松島新の日刊2分でわかるアメリカアメリカを見る

マーケット: 有事の米ドル買い、リスク敏感通貨軟調

2022/01/25 07:17

日刊2分で見るアメリカ

「米ドル高・円安」

24日の欧米の外国為替市場はリスクオフの展開でした。主要6通貨に対する米ドルの強さを示すドル指数(DXY)は0.3%上昇しました。ロシアのウクライナ侵攻計画をめぐる緊張が金融市場全体に影響、株式相場は一時急落、原油相場は大幅安、米国債利回りは低下するなどリスク回避ムードが強まりました。「有事の買い」で米ドルは堅調。逃避買いで円は底堅く推移しましたが、株式相場の反発を受け軟化しました。一方でリスクに敏感な豪ドルなどが軟調に推移しました。

米ドル/円は0.3%高。米国東部時24日午後4時(日本時間25日午前6時)時点で1ドル=113円90銭台で取引されました。1ドル=113円47銭~114円00銭のレンジで取引されました。長期金利の指標である米10年物国債利回りは1.75%台に低下。米5年物国債回りは1.54%台に低下。短期金利の指標でFRB政策に敏感な米2年物国債の利回りは0.98%台に低下しました。

ユーロ/米ドルは0.2%安。1ユーロ=1.13ドル台前半で推移しました。ユーロ/円は1ユーロ=129円ちょうど近辺のほぼ横ばい水準でした。ユーロ圏の1月の総合購買担当者景気指数(PMI)が予想を下振れました。英ポンド/米ドルは0.5%安。英ポンド/円は1ポンド=153円70銭台のポンド安水準でした。イギリスの1月の総合購買担当者景気指数(PMI)は予想を下回りました。

資源国通貨は続落。カナダドルは対米ドルで0.4%安。クロス取引のカナダドル/円は1カナダドル=90円10銭台に小幅下落。豪ドル/米ドルは0.6%安。クロス取引の豪ドル/円は81円30銭台に下落。NZドルは対米ドルで続落。NZドル/円は76円30銭台の小幅NZドル安水準でした。豪ドル/NZドルは小幅安でした。

新興国通貨は対円でまちまち。ロシアルーブルは大幅安でした。トルコリラ/円は小幅高。1リラ=8円40銭台で推移しました。南アフリカランド/円は反落、1ランド=7円40銭台で推移。メキシコペソ/円は0.2%安、5円50銭台前半で取引されました。

「ダウ99ドル反発、1115ドル安から買い戻し」

24日のヨーロッパ株式市場は急落。ヨーロッパの17カ国の上位600社で構成されるSTOXX600は3.8%安。フランクフルトDAXは3.8%安。ロンドンFTSEは2.6%下落しました。

アメリカの株式市場は反発。ダウは一時1115ドル急落したものの、終盤に上昇に転じるジェットコースターのような展開でした。ダウの終値は前日比99ドル、率にして0.3%高。S&P500は0.3%高。ナスダックは0.6%反発しました。小型株の指数であるラッセル2000は2.3%上昇。恐怖指数であるVIXは4%上昇しました。

ニューヨーク原油(WTI)先物3月物は2.1%安の83ドル31セント。金2月物は0.5%高の1841ドル70セントでした。

*NY時間24日午後4時(日本時間25日午前6時)時点の状況です。

[JANUARY 24 2022] No 031844797

topへ