米トルコ首脳会談開催、トルコリラが反応する可能性も

2021/06/14 08:52

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・行動制限の解除延期が発表されれば、英ポンド安材料になりそう
・米トルコ首脳会談を受け、両国の関係改善への期待が高まるか

(欧米市場レビュー)

11日の欧米時間の外為市場では、米ドルが堅調に推移。一時、米ドル/円は109.797円へと上昇し、ユーロ/米ドルは1.20896ドル、豪ドル/米ドルは0.76879米ドルへと下落しました。米国の長期金利(10年物国債利回り)が上昇し、米ドル高材料となりました。

トルコリラも上昇。トルコリラ/円は一時13.133円へと値上がりしました。米トルコ首脳会談を14日に控え、ポジション調整が中心とみられます。

(本日の相場見通し)

米ドル/円は2週間以上にわたり、109.000円~110.300円のレンジで上下動を繰り返しており、目先の方向感を失っています。

本日、米国の主要経済指標の発表はありません。また、15日と16日にはFOMC(米連邦公開市場委員会)という重要経済イベントが控えています(結果発表は日本時間17日午前3時)。米ドル/円は本日も引き続き、上述のレンジ内で推移しそうです。

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「英国は行動制限の全面解除を当初の6月21日から4週間程度延期する」との報道があります。実際に延期が発表されれば、英景気回復への期待が後退して英ポンド安材料になるかもしれません。ユーロ/英ポンド90日移動平均線(6/14時点で0.8627ポンド)が目先の上値メドです。



※行動制限の解除について詳しくは、本日14日の『ファンダメ・ポイント』をご覧ください。

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バイデン米大統領とエルドアン・トルコ大統領は14日、NATO(北大西洋条約機構)首脳会議の合間に会談する予定です。米国はトルコのS400(ロシア製地対空ミサイル)購入に強く反対しており、トランプ政権は対トルコ制裁を発動しました。さらにオスマン帝国によるアルメニア人迫害をジェノサイドとバイデン大統領が認定したことで、両国の関係は冷え込んでいます。

両首脳の会談を受け、両国の関係改善への期待が市場で高まれば、トルコリラが底堅く推移する可能性があります。トルコリラ/円の目先の上値メドとして、13.327円(4/29高値)が挙げられます。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。


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