米ドルが反応!? 米FOMCに注目!!

2021/06/16 08:45

デイリーフラッシュ

【ポイント】
・FOMCでテーパリングに関する議論が開始されるか
・FOMC参加者による政策金利見通し
・カナダCPIの結果を受けてBOCの量的緩和縮小観測は補強されるか

(欧米市場レビュー)

15日の欧米時間の外為市場では、英ポンドが弱含み。一時、英ポンド/米ドルは1.40332ポンド、英ポンド/円は154.529円へと下落し、ユーロ/英ポンドは0.86237ポンドへと上昇しました。英国の制限措置の全面解除が6月21日から7月19日へと延期されたことが引き続き、英ポンドの重石となりました。

(本日の相場見通し)

本日、FOMC(米連邦公開市場委員会)が開かれます。結果は日本時間17日午前3時に発表され、その後午前3時30分からパウエルFRB(米連邦準備理事会)議長が会見を行います。

FOMCでは、金融政策の現状維持が決定されそうです。その場合、テーパリング(量的緩和の縮小)に関する議論の開始が声明やパウエル議長の会見で明らかになるのか、そしてFOMC参加者による政策金利見通しに注目です。前回3月の政策金利見通しでは、2023年末まで据え置きが予想中央値でした。

今回、テーパリングの議論が開始され、かつ政策金利見通しで2023年末までに利上げする可能性が示された場合、米ドル高材料になりそうです。米ドル/円は、110.292円(6/3&4高値)を超えるかもしれません。

※米ドル/円のテクニカル分析は、本日16日の『テクニカル・ポイント』をご覧ください。

***

カナダの5月CPI(消費者物価指数)が本日発表されます(日本時間21:30)。市場予想は前年比3.5%と、上昇率は約10年ぶりの強い伸びだった前月の3.4%から一段と高まるとみられています。

BOC(カナダ中銀)は4月に量的緩和を縮小。カナダ国債の買い入れ目標を週40億カナダドルから30億カナダドルへと減額しました。市場では、7月14日の次回会合で量的緩和のさらなる縮小に踏み切るとの観測があります。

本日のCPIが市場予想を上回る結果になれば、その観測が補強されてカナダドルの支援材料になる可能性があります。カナダドル/円の目先の上値メドとして、90.121円(5/28高値)が挙げられます。

執筆者プロフィール
八代 和也(やしろ かずや)
シニアアナリスト
2001年ひまわり証券入社後、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年、マネースクウェア・ジャパン(現マネースクエア)に入社。豪ドル、NZドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソを中心に分析し、レポート執筆のほか、M2TV出演、セミナー講師を務めている。
【プロフィール】広島県出身。
【趣味】野球・サッカー観戦。
【一言】より分かりやすくタイムリーなレポートを心掛けています。


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