており、下値も堅い印象です。

フィボナッチ比率に基づくと、112円台前半には以下のサポートレベルが集まっています。
[112.443円]・・1月安値(102.579円)から11月高値(115.491円)までの米ドル/円上昇に対する23.6%押し
[112.425円]‥4月安値(107.466円)から11月高値(115.491円)までの米ドル高・円安に対する38.2%押し
さらに112.322円(後述)というサポートもあります。

米ドル/円は112円台での下値固めを経て、2016年12月高値(118.660円)へ向けた、次の上昇トレンド開始となりそうです。
米ドル/円日足エリオット波動分析
【時間足・エリオット波動分析】
米ドル/円は109.110円(9/22)を起点に、第(3)波の上昇トレンドが進行中とみられます。

この第(3)波中第1波の高値は、114.669円(10/20)、そこからは、第2波の調整が進行中とみられます。
第2波のパターンはエクスパンディッド・フラット、115.491円(11/24)からはマルc波の下落に当たります。

エクスパンディッド・フラットにおいて、A波とC波の長さは、1:1.618となる傾向が強いとされています。
今回の場合、マルa波(114.669円→112.711円)の長さは1.958円ですから、マルc波の長さは3.168円(=1.958円×1.618)になるとみることができ、これを計算すると第2波のメドとして112.322円が導かれます。この節目に11月30日の安値112.499円は近いものでした。第2波は終わったか、終わりつつある、とみられます。
【12月7日8:55更新】
米ドル/円時間足チャートのエリオット波動

エリオット波動とは
株式・為替動向を予想する心強いテクニカル手法
米国人ラルフ・ネルソン・エリオットが提唱した、今後の株式や為替など市場価格の動向を予想する手法です。相場は5つの上昇波と3つの下降波(合計8つの波)で一つの周期を作るパターンに従って展開するとされます。
このパターンは集団心理によるもので、数分から数十年といった様々な時間軸において観察されます。
フィボナッチ数列、黄金分割比率をチャート分析に初めて導入したのもエリオットです。


topへ