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マーケット: 円相場114円台、トルコリラ急上昇

2022/01/13 07:27

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「米CPIは米ドル売りで反応」

12日の欧米の外国為替市場の米ドルは軟調でした。主要6通貨に対する米ドルの強さを示すドル指数(DXY)は0.7%低下。2カ月ぶり低水準をつけました。

アメリカの12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比7.0%上昇、コアCPIは前年比5.5%上昇と約40年ぶりの高水準でした。セントルイス地区連銀のブラード総裁は、年内4回の利上げを想定していると述べました。ただ、CPIが予想通りだったこと、高インフレが相場に織り込まれていたこと、品目の一部がインフレのピークが近づいていることを示したことなどで米10年物国債利回りは低下、米ドル売りを誘いました。円相場は114円台に上昇。リスクに敏感な通貨が積極的に買われました。トルコリラは急上昇しました。

米ドル/円は0.7%安。米国東部時12日午後4時(日本時間13日午前6時)時点で1ドル=114円50銭近辺で取引されました。1ドル=114円38銭~115円47銭のレンジで取引されました。長期金利の指標である米10年物国債利回りは1.73%台に低下。米5年物国債回りは1.50%近辺で横ばい。短期金利の指標でFRB政策に敏感な米2年物国債の利回りは0.90%近辺で小動きでした。

ユーロ/米ドルは0.7%高。1ユーロ=1.14ドル台半ばで推移しました。ユーロ/円は1ユーロ=131円10銭台のほぼ横ばい水準でした。英ポンド/米ドルは0.6%高。英ポンド/円は1ポンド=157円ちょうど近辺の小幅ポンド安水準でした。イギリスのジョンソン首相は、2020年のロックダウン中に「酒持ち込み」パーティに出席したことを認め、野党議員からの辞任要求に直面しました。ユーロ/英ポンドは小幅高でした。

資源国通貨は堅調。カナダドルは対米ドルで0.6%高。クロス取引のカナダドル/円は1カナダドル=91円60銭台の小幅カナダドル安水準。豪ドル/米ドルは1.1%高。クロス取引の豪ドル/円は83円40銭台の豪ドル高水準。NZドルは対米ドルで大幅続伸。NZドル/円は78円50銭台に上昇。豪ドル/NZドルはほぼ横ばいでした。

新興国通貨は対円でまちまち。トルコリラ/円は3.7%高と急上昇。1リラ=8円60銭台で推移しました。トルコのエルドアン大統領は、インフレを可能な限り早く低下させると述べました。国営銀行経由の介入があった可能性があります。南アフリカランド/円は続伸、1ランド=7円40銭台で推移。メキシコペソ/円は0.5%安、5円60銭台前半で取引されました。

「ダウ38ドル続伸」

12日のヨーロッパ株式市場は続伸。ヨーロッパの17カ国の上位600社で構成されるSTOXX600は0.7%高。フランクフルトDAXは0.4%高。ロンドンFTSEは0.8%上昇しました。

アメリカの株式市場は続伸。ダウの終値は前日比38ドル、率にして0.1%高。S&P500は0.3%高。ナスダックは0.2%上昇しました。小型株の指数であるラッセル2000は0.8%安。恐怖指数であるVIXは4%低下しました。

ニューヨーク原油(WTI)先物2月物は1.8%高の82ドル64セント。金2月物は0.5%高の1827ドル30セントでした。

*NY時間12日午後4時(日本時間13日午前6時)時点の状況です。

[JANUARY 12 2022] No 031844790

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