エリオット波動・宮田レポート(短期アップデート) ※10月29日更新

2021/10/29 11:53

宮田エリオット波動レポート(短期アップデート)

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【日経平均】
・アニヴァーサリーとして注目度の高い10月末
【当面の想定レンジ】 28,000~29,800円

【NYダウ】
・今年もハロウィンからラリー開始となるか?
【当面の想定レンジ】 35,000~36,500ドル

【米ドル/円】
・114.690円を意識した保ち合い局面
【当面の想定レンジ】 113.000~115.000円

<日経平均>
日経平均週足エリオット波動カウント

アニヴァーサリーとして注目度の高い10月末

昨年の日経平均は、3月コロナショックからの急反発が6月上旬に一巡し、その後は狭いレンジでじり高の動きが続きました。このようなレンジ相場が突如終わったのは10月30日のことで(上チャート参照)、日経平均はこの日の安値(22,948円)から今年2月高値(30,714円)まで3ヵ月余り、ほぼ一貫して上昇しました。このときのラリーは、11月上旬の米大統領選という一大イベントを織り込む動きでした。

元々、過去相場が転機を迎えた日から〇周年(アニヴァーサリー)というのは注目すべき日柄です。とりわけ今年10月末は、昨年の米大統領選ラリーの開始日から1週年であり、衆院の投開票日(10/31)にも当たっています。日経平均にとって、より注目度の高いタイミングとなりそうです。イベント通過による安心感により─投票結果がよほどのネガティブサプライズにならない限り─日経平均のラリー開始がまもなく期待できるかもしれません。

【週足・エリオット波動分析】 
[波動カウント#1] 第(2)波「フラット」は終了した可能性
30,714円(2/16高値)を以て第➂波中第(1)波が終わり、以来、第➂波中第(2)波に位置付けられます。
この第(2)波パターンは、「フラット(A-B-C, 3-3-5)」とみられます。

TOPIXは引き続き200日移動平均線を維持しています。騰落レシオは1年3ヵ月ぶりの「下がり過ぎ」を示した(10/21)後も引き続き、低水準にあります。日経平均の9月高値からの第(2)波におけるC波(5波構成)は、27,293円(10/6安値)を以て終わった可能性があります。

日柄的にも、日経平均の第(2)波が始まった2月第3週から33週(フィボナッチ数34マイナス1)目が10月第1週(10/4-8)です。それと併せ、日経平均が21週(フィボナッチ数)サイクル安値を付けた、とみなすこともできましょう。

この見方が正しければ、日経平均は現在、2022年にかけてのダイナミックなラリー、第(3)波の序盤に位置することになります。
日経平均週足エリオット波動カウント2

[波動カウント#2] 第(2)波「ジグザグ」
30,795円(9/14高値)を以て第➂波中第(1)波が終わり、以来、第➂波中第(2)波の調整局面が進行中です。第(2)波はジグザグ(A-B-C, 5-3-5)パターンを辿るでしょう。

29,489円(10/20高値)からはC波の下落に入ったかもしれません。この見方によれば、日経平均の現在位置は、スピード調整の後半に当たることになります。
この波動カウント通りなら、日経平均は、25,277円(20年3月安値からの上昇に対する38.2%押し)付近へ下押しする可能性があります。

なおA波の下げ日数を数えると、それは15営業日(9/14~10/6、両端入れ)でした。C波も同じ15営業日下げるとすると、C波の底入れは11月9日(火)か、その前後と想定されます。

日経平均時間足エリオット波動分析
【時間足・エリオット波動分析】 
波動カウント#1によれば、2月高値以来の第(2)波は27,293円(10/6安値)を以て終わり、足元の上昇は第(3)波の初動段階とみることができます。

29,489円(10/20高値)からの下げはマルii波に位置付けられます。マルii波は終わったか、終わりつつあると思われます。今後、29,489円を一時的にも上抜けば、マルiii波入りの可能性が高まります。

もうひとつ、波動カウント#2に基づけば、第(2)波中B波は29,489円(10/20高値)で終了し、そこからはC波の下落局面にあるとみられます。

上記二つの波動カウントの正否はおそらく、衆院選の結果を受けた来週の動きによって判明するでしょう。
どちらの波動カウントにも共通するのは、中長期では強気見通しということです。
【10月28日16:15更新】
TOPIX日足チャートのエリオット波動分析・騰落レシオ


<NYダウ>

NYダウ日足チャートのエリオット波動分析
【日足&四半期足・エリオット波動分析】 今年もハロウィンからラリー開始となるか
[優先波動カウント]
5月高値(35,091ドル)以来の強気トライアングルは、33,785ドル(10/1安値)を以て完成し、今はトライアングルからの上放れ局面にあります。

今回のトライアングルは完成までに5ヵ月を要し、この間に上昇へのマグマが相当に溜まったものと思われます。トライアングルの期間が長いほど(その規模が大きいほど)、上放れ後のラリーは大きく、力強いものになる傾向があります。

シーズナリティ(年間季節性)からみても、米国株は毎年のように、ハロウィン(10月31日)辺りから翌年5月にかけてリターンが高いことが知られています。
今年これまでのところ、NYダウはほぼシーズナリティに沿った動きをしているように思われます。ここからは、2022年の4~5月にかけてのラリーを期待できるかもしれません。

次のメジャー上値抵抗線は、1932年安値と1982年安値をベースとする、上昇チャネルライン上限(現在は42,149ドル)です。
【10月29日 9:20更新】
NYダウ長期エリオット波動カウント
[NYダウのシーズナリティ]
NYダウのシーズナリティ

NYダウ時間足チャートのエリオット波動分析

<米ドル/円>

米ドル/円日足チャートのエリオット波動分析
米ドル/円は今年1月以来、(C)波の上昇トレンドが進行中です。エリオット波動と8年サイクルに基づき、2023-24年に2015年の高値(125.860円)を上回る、これが筆者の中長期の基本観です。

【週足・エリオット波動分析】 114.690円を意識した保ち合い局面
既に、今年これまでの米ドル/円の変動幅は2016年以来5年ぶりの大きさとなっています。このことは、米ドル/円が2017年以来の「休止期」を終え、いよいよ次の「活動期」が始まったことの証左といえるでしょう。

米ドル/円はおよそ4年ぶり高値の114.669円(10/20)を付けてからは、「小休止」状態となっています。現在は短期的な保ち合い局面にありますが、遠からず、2017年11月6日に付けた114.690円を明確にブレイクすることでしょう。

心理的節目としての115円を除き、2016年12月に付けた118.660円まで、チャート上これという節目は見当たりません。なお118.660円を巡って、「メインシナリオ」「サブシナリオ」があります。詳細はマンスリー・フォーカス(10/27)(※クリックすると開きます)をご覧ください。

米ドル/円日足チャートのエリオット波動分析
【日足&時間足・エリオット波動分析】
110.941円(3/31)からの第(2)波は、109.110円(9/22)を以て終了し、そこからは第(3)波の米ドル高・円安トレンドがスタートしたとみています。

110.811円(10/4)からのマルiii波は114.669円(10/20)で終わり、今はマルiv波が進行中とカウントできます。

マルii波(9/30-10/4)が「ジグザグ」だったことから、足元のマルiv波は「トライアングル」「フラット」など保ち合いパターンになることが予想されます。マルiv波の想定レンジは、113円~114.500円です。

このマルiv波を経て、次はマルv波の上昇が想定されますが、それは115円処を試すでしょう。
【10月29日10:45更新】

米ドル/円時間足チャートのエリオット波動

エリオット波動とは
株式・為替動向を予想する心強いテクニカル手法
米国人ラルフ・ネルソン・エリオットが提唱した、今後の株式や為替など市場価格の動向を予想する手法です。相場は5つの上昇波と3つの下降波(合計8つの波)で一つの周期を作るパターンに従って展開するとされます。
このパターンは集団心理によるもので、数分から数十年といった様々な時間軸において観察されます。
フィボナッチ数列、黄金分割比率をチャート分析に初めて導入したのもエリオットです。


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