23日午前3時結果発表、米FOMCに注目!!

2021/09/22 09:00

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・FOMC(米連邦公開市場委員会)では、テーパリングの開始が発表されるか否か
・FOMCメンバーによる政策金利見通しは変化するかどうか
・主要国の株価動向に要注意。リスクオフが強まる可能性もあり

(欧米市場レビュー)

21日の欧米時間の外為市場では、
が堅調に推移。一時、米ドル/円は109.172円、ユーロ/円は127.984円、豪ドル/円は78.845円、NZドル/円は76.335円へと下落しました。

中国恒大集団(中国の不動産開発大手)のデフォルト(債務不履行)への懸念が引き続き円の支援材料となりました(リスクオフの動き)。また、NYダウが弱含んだことも、リスクオフ(リスク回避)の円買いの一因となりました。NYダウの終値は、前日比50.63ドル安の33,919.84ドル。一時は前日終値比343ドル上昇したものの、その後下げ幅を縮小し、結局マイナス圏で取引を終えました。

カナダの総選挙(定数338)は、自由党(与党)が第1党を維持。議席数は確定していませんが、自由党の獲得議席は158(解散前は155議席)と予想されており、単独過半数(170議席)には届かないもようです。最大野党の保守党の獲得議席は解散前(119議席)とあまり変わらないとみられています。

自由党が第1党を維持するとの報道を受け、カナダドル/円は東京時間に上昇。一時、85.957円へと値上がりしました。しかし、NY時間に入り、リスクオフの動きから円買い圧力が強まると、カナダドル/円は下値を試す展開に。85.021円へと下落する場面がありました。

(本日の相場見通し)

本日、FOMC(米連邦公開市場委員会)が開かれます。FOMCの結果は日本時間23日午前3時に発表され、その後午前3時30分からパウエルFRB(米連邦準備理事会)議長が会見を行います。

FOMCでは、政策金利(現在は0~0.25%)の据え置きが決まるとみられます。焦点は、テーパリング(量的緩和の縮小)の開始が発表されるかどうか。また、FOMC参加者による政策金利見通し(ドット・プロット)にも注目です。

テーパリングの開始が発表される、あるいはドット・プロットの中央値が示唆する利上げ開始の時期が前回6月の「2023年中」から前倒しされた場合、米ドル高材料になる可能性があります。

主要国の株価動向には引き続き要注意です。主要国の株価が軟調に推移すれば、リスクオフの動きが一段と強まり、円高や米ドル高(対円以外)が進む可能性があります。なお、中国本土の株式市場は本日取引が再開されます(20日と21日は中秋節のため休場でした)。

目先の下値メドとして、豪ドル/77.843(8/20安値)、カナダドル/84.659(8/20安値)、メキシコペソ/は200日移動平均線(9/22時点で5.367円)が挙げられます。

本日はまた、日銀の金融政策決定会合が開かれます。会合では、金融政策の現状維持が決定されるとみられます。その通りの結果となり、会合後に行われる黒田日銀総裁の会見(日本時間15:30)もサプライズがなければ、市場の反応は限定的になりそうです。

※明日23日は、日本が祝日です。市場参加者が減少して流動性が低下する分、値動きが増幅される可能性がありますのでご注意ください。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。


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