エリオット波動・宮田レポート(短期アップデート) ※10月19日更新

2021/10/19 10:15

宮田エリオット波動レポート

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【日経平均】
・下げ半値戻りを回復─全値戻りコースに入ったか?
【当面の想定レンジ】 28,580~29,500円

【NYダウ】
・リバウンド完了か、それとも高値更新か?
【当面の想定レンジ】 33,300~35,500ドル

【米ドル/円】
・目先的にも節目114円台後半をブレイクするか?
【当面の想定レンジ】 112.300~115.000円

<日経平均>
日経平均週足エリオット波動カウント
下げ半値戻りを回復─全値戻りコースに入ったか?
18日(月)に日経平均は一時29,144円まで上げる場面がありました。これにより日経平均は、9月14日高値(30,795円)から10月6日安値(27,293円)までの下げに対する半値戻り(29,044円)を回復したことになります。相場格言では「半値戻りは全値戻り」とよく言われます。日経平均は全値戻りのコースに入ったかもしれません。

なお「総選挙期間は株高」のアノマリーが有効とすると、総選挙投開票の前営業日(10月29日)の日経平均終値は、衆院解散前日の終値(10月13日、28,140.28円)を上回ることが期待されます。
【週足・エリオット波動分析】 
[波動カウント#1] 第(2)波「フラット」は終了した可能性
30,714円(2/16高値)を以て第➂波中第(1)波が終わり、以来、第➂波中第(2)波に位置付けられます。
この第(2)波パターンは、「フラット(A-B-C, 3-3-5)」とみられます。

9月高値からの急落は、第(2)波におけるC波(5波構成)に相当します。下値メドは26,954円(8/20安値)付近が適当ですが、27,293円(10/6安値)はそれに近いものでした。

この波動カウントは、TOPIXが200日線を維持する限り有効です。

日柄的にみても、日経平均の第(2)波が始まった2月第3週から33週(フィボナッチ数34マイナス1)目が10月第1週(10/4-8)です。それと併せ、日経平均が21週(フィボナッチ数)サイクル安値を付けた、とみなすこともできましょう。

既に第(2)波は終了した可能性があり、ここからの動きが注目されます。後述しますが、29,500円処のブレイクなるかが鍵です。
日経平均エリオット波動カウント
[波動カウント#2] 第(2)波「ジグザグ」
30,795円(9/14高値)を以て第➂波中第(1)波が終わり、以来、第➂波中第(2)波の調整局面が進行中です。第(2)波はジグザグ(A-B-C, 5-3-5)パターンを辿るでしょう。
現在はB波(リバウンド)に位置付けられ、B波を終えた後にはC波の下落が続くと想定されます。
このC波によって、日経平均は25,277円(20年3月安値からの上昇に対する38.2%押し)付近へ下押しする可能性があります。
日経平均時間足エリオット波動分析
【時間足・エリオット波動分析】 
波動カウント#1によれば、30,795円(9/14)からは2月高値以来の「フラット」中、C波の下落に相当します。このC波を以て第(2)波は終了します。
C波は5波構成(マルi波~マルv波)ですが、27,293円(10/6安値)までを5波構成とカウントすることは可能です。とすると、既に第(2)波は終わったことになります。

もうひとつ、波動カウント#2に基づけば、27,293円は第(2)波のA波底、足元の上昇はB波のリバウンドに位置付けられます。

15日(金)には、目先の節目として注目された28,631円(9月高値からの下げ幅に対する38.2%戻り水準)を明確にクリアしました。そして18日(月)には一時29,144円を付けています。日経平均は、より重要度の高い節目である、29,045円-29,458円(同50%-61.8%戻り)レンジに入ったわけです。

さて今後、日経平均の上昇がレンジ上限の29,500円処までにとどまれば、それはまだB波リバウンドの範疇といえます。

逆に29,500円処を終値でも上抜けば、直近の上昇は単にリバウンドにとどまらず、むしろ新たな上昇トレンドに入った公算が大きくなります。つまり、波動カウント#1がより現実味を帯びることになるでしょう。
【10月18日16:30更新】
TOPIX日足チャートのエリオット波動分析・騰落レシオ


<NYダウ>
NYダウ日足チャートのエリオット波動分析
【日足・エリオット波動分析】 リバウンド完了か、それとも高値更新か?
NYダウは33,271ドル(6/18安値)からの上昇パターン=「(エンディング)ダイアゴナル・トライアングル」を完成後、大きな調整局面が進行中とみています。

その最小ターゲットは33,271ドルです。2020年3月安値からのラリー(=第(1)波)が終わった可能性も小さくなく、最終的には33,271ドルをも大きく下回るかもしれません。

実際、米国株市場はバリュエーション面でも、依然として割安とはいえません。この点は、日本株市場と大きく異なる点です。

この1ヵ月近くの間、NYダウは下落トレンドにおける、中段保ち合い局面にあるようです。この保ち合い局面を経て、次の下降波入りとなるでしょう。

一方、足元で別の見通し(強気)が浮上してきました(後述)。この場合、NYダウは高値更新が想定されます。

【時間足・エリオット波動分析】
[波動カウント#1]
NYダウは35,510ドル(8/30高値)を以て、33,271ドル(6/18安値)からの第(v)波を終え、大きな調整に入ったとみています。

33,613ドル(9/20安値)からは第ii波・リバウンド局面とみられます。18日には一時35,327ドルまで上昇しており、リバウンドはほぼ上限に達しつつあります。もしそうであれば、目先的にも第iii波の下落に転じるでしょう。

6月下旬以降、ヘッド・アンド・ショルダーズが形成されています。今後33,613ドル(9/20安値)を下回ると、ネックライン割れ=弱気パターン確認となります。

この場合はおそらく、NYダウは、ダイアゴナル・トライアングルの始点である33,271ドル(6/18安値)をも下回る展開となるでしょう。
NYダウ時間足チャートのエリオット波動分析
[波動カウント#2]
5月高値(35,091ドル)以来、5ヵ月近くにわたる強気トライアングルは、33,785ドル(10/1安値)を以て完成し、今はトライアングルからの上放れ局面にあります。

この波動カウントが正しければ、NYダウは遠からず史上最高値を更新することでしょう。そしてこの強気カウントからは、2022年の「NYダウ4万ドル」というシナリオさえ、現実味を帯びてくることになりそうです。
【10月19日 10:10更新】
NYダウ時間足チャート


<米ドル/円>
米ドル/円週足エリオット波動カウント
米ドル/円は今年1月以来、(C)波の上昇トレンドが進行中です。エリオット波動と8年サイクルに基づき、2023-24年に2015年の高値(125.860円)を上回る、これが筆者の中長期の基本観です。

【週足・エリオット波動分析】 目先的にも節目114円台後半をブレイクするか?
米ドル/円は足元で114円台前半と3年ぶり円安となっています。
既に、今年これまでの米ドル/円の変動幅は2016年以来5年ぶりの大きさとなっています。このことは、米ドル/円が2017年以来の「休止期」を終え、いよいよ次の「活動期」が始まったことの証左といえるでしょう。

いよいよ2017年半ばから2018年10月までの上限である、114円台後半を試す局面を迎えています。普通に(?) みれば、そろそろ米ドル/円は一服しやすいところかもしれません。もっとも、現在の波動位置は「サード・オブ・サード」という米ドル高・円安トレンドに位置づけられます。それはダイナミックな動きとなるべき波動であり、ここから114円台後半を一気にブレイクしてもおかしくないですし、そして年末にかけては115円-118円へ達する可能性があります。
米ドル/円日足エリオット波動分析
【日足&時間足・エリオット波動分析】
110.941円(3/31)からの第(2)波は、109.110円(9/22)を以て終了し、そこからは第(3)波の米ドル高・円安トレンドがスタートしたとみています。

110.811円(10/4)を起点に、第(3)波中第3波、「サード・オブ・サード」のパワフルな米ドル高・円安トレンドに入った可能性が高いでしょう。この波動位置に相応しい、ダイナミックな動きが進行しています。

この「サード・オブ・サード」により、114円台後半(114.510円-114.690円)の節目は一気にブレイクされる可能性があり、目先の動きが引き続き注目されます。
【10月19日9:30更新】
米ドル/円時間足チャートのエリオット波動

エリオット波動とは
株式・為替動向を予想する心強いテクニカル手法
米国人ラルフ・ネルソン・エリオットが提唱した、今後の株式や為替など市場価格の動向を予想する手法です。相場は5つの上昇波と3つの下降波(合計8つの波)で一つの周期を作るパターンに従って展開するとされます。
このパターンは集団心理によるもので、数分から数十年といった様々な時間軸において観察されます。
フィボナッチ数列、黄金分割比率をチャート分析に初めて導入したのもエリオットです。

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